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2011年2月20日 - 2011年2月26日

2011年2月24日 (木)

独立リーグG:アルテ vs U-23

独立リーグG 第1節 2月23日@しんとう
アルテ高崎 0-0 ザスパ草津U-23
※1、2本目40分、3本目30分の変則マッチ

JFLのアルテ高崎、関東社会人1部のtonan前橋、大学勢の上部大、高崎経済大、群馬大、関東学園大、そしてザスパ草津U-23と、群馬県にある7チームによる交流、強化を目的とした「独立リーグG」がこの日からスタート。

リーグ戦期間(日程)だが、それぞれの戦いが本格化する時期(アルテのみ、3月からリーグ戦スタートだが)に向けての調整となる2〜3月の間に総当たり1回戦で行われる。(日程未発表の群馬大、高経大を除くチームの日程は一番下に記載しておきます)

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さて、独立リーグG初戦のアルテ高崎vsザスパ草津U-23だが、序盤から「格上」の力をアルテが見せつけて試合が進んでいく。

[U-23スタメン]
ーーーー藤崎ーーーーー
清水ーー枝本ーーー宮下
ーーー川瀬ー市川ーーー
横山ー安田ー飯山ー西野
ーーーー後藤ーーーーー

[アルテスタメン]
ーーーー土井ーーーーー
松尾ーー益子ーーー小林
ーーー望月ー小島ーーー
山藤ー山田ー増田ー布施
ーーーー岩舘ーーーーー

先週末に行われたJ2水戸に勝利して、開幕に向けての手応えを掴んできたアルテは、この日の1本目も開幕を睨んだメンバーで挑んできたのだが、好調を維持してU-23に対して鋭い出足を見せ、序盤からペースをたぐり寄せていく。

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1トップに入った土井だが、190センチの長身を活かしたポストプレーが冴え、高さの無いU-23センターラインとの競り合いにことごとく勝利して前線の起点として抜群の働きを見せる。前でボールをキープして、2列目の松尾、益子、小林が何度もアタックを仕掛けると、U-23はボールをなかなか前に運べない時間帯が続く。さらにU-23の右サイドにおける守備の連携がイマイチで、小林、布施にサイドを破られる場面が続出。

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前4人が攻撃面でそれぞれの役割を果たし、効果的なプレスをかけ続ける中で、中盤でボールキープしている場面において、ところどころでU-23にインターセプトされる場面が何度かあり、カウンターを喰らうシーンもあるなど、まだまだ詰めていかなければいけない点も浮上。

しかし、そんなミスをカバーするほど、チーム全体の連動がよくなったアルテ。FC東京に惨敗したことは無駄ではなかったし、あれがあったからこそ、水戸戦での勝利に繋がり、今の熟成に結びついている。山田ー増田の守る最終ラインも安定し、攻撃の型もはまりつつあり、昨年は岩間(現Vファーレン長崎)がいなければ、攻撃は何も始まらないという状況であったが、1トップ1番手に登り詰めた土井、トップ下の益子、アタッカーの松尾の3人の連動がここに来てはまりだし、新しい可能性を見せ始めている。

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だが、どうしても気がかりなのはフィニッシュであろう。

この日も1本目は完全に主導権を握り、何度もU-23ゴール前まで攻め込んだが、得点を奪うことは最後まで出来なかった。前半は素晴らし戦いをするのは、昨年も同様。そこまではいいのだが、足が止まり出す後半に失点してそのまま敗れてしまうというパターンで苦戦したアルテが、何よりも欲しいのは得点パターンと前半での先制点。独立リーグ初戦では、新しい得点パターンの形は見えた。しかし、一番欲しい結果である「得点」まで結びつかなかったことは、まだまだ反省点であろう。

JFL開幕まで3週間となったが、幸いなことに格上(J2湘南)とのTMや、独立リーグの試合が多数組まれており、課題(フィニッシュ)を克服するためにいい舞台が用意されている。昨年のように、「最後の最後」まで行かないためにも、この実践機会で課題克服と行きたいところだ。

さて、劣勢に回ってしまったU-23だが、やはり「格上」の早く、厳しいプレッシャーの前に大苦戦。前半はスタート時のシステムで行こうと考えていた木村コーチだが、30分を過ぎたところで川瀬を左SBに下げ、ボランチを枝本ー市川に代え、宮下ー藤崎の2トップの4-4-2に変更。

