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2014年3月21日 (金)

復活の時を迎える相馬ゼルビア

かなり時期を逸してしまった感が強いですが、先日の日曜日に行われた町田 vs 長野の試合は予想どおりの好ゲームになったので、簡単に振り返っておきたい思います。

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さて昨シーズン、2戦とも惨敗となり、いろいろな意味で節目となってしまった町田からみた長野戦。そんな町田だが、再び相馬監督を迎え、大物補強こそ無かったが地味ながらもピンポイントの補強を行い、しっかりファイト出来るチームを目指して準備して来た。シーズン前のトレーニングマッチで見た時も、「昔の繋ぐサッカー」のイメージはあまりないな… と感じていたのだが、その反面で「後ろに引かない戦うサッカー」をしてるという印象を受けたのだが、この日のゲームでも長野相手に一歩も引かない試合を展開し、大きく変わったことをアピール。

それに対して長野は、試合立ち上がりは町田の気迫に押し込まれ完全に受けに回ってしまう。20分まで相手に押し込まれる展開が続いたが、中盤の両ワイドを外側ではなく内に絞った位置どりに変える事で町田の遠藤、大竹の動きに対応しだし、徐々に流れを押し戻して行き、後半は概ね自分たちのペースで試合を薦める事に成功。また今季新たなるターゲットマンとして、戦術の幅を広げるためのキーマンとして期待のかかる三根をデビューさせるなど、ドローと終わった試合の中でもしっかりと次への種をまくことを忘れなかった。

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まだシーズンに入ったばかりということもあり、両者ともまだまだ未完成という部分が強かったし、両監督も「チームの熟成度はまだまだですよ」と話はしていたものの、やはりこの2チームがリーグの中で抜きん出た存在である事はアピール出来たはず。切り替えの早いスピーディーなゲームを展開に、倒れればファール! ではない、ワンランク上のフィジカルコンタクトなど、JFLとは違うんだというところを内容でもしっかり見せようとしていたことは評価していいだろう。

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ただひとつ、残念だったのはピッチ状態が非常に悪かったこと。野津田のピッチ状態が2月の大雪の影響を受けたことにより、芝が根付いていないというか、フニャフニャな状態であり、ちょっとでもグッと足に力を入れるだけで芝が大きくめくれてしまうという悪コンディション。そんな状態ということもあり、両チームの選手は、普段なら簡単に踏ん張りが効くような場面で足を取られてしまったり、ボールがスムーズに回らないなど、思うような試合をやれないもどかしい90分間となってしまったことは否定出来ない。

そして両監督は試合終了直後、ピッチ上で「今度はもっといいピッチで試合をしたいね」と、笑顔で再戦を誓ったのである

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本当にサラっとだが、先日の町田vs長野を振り返ってみたのだが、やはり試合前に予想したとおりの緊迫感のある好ゲームになったこの試合。昨年は思わぬ大差がついてしまったこの対戦だが、やはりリーグを盛り上げるために、互いが「好敵手」と思える相手がいないとおもしろくない。そんな中で、長野は順調に今年も成長を続けているが、それに対して町田はライバルに「追いつけ追い越せ」で凄いスピードでチーム力を高めつつある。

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いや、チーム力は元々高かったはずである。相馬監督が作ったチームにポポヴィッチ氏が自分流のスパイスを加え、その時点で過去最高のクオリティを誇るチームに仕上げた「はず」だった。しかし、アルディレス、そして秋田前監督の2人は残念ながらそのクオリティを維持することも成長させることも出来なかった。

そんな中で、再び相馬監督を迎えて「かつての輝き」を取り戻そうとする今季の町田。だが、新監督はポポヴィッチが作り上げたボールをしっかり回す魅力的なサッカーとは違うサッカーを目指している。確かに「魅力的なサッカーやりたい」という到達地点は同じだが、そこにたどり着くまでに再び「強い気持ちをもって戦えるチーム」にしないといけない。その中で改革を行い、引かぬ、下げぬ、恐れぬという意識を徹底させ、昨年のような「迷いながら」のサッカーから脱却した相馬ゼルビア。昨年のように弱いメンタルであったら、後半に押し込まれた時点でゴールを決められ、そこで勝負ありだったであろうが今年は違う。

J2昇格争いの注目を集めるのは長野ばかりではつまらない。一歩先行くチームに待ったを掛ける存在ではなく、J2を経験した「先輩」として、ここら先どこまで町田が存在感を出せるかにも注目して行きたい。

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