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2016年5月 4日 (水)

フェアプレーの大切さ

昨日の町田ゼルビアvsFC岐阜であった「こんなこと」を少しお話しさせてもらいます。



後半に入って両チームとも接触プレーが増え、テレビに映らないというか、音声が拾わない部分でそれなりにバトルが起きそうな伏線がいくつかあった。そして後半30分ぐらいの時に岐阜陣内のコーナー付近に町田が攻め込んだ際に、ボールを持っていた谷澤に阿部がキッついチャージをかました。

この場面、阿部はファールを取られたが、両者が倒れた際に言い争いになり、ちょっと荒れそうな雰囲気になりましたが、そんな場面にベテランGKの高木義成選手がうまく割って入り、まずは谷澤を「まあまあ」となだめて落ち着かせ、さらに阿部にも冷静にやり切ろうと声を掛け、荒れることなくその場をうまく収めてくれた。

それにしても高木選手だが、後半開始直後のハイボール処理でガツンと体を当てられ、左太腿をかなり強打していたし、さらに町田サポからも「早く立てよ」と言う声が出る中で、彼自身だって「イラッ」となってもおかしくはなかったが、なんとか立ち上がり、手だけの動きだけではあったが、町田サポに「まあまあ、早く立つから大丈夫」と意思表示してたのは実に素晴らしいこと。

こんなことがあったら、あのファールの時点で止めに行くどころか、カッとなって走って行ってしまう選手もいるだろうが、あくまでも冷静に、フェアプレーで試合をやり切ろうとする彼の姿勢にちょっと感動。さらにゴール裏にいたボールボーイにも何度か気さくに語りかけ、「今jrユースなの?」とか話しかけていた高木選手。

ちょうど先日、カマタマーレ讃岐の北野監督が、レフリーの誰か(副審か第四審判のどちらからしい)が担架要員に向かって暴言に近い言葉を掛けたとか、そのことについて嘆いたばかりであった中での高木選手の声かけは、改めて「プロ選手は憧れの対象にならないといけない」という大事なことを示してくれたと思う。

たぶん高木選手にとって、特に気にしたことでもないだろうし、普段からやっていることなのだろうが、正直なところ、それができていない選手は多いし、フェアプレーに対しての考え方だってあいまいな選手がいることも否定できない。だからこそ、プレーは熱く、頭の中はクールで!とよく言われるのである。

「のうこうおじさん」という、ユニークなキャラとしても知られる高木選手だが、これからも自分らしいプレーを続けて欲しいし、これからプロを目指す子供たちが憧れる素晴らしい選手であり続けて欲しいと願います。そして高木選手のスタイルというものが、多くの選手に伝わって欲しいとも思います。