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この時期の草津は練習するグラウンドがまだ雪の中ということで、グラウンド全面を使った練習が出来ず、体育館など狭いスペースでの練習が大半なため、どうしても相手の展開、ドリブル突破などに対しては後手後手となってしまう。そのハンディがモロに出てしまい、相手にいいようにやられてしまったU-23。とりあえず、前半に失点しなかったことだけは評価してもいい点であった。

相手の速いプレスにやられてしまった前半を振り返り、「立ち上がりの5分」「シンプルに繋ぐ」ことをしっかり伝え、アルテの高さ対策としてCBには成田を投入し2本目のゲームに入っていく。

[U-23/2本目]
ーーーー歌丸ーーーーー
清水ーー吹田ーーー宮下
ーーー枝本ー市川ーーー
西野ー川瀬ー成田ー横山
ーーーー島並ーーーーー

※アルテは1本目と同じ

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2本目は指示にあったとおり、立ち上がりをしっかり入り、今度はU-23がペースを握って試合が進んでいく。ディフェンスラインに川瀬、成田という高さのある2人が入ったことで、相手FWの高さに対応出来るようになり、落ち着いた展開が出来るようになっていく。枝本、市川がボールを展開する場面も増え、アタッカー陣の動きも活発化し、3、4、8、10、13分と立て続けにチャンスを築いていく。

対するアルテだが、前半のように主導権をなかなか握れなくなったものの、今度は奪って素速いカウンターで応戦。5分には最終ラインでこぼれを拾って前線の益子にパスを通すと決定的な場面を作り出す。ここはGK島並のファインセーブで得点は奪えず。そして11分にも宮下の突破を山田がチャージで奪うと、素速く松尾に繋いでシュートまで持ち込む。

攻守の切り替えの早いおもしろい試合となってきたリーグ戦初戦だが、2本目20分を過ぎたところでアルテはメンバーを全員チェンジ。

[アルテ交代後]
ーーーー岩沢ーーーーー
伊藤ーー関根ーーー佐藤
ーー練習生ー白山ーーー
塚本ー5ー長谷川ー神谷
ーーーー岡田ーーーーー

※5に関しては後ほど…

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相手のプレスがこれまでの時間帯よりも弱くなり、主導権を完全に握ってボールを回せるようになったU-23。その中でも、これまでの2試合では連携面で「何も出来なかった」マイケル(歌丸)だが、ボールの受け方、呼び込み方で進化を見せ、積極的にシュートを放つ場面も見られた。ただ、守備(プレス)のかけ方はまだまだだし、恵まれた体格を活かしたポストプレーも未開発。しかし、本人も課題を理解し、チームの動きを理解しようと必死に取り組んでおり、これからどう成長していくのか非常に楽しみである。

また、マイケルと同学年とは思えない新加入の吹田だが、こちらは最初から積極性を見せており、いかにも「みやぎのバルセロナ出身」という感じのドリブルで次々と仕掛けていく。だが、体格面でもまだまだ子供で、相手のチャージで簡単にはじかれてしまう場面がまだまだ多い。

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ちっちゃい選手の多いU-23だが、藤崎、宮下、清水などの選手は、上背のないハンディをフィジカルトレーニングとバランス強化で克服しつつある。吹田も先輩に倣い、まずはこの1年で「対大人」とやれるだけの体を作って欲しいと願うところだ。

3本目だが、アルテは同じメンバーに対し、U-23はまたメンバーを変更。藤崎、後藤の後輩にあたる、九州スポーツカレッジからと、成田の後輩にあたる北海道教育大からやってきた練習生の2人に、帰国まで草津に残っているマテウスを含めたメンバーが登場(正式メンバーであるはずの静岡大卒の子はいまだに合流していないのですが…)。

[U-23/3本目]
ーーー歌丸ーー藤崎ーーー
ー清水ーーーーーー吹田ー
ーーー練習生ーマテウスーーー
飯山ー安田ー成田ー練習生
ーーーーー笠原ーーーーー

このセットだが、「試合をやりたくてしようがない」マテウスの動きと声が一番目立った(笑)。そんなにやりたいのなら、もう一年草津に残ればいいのに…と思うのですが、まあ、本人の事情もあるのでそれは致し方のないところ。ただ、もう一年、このチームで練習すればもっといい選手になれるのもまた事実。

