« シティ、今季最高のゲームで残留確定 | トップページ | 誇るべきサッカーで長野を変えろ »

2013年10月17日 (木)

第49回全国社会人サッカー大会

今週末の19日から始まる第49回全国社会人サッカー大会。今大会は長崎県を舞台にしておこなわれるが、今回も実に興味深いカードが1回戦から並んでいる。

では、1回戦の対戦カードと簡単な展望をブロックごとに紹介していこう。

<Aブロック>
Match01:@島原陸上 10:00KO
◎ファジアーノ岡山ネクスト vs レイジェンド滋賀FC

Match02:@島原陸上 12:30KO
トヨタ自動車北海道サッカー部 vs ◎グルージャ盛岡

Match03:@平成A 10:00KO
VONDS市原FC vs ◎FC今治

Match04:@平成A 12:30KO
◎サウルコス福井 vs 札幌蹴球団

まさに「プレ地域決勝」と呼べるカード(チーム)が揃ったAブロック。東北1位グルージャ盛岡、北信越1位サウルコス福井、中国1位ファジアーノ岡山ネクスト、四国1位FC今治と、9地域のうちの4地域のチャンピオンが揃い、さらには旧佐川系選手も名を連ね、関東1部でもおかしくない実力を持つVONDS市原も入っており、特に2回戦以降のカードが注目となってくることは必至。

そしてこのブロックの注目となるのは、J3入りを目指しているグルージャ盛岡であろう。東北リーグでは序盤戦こそ不安定であったが、徐々に実力を発揮しだし、先日行われた東京国体では単独チーム(岩手県)として出場して見事3位に入り、さらにその翌週に行われたリーグ最終節で勝利して逆転優勝するなど、チームの勢いは上昇中。

Img_0264

1ヶ月後に迫った地域決勝を見据えて「本気モード」で来る盛岡にとって、このブロックに入ったことは、本当に良かったことかもしれない。そしてもう1チーム注目を挙げるとすればサウルコス福井だろう。

今年から佐野達GM兼監督を迎え、チーム戦略という面で大きく躍進し北信越リーグは無敗のまま優勝。さらにチームは実戦機会を求め、ほぼ単独チーム(福井県)で国体に挑んだが、1回戦の茨城県選抜の粘り強い守りを最後まで崩せず、最後はミスからのカウンター1発に沈んでしまい、まさかの1回戦負けに終わってしまった。

Img_0109

だからこそ、今大会を「リベンジ」と位置づけるサウルコス。佐野監督も「北信越リーグの日程消化が早かったこともあり、実戦から遠ざかってしまい(実戦の)感覚が鈍って調整しづらかった」と語ってくれているが、地域決勝を睨んだこの大会ではしっかり勝ち抜いて最低でも3連戦までは行きたいところであり、地域上位との連戦で感覚を掴んで欲しい。

本命:グルージャ盛岡 対抗:サウルコス福井

---------------------------------

<Bブロック>
Match05:@平成B 10:00KO 
ジョイフル本田つくばFC vs 三菱重工長崎SC

Match06:@平成B 12:30KO 
矢崎バレンテFC vs 関大FC2008

Match07:@平成C 10:00KO 
△ヴェルフェたかはら那須 vs ◎FC大阪

Match08:@平成C 12:30KO 
△FC KAGOSHIMA vs 藤枝市役所サッカー部

今大会の中では、やや注目度が低いブロックとなってしまうが、関西優勝のFC大阪と、関東2位でリーグ戦を終了してしまったヴェルフェたかはら那須との対戦は楽しみであり、この大会で「復活」を果たしたいヴェルフェにとって初戦が大一番となってくる。

本命:ヴェルフェたかはら那須 対抗:FC大阪

---------------------------------

<Cブロック>   
Match09:@平成人芝 10:00KO 
時津サッカークラブ vs 浦安サッカークラブ

Match10:@平成人芝 12:30KO 
トヨタ蹴球団 vs △アミティエ・スポーツクラブ

Match11:@国見総合 10:00KO 
FC北陸 vs 新日鐵住金大分サッカー部

Match12:@国見総合 12:30KO 
レノファ山口FC vs tonan前橋

Aブロックと並んで注目となるこのCブロック。Aブロックが「プレ地域決勝」という感じに対して、こちらは地域決勝出場権を賭けた「敗者復活戦」というイメージが強い。その中でも注目なのは浦安SC、レノファ山口、 tonan前橋の3チームであろう。関東2部所属の浦安にとっては、最初からこの大会で上位に入るのが目標の一つでもあったのだが、正直なところ実力的には関東一部優勝のFC KOREAと同等レベルの実力を備えており、今大会の優勝候補と言っても過言ではない存在と言えるだろう。

Img_0042

さらにおもしろいカードが並ぶ1回戦の中で、最も注目を集めるカードとなるのがレノファ山口 vs tonan前橋の対戦ではないだろうか?

