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2012年1月 4日 (水)

高校サッカー、ベスト8決定

1月3日に高校サッカー選手権3回戦が駒沢、埼スタ、市原、三ツ沢で行われ、下記のような結果となり、ベスト8進出チームが決定した。

【駒沢】
○中京大中京 3-2 済美●
得点者:39・42分宮市、66分熊谷(中京)、47分青木、79分藤本(済美)

○市立西宮 1-1/PK8-7 近大附●
得点者:57分後藤(西宮)、54分荒金(近大)

【埼スタ】
○矢板中央 1-1/PK5-3 國學院久我山●
得点者:1分福澤(矢板)、14分大畑(久我山)

○大分 1-0 青森山田●
得点者:57分梶谷(大分)

【市原】
○四日市中央工 1-1/PK4-2 立命館宇治●
得点者:80+1分浅野(四中工)、45分谷口(立命館)

●清水商 0-3 市立船橋○
得点者:13分米塚、54分小出、77分菅野(市船)

【三ツ沢】
●桐光学園 3-3/PK2-4 尚志○
得点者:48分高橋将、55分橋本、64分高橋孝(桐光)、22分高、53分皿良、73分後藤(尚志)

○桐生第一 4-1 奈良育英●
得点者:37分吉森、55分遠藤、66分鈴木、79分金田(桐生)、42分山田真(奈良)

そして3回戦の結果を受けて、明日(5日)に行われるベスト8の対戦カードはこのようになった。

【埼玉スタジアム】
12:05:市立西宮 vs 大分
14:10:桐生第一 vs 尚志

【駒沢陸上競技場】
12:05:中京大中京 vs 四日市中央工
14:10:矢板中央 vs 市立船橋

ということで、あてになるかどうか不明ですが、簡単に展望を。

●市立西宮 vs 大分
大会前から予想しづらい大会と言われたが、有力校と目された山梨学院、青森山田が揃って敗退。その中で、ノーマークだった市立西宮が堂々とベスト8進出を決めたことは賞賛に値するであろう。

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また、初戦で10得点を奪った大分高校も勢いを持続して浦和東、そして青森山田も撃破。この勢いに乗る2チームがベスト8で対戦するが、どちらが勝っても初の国立となるのだが、抜群のチームワークと堅い守備で快進撃を続ける西宮、速い展開から自慢の攻撃力を活かす大分と、それぞれのチームカラーが違う同士の対戦は非常におもしろいものになるだろう。

●桐生第一 vs 尚志
今大会において山梨学院の白崎凌兵、清水商の風間宏矢と並んで注目の選手に挙げられていた桐生第一の鈴木武蔵だが、今大会に入って抜群の決定力を見せ、チームの勝利に大きく貢献。昨年に比べて「小粒」と言われたが、やはり能力の高いタレント軍団であった前橋育英を下したことはダテではないことを証明した桐生第一。鈴木が相手マークを引きつけたところで、2列目の3人が虎視眈々とゴールを狙うサッカーで、一気に国立を目指したいところだ。

それに対して、震災の影響がいまだに残る福島に元気を与えたいと願う尚志は、2戦連続して苦戦しながらも粘って勝ち抜いてきたのだが、準々決勝でもその「粘り」が発揮出来るだろうか? 尚志としては接戦に持ち込みたい。

●中京大中京 vs 四日市中央工
さて、初戦の作陽戦で大苦戦しながらも、辛くもPK戦で勝ち上がった中京大中京は3回戦で宮市亮の弟である剛が2得点を挙げ勝利に貢献。

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そして中京と激突するのは、プリンスリーグ東海などでも対戦している四日市中央工であるのだが、四中工の樋口監督は3回戦を終えた直後に「中京さんはテクニックがあるから、今日のような試合をしてしまった絶対ダメですね」と語った。

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確かに、3回戦の立命館宇治戦は、序盤から主導権を握り、何度も決定機を迎えたのだがことごとく外してしまい、徐々に相手のペースに引き込まれてしまい、敗戦も覚悟しなければいけない試合であった。しかし、攻撃陣の勢いは決して下り坂ではなく、その勢いは持続していると見た方がいいだろう。あとは、四中工のゴールを守る1年生守護神・中村研吾のスーパーセーブに期待したい。

●矢板中央 vs 市立船橋
清水商との「超名門対決」を3-0という完全勝利で終えた市立船橋は、同じく関東の矢板中央と激突。初戦こそ苦戦した市船だが、清水商との一戦では実に素晴らしい試合巧者ぶりを発揮。相手のキーマンである風間には、エースキラーに指名された1年生の磐瀬剛が見事な活躍を見せ、風間にまったくといっていいほどボールに触らせない。

さらには磐瀬だけではなく、どの場面でも守備においては数的有利を作って清水商からボールを奪い取っていく。攻撃においては1年を掛けて精度を高めてきたセットプレーから見事に2得点を奪うなど、ソツのないところも見せつけ、優勝候補筆頭であることを強烈にアピール。

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そして今年度から石渡氏(現在は船橋市教員センター職員)からバトンを受け継いで指揮を執る、朝岡隆蔵氏にとっても、監督として初の国立、そして優勝という目標がハッキリと見えてきた。

そんな優勝候補に立ち向かうのは栃木の矢板中央だが、高橋監督は2年前の選手権ベスト4のチームに比べると力は劣りますとコメントしているが、突出した力がない分、全体でカバーしあうサッカーでベスト8までたどり着いてきた。市船戦では相手の速く厳しいプレスに苦戦するであろうが、少ないチャンスに突破口を見いだしたい。

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ベスト8に残った顔ぶれを見ると、過去に国立を経験している学校は四中工、矢板中央、市船の3校のみで、さらに優勝経験のあるのは四中工、市船だけに限られてくる。そして埼スタ会場で予定されている2試合だが、どこが勝っても初の国立切符となるのだが、福島県代表の尚志は「県勢初のベスト4」ということも懸かってくる。

3回戦の試合を見る限りでは、市立船橋が優勝の最右翼であると感じるところだが、どこが市船を止めるかにも注目したいところ。そして快進撃を続ける普通の高校生・市立西宮が夢の舞台である国立にたどりつけるかにも注目したい。

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