さて、ゲームに戻りますが、さすがに練習生2人を含めたメンバーということもあり、連携面でぎこちなさが出てしまい、アルテに押し込まれる場面もあったが、安田、成田が落ち着いて対応して無失点に押さえ込む。攻撃面では、歌丸、藤崎がそれぞれ決定機を迎えたが、決めきれずにスコアレスドローのまま試合終了。

ゲームはスコアレスだったが、互いにしっかり手応えを掴むことができた両者。アルテは今季の目指す形がだいぶ見えてきたし、U-23は広いグラウンドで練習がなかなか出来ないなかでも、早い仕上がりを見せている。それぞれのチームがリーグ戦や公式戦を迎える前に、絶好の調整の機会となったこの独立リーグ。残り試合でそれぞれが感じている課題(アルテは決定力不足、U-23は連携面)が克服できれば、リーグ戦がこれから先も継続し、さらには発展していくことに繋がっていく。

同地域の中で、しのぎを削るチームが集まったリーグだが、それぞれが一緒に戦い、それぞれのチームが強くなっていくことは、地域サッカーの発展に繋がるとてもいい機会。中四国サテライトリーグのように、Jクラブだけではなく、大学勢の強化にも繋がれてくれればと願う独立リーグ。今後の展開が非常に楽しみになってきたところだ。

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さて、アルテの2本目から登場した「背番号5番」ですが、ザスパを応援している方であれば誰だかはすぐにわかると思います。ザスパを退団となり、現在はアルテに練習生として参加中だが、この日は安定したプレーを見せ、正式契約に近づいてきたかもしれない。

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ザスパ時代には、同期の岩田正太同様、自分をアピールすることが出来ずに恵まれた体格がありながらもそれを全く活かすことが出来なかった。まだチームに参加して日数も浅いことから、まだまだ調整中という感じだが、年齢はまだ22歳ということもあり、やり直しは十分可能。選手の特性を見抜き、育成に長けた後藤監督の下の方が、彼には間違いなく合っている気がする。

一日も早く練習生から、正式メンバーとなれるように頑張れ!
小林亮太!!

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最後に独立リーグで現時点でわかっている日程を記載しておきます

[ザスパ草津U-23]
02/23(水) 10:00 アルテ高崎(榛東)
03/01(火) 11:30 tonan前橋(図南野中)
03/02(水) 11:30 上武大学(上武大)
03/08(火) 11:30 高崎経済大学(上武大)
03/09(水) 11:30 群馬大学(上武大)
03/11(金) 11:30 関東学園大(上武大)

[アルテ高崎]
02/23(水) 10:00 ザスパ草津U-23(榛東)
03/01(火) 09:45 上武大学(上武大)
03/02(水) 10:00 tonan前橋(榛東)
03/08(火) 11:30 関東学園大学(図南野中)
03/10(木) 09:45 高崎経済大学(上武大)
03/23(水) 10:00 群馬大学(榛東)

[tonan前橋]
03/01(火) 11:30 ザスパ草津U-23(図南野中)
03/02(水) 10:00 アルテ高崎(榛東)
03/03(木) 11:30 上武大学(図南野中)
03/08(火) 09:45 群馬大学(図南野中)
03/09(水) 11:30 高崎経済大学(図南野中)
03/10(木) 11:30 関東学園大学(図南野中)

[上武大学]
03/01(火) 09:45 アルテ高崎(上武大)
03/02(水) 11:30 ザスパ草津U-23(上武大)
03/03(木) 11:30 tonan前橋(図南野中)
03/09(水) 09:45 関東学園大学(上武大)
03/10(木) 11:30 群馬大学(上武大)
03/11(金) 09:45 高崎経済大学(上武大)

[関東学園大]
03/02(水) 09:45 群馬大学(上武大)
03/04(金) 11:30 高崎経済大学(太田運動公園)
03/08(火) 11:30 アルテ高崎(図南野中)
03/09(水) 09:45 上武大学(上武大)
03/10(木) 11:30 tonan前橋(図南野中)
03/11(金) 11:30 ザスパ草津U23(上武大)

※上記日程は2月23日時点のもので、直前で日程、開始時間の変更となる場合があるので、それぞれオフィシャル発表情報もご確認ください。

2011年2月21日 (月)