どちらもJ準加盟&J3参加を表明したクラブであり、さらに両者とも所属地域リーグにおいては優勝できなかった(両者とも3位)。すでにtonanの方はJ3での審査は落ちてしまったが、レノファは「最終選考」に残っているクラブであり、この大会は結果を出して地域決勝出場権を獲得するための、大切な「追試」となってくる。

Img_0017

しかし相手のtonanとて、来季のJ3入りはなくなってしまったものの、JFL参入という「別ルート」の可能性は残したいところであり、こちらも負けられない戦いとなる。両者にとって、初戦から「決勝戦」のような戦いとなってくるが、その結果はどうなるだろうか…

本命:浦安SC 対抗:レノファ山口

---------------------------------

<Dブロック>
Match13:@百花台 10:00KO 
千葉教員サッカークラブ vs 六花亭マルセイズFC

Match14:@百花台 12:30KO 
△FC岐阜SECOND vs 高知UトラスターFC

Match15:@愛野 10:00KO 
△ヴァンラーレ八戸 FC vs △ディツォーラ島根

Match16:@愛野 12:30KO 
◎ヴォルカ鹿児島 vs バンディオンセ加古川

すでに地域決勝の出場権を獲得しているのは九州のヴォルカ鹿児島だけとなっているこのブロックだが、東北2位ヴァンラーレ八戸、東海2位FC岐阜SECOND、中国2位ディツォーラ島根、さらに全国大会の常連バンディオンセ加古川など実力派クラブが揃っており、好カード続出の予感がしている。

そんな中で注目なのはJ3参入にも名乗りを挙げたヴァンラーレ八戸。リーグでは序盤から安定した戦いぶりを見せ終盤まで首位をキープしてきたが、ラストでグルージャに抜かれてしまい2位で終了。tonan同様、来季のJ3入りはないため、この大会をJFL入りの足がかりとしたい。

さらに先日行われた東京国体において、準優勝を果たした岐阜SECONDにも期待がかかる。本体であるFC岐阜の経営が不安定であるため、SECONDチームがJFLで戦う可能性は低いが、Jクラブのセカンドチームとして、出る大会において結果を出すことは選手個人のトップチーム昇格に繋がってくる可能性もあるので、選手たちのモチベーションは決して低くはない。

また、地味な注目だが、千葉県リーグ所属の市川教員SCが、大会で全国も強豪相手にどこまでやれるかは楽しみなところであり、11月に行われる関東リーグ昇格を賭けた関東社会人サッカー大会に向けて、本大会をいい経験の場にして欲しいところだ。

本命:ヴァンラーレ八戸 対抗:ヴォルカ鹿児島

※◎→地域決勝出場決定クラブ
※△→所属地域リーグ2位クラブ
-----------------------------------------------

という感じになっている1回戦の組み合わせ。
過去には「罰ゲーム」とまで言われたこの大会。以前は月曜日からのベスト8を避けたいがために「負け抜け?」なんていうことも囁かれたものの、現在は「本気モード」で来るチームがほとんどとなり、実力伯仲のおもしろい大会になりつつある。

また、全国9地区のうち7地域の優勝チーム(※北海道のノルブリッツ北海道、関東のFC KOREAは本大会においては予選敗退)が顔を揃えており、地域決勝を睨んだ「プレ大会」という見方もできるこの大会の評価は年々高まっている。

Img_5474

今大会は長崎開催ということで、九州地区以外の方からすれば行きにくい場所でもありますが、注目カードが連日登場するこの大会をぜひ、多くの人に観戦してほしいと思います。

« シティ、今季最高のゲームで残留確定 | トップページ | 誇るべきサッカーで長野を変えろ »

地域リーグ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176307/58400174

この記事へのトラックバック一覧です: 第49回全国社会人サッカー大会:

« シティ、今季最高のゲームで残留確定 | トップページ | 誇るべきサッカーで長野を変えろ »