TM:横河武蔵野 vs 町田ゼルビア

練習試合 2月20日@横河グラウンド
横河武蔵野 0-1 町田ゼルビア(45分x3本)
1本目:0-0、2本目:0-0、3本目:0-1
[得点者]
3本目24分北井(町田)

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JFL同士のトレーニングマッチとなったこの試合だが、1本目、2本目、3本目と全てがカラーの違う試合となった。

[町田スタメン]
ーー勝又ーディミッチー
ー酒井ーーーーーー星ー
ーーー小川ー柳崎ーーー
藤田ー津田ー田代ーユン
ーーーー吉田ーーーーー

[横河スタメン]
ーーーー関野ーーーーー
高松ー小林ー桜井ー永露
ーーーー岩田ーーーーー
小山ー瀬田ー平岩ー鹿野
ーーーー飯塚ーーーーー

1本目、2本目は開幕を睨み、ともにベストに近い布陣で挑んできたが、1本目はとにかく町田の出足が素晴らしく、得点こそ入らなかったものの仕上がりの良さをアピールした格好となった。

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昨年主力として活躍した木島や深津、讃岐にレンタルされていた飯塚をはじめ、12人がチームを去ったのに対し、新加入は5人のみ。しかし、横浜Fマリノスから期限付き移籍の田代、国士舘大卒の大竹、韓国からやってきたユン、そしてセルビア人助っ人のディミッチとそれぞれ即戦力となる選手を的確に補強。さらに元名古屋U18の三鬼は、U-17日本代表経験もあり将来性は抜群。そして監督も元大分監督であるポポヴィッチ氏を招聘した新生町田。

すでに何試合かTMをこなしているそうだが、システムは昨年同様に中盤がボックス型の4-4-2。そこに新戦力の3人が加わり、中盤の底でチームを支える柳崎のパートナーには小川が入るなど、着実に新しいチームに生まれ変わりつつある。そして新生町田で強烈な印象を与えたのが小川とユンだった。

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昨年は途中交代の短い時間のみの出場しか記憶に無かった小川だが、ボランチに入った姿はチームの心臓として力強く躍動する。豊富な運動量を武器に、武蔵野攻撃陣に素速いプレスを掛け、ボールを奪っていく。鋭い出足で何度もパスカットやインターセプトを成功させ、攻撃の起点としても活躍。10分のインターセプト→ドリブル突破→シュートという流れはお見事というしかない動きであった。

そして新加入のユンは、こちらも豊富な運動量で激しいアップダウンを繰り返し、積極的な攻撃参加を見せ、新しい攻撃のオプションが広がりつつあることをアピール。

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対する横河武蔵野だが、チームを長年支えてきた村山、立花の両ベテランが引退し、冨岡が長野へ移籍したものの、チームが大きく変わることはなく、昨シーズンの戦力が今年もベース。しかし、5年ぶりにチームに戻ってきた小林陽介、明大卒で即戦力として期待される鹿野はすでにスタメンに名を連ねており、システムも中盤の底にアンカーを置く4-1-4-1で調整し続けている。

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だが、序盤から鋭い出足でプレスを掛けてくる町田に対し、後手後手となった武蔵野はシステムが混乱。まったくと言って良いほど、システムの良さを出せず、非常に中途半端な印象だけを与えてしまう。1トップの関野を起点にワイドな攻撃を仕掛けたかった武蔵野だが、町田のサイドアタッカー酒井、星の動きに翻弄され続けた結果、永露、高松のポジショニングが下げられ厳しい時間が続いていく。

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完全にペースを握った町田は22分、またも小川の突破からチャンスを掴み、ゴール前でディミッチのポストプレーから最後は走り込んだ柳崎がシュート。決定的な場面を迎えたが、シュートは枠の外。さらに30分、高松の不用意なキープを勝又がカットしてそのままシュートするなど、圧倒的な町田ペースのまま試合は進む。

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ここまでの30分で武蔵野はシュートゼロで完全に沈黙していたが、32分、カウンターから小林がやっとファーストシュート。そして40分にも縦パス1本を受けた小林が突破して決定機を作り出すが、ここはGK吉田の好セーブで阻まれる。前半に生まれた武蔵野のチャンスはこの2つだけだったが、どちらも縦に抜ける速さ、読みは「小林ならでは」のものであり、まだまだ「やれる選手」ということを印象づけた。

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だが、武蔵野チャンスは上記のとおり前半はこの2つだけで、37分には関野の突破は新加入の田代に奪われ、そのままゴール前までドリブルで持って行かれてまたもピンチを迎えるなど、よく前半は0点でおさえたな…という感じであった。

さて、2本目も同じメンバーで始まったが、武蔵野は前半のように4-1-4-1に固執するのではなく、小林がやや前に張るような形をとり4-4-2、もしくは4-2-3-1といったような形に変えてくる。さらには前からのプレスが掛かるようになると町田も前半のような攻勢にでる時間帯は激減。

10分には小林がこの日3本目のシュートを放ち、試合の流れをより武蔵野に引き寄せていく。だが、ポゼッションでは優るものの、相手ゴール前で決定的場面を作るまでに持ち込めず、20分に永露、小林が交代し、勝野、野木が投入すると再びシステムは4-1-4-1へ。しかし、前半のような運動量のない町田に対して、武蔵野はやっとシステムが機能しだす。

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ーーーー関野ーーーーー
高松ー岩田ー桜井ー勝野
ーーーー平岩ーーーーー
鹿野ー小山ー瀬田ー野木
ーーーー飯塚ーーーーー

しかし、町田守備陣の守備も堅く主力組同士の対戦となった1、2本目は結局スコアレスのまま終了。

前半の町田は文句の着けようのない試合を見せたが、後半の立ち上がりに相手のハイプレスを受けた途端、主導権を握れなかったことは悔やまれるところ。また、ポポヴィッチ監督は、前からのプレスには満足感を示したが、サイドバックとアタッカーの連携面(サポート)では不満が残った。2トップにボールが入ったときの、2列目のサポート(位置取り)、サイドバック、サイドアタッカーが持ったときのサポートのスピードなど、細かい部分での指導を試合後にも盛んに行っていた。

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そして武蔵野だが、前半の出来はお世辞でも良いとは言えなかったが、後半はよく立て直したというところ。しかし、昨年も4-3-3の完成を目指したが、バランスが取れず苦しい戦いを強いられ、4-4-2で戦ったこともあった。今年は最終的に理想を貫くのか、現実を選ぶのか依田監督の決断に注目したいところだが、先日の明大BチームとのTMを見ても4-1-4-1で行くことが濃厚。開幕まで1ヶ月を切ったが、どこまでこのシステムが浸透できるのか? バランスを巧く取れるようになるのか? 復帰した小林の活躍にも期待がかかるが、アンカー役をまかされるであろう、平岩、岩田の活躍が今季の武蔵野のポイントになってくるはずだ。

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さて3本目だが、ともに控え組が出場したが、こちらのゲームは終始一進一退の展開。システムは町田が4-4-2、武蔵野は4-1-4-1だった。この試合唯一の得点シーンだが、ルーキー三鬼が右サイドを駆け上がり、中へ絶妙なクロスを入れる。すると、中で待っていたコースケ(太田)が頭でキレイに折り返し、後ろから走り込んできた北井が右足で蹴り込んでゴール。

サッカーでよく言われる「3人目」の動きがバッチリはまった得点シーンは見事であった。そしてこの3本目だが、テスト生として町田に参加している「4番」が落ち着いたプレーを見せてくれた。武蔵野が30人登録に対し、町田は現時点で23人。センターバックの位置はケガや出場停止などのことを考えて、厚くしておきたいポジション。ぜひとも正式契約になれれば大きな戦力となっていくだろう。

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また、元名古屋U-18の三鬼だが、7月に所属チームを退団するなど紆余曲折はあったものの、この日はサイドで鋭い突破を見せ、町田で再びかつての輝きを取り戻そうとしている。

さらに武蔵野にも注目したい若手が新加入した。明大卒で即戦力として期待される鹿野ではなく、2007年度の高校サッカー選手権で都立三鷹高校がベスト8に進出したときの選手で、大会優秀選手にも選ばれていた林真人だ。

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高校卒業後はT.F.S.C.(旧東芝府中サッカー部)でプレーしていたが、今季から武蔵野へ移籍。TMではサイドバック、センターバックとしてプレーしているが、選手権でも高い評価を受けた選手でもあり、環境、スピードの違いに慣れ、一日も早くレギュラー組に入れることを期待したい。

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