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2011年2月13日 - 2011年2月19日

2011年2月18日 (金)

TM:尚美大 vs ザスパ草津U-23

練習試合 2月16日@尚美学園大グラウンド
尚美学園大 2-3 ザスパ草津U-23
[得点者]
15分清水、45分藤崎、88分森川(U-23)
16分、51分(尚美大)

先週の上武大学戦に続き、今季2試合目となったU-23は川越にある尚美学園大と2戦目を行った。

[前半スタメン]
藤崎ーー歌丸ーーー森川
ーーーー清水ーーーーー
ーーー白井ー市川ーーー
宮下ー川瀬ー成田ー西野
ーーーー後藤ーーーーー

先週同様、4-3-3システムで挑んできたU-23。

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藤崎ー森川を2トップとする4-4-2が一番しっくりすることはわかっているのだが、新しい選手も入り、新しい可能性を探る中で3トップシステムを今週も継続。ただ、マイケルこと歌丸くんはサイドから真ん中に移動。先週はお世辞でも「良い動き」とは言えなかったのだが、1週間経ってどれぐらいチームに馴染んだか注目していたのだが…

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さて、こちらも先週に続いてセンターバックスタートとなった川瀬だが、かなり落ち着いた対応が出来るようになり、十分センターとしてもやれるという手応えを見せた。昨年はサイドバック、サイドアタッカーの「サブ」というポジションだったが、昨年12月に数名のメンバーがチームを去ってからはボランチ、最終ラインと、これまでやっていなかったポジションで起用。そこでのプレーが経験となり自信にも繋がっており、今季はCBでもボランチでもどちらでもやれることを証明しつつある。もともと上背があるので、これで横幅に「厚み」が付けば本職として最終ラインを守れる選手になるかもしれません。

で、試合ですが、昨年まではU-23が押し込む時間帯が多かったが、この日はかなり拮抗した試合となる。尚美大も4-3-3と同じ形で始まった試合は拮抗した時間が続いたが、15分に相手守備陣のミスから先制点が生まれる。

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尚美右サイドでDFがボールの森川に簡単に奪われ、これを中に繋ぐと後ろから入ってきた清水が蹴り込んでU-23が先制。しかしその直後、あっという間に縦に突進され、サイドからのクロスにあっさり決められて同点。先制した直後の失点はかなり課題。リスタート時の集中などはもう一度確認してほしいところでもある。

1-1のまま試合は進み、30分を経過したところでU-23はメンバーチェンジ。後藤、成田、白井、歌丸、森川がアウトで、島並、安田、枝本、吹田、飯山がイン。ポジションは以下のとおり。

宮下ーー藤崎ーーー清水
ーーーー吹田ーーーーー
ーーー枝本ー市川ーーー
川瀬ー安田ー飯山ー西野
ーーーー島並ーーーーー

先週は欠場した飯山だが、この日はコンディションが戻ってきていることを存分にアピール。成田、川瀬のような高さはないものの、安田ー飯山のセットはカバーリングのよさ、スピードで相手をストップ。さらには前3人が複数年組ということもあり、プレスに行くタイミングや連携がスタート時よりも良くなり、試合の流れはU-23に傾いていく。真ん中に入った藤崎だが、こちらも高さはないものの、ボールの落下点への入り方、ポジションどりの良さが目立ち、相手選手も「小さいのに巧い」と脱帽であり、さらには中盤のパサーとして期待される枝本は別格の動きを見せる。

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前からプレスがかかるようになり、やっとサイドバックが前に行けるようになると、41分、西野が素晴らしい突破を見せ、積極果敢にシュートまで持ち込むなど、狙いたい形がどんどん出るようになっていたったのだが、44分に冷や汗&反省のプレーが飛び出す。

カウンターからピンチを招き、相手FW9番とGK島並が1対1の場面を迎える。ここで島並はペナルティ外へ出て、相手へ猛然とスライディング。しかしここは相手の足をさらってしまいファール。結果的に1対1の決定機をファールで止めた形となったが、練習試合だったからレッドが出なかったようなもの。実際の試合であのプレーであれば一発退場は避けられないプレーでもあった。

GKの判断は非常に難しいものであるが、もしこれが公式戦であれば、このファールで数的不利になる可能性もあるのだから、慎重かつ冷静な判断プレーを心がけてもらいたいと思うと同時に、簡単に1本で裏に抜け出されてしまったDFラインも反省点であろう。しかし、このFKは外に流れてしまい事なきを得ると、相手にとっては皮肉なことだが、その直後に見事な連携から前半終了間際に勝ち越し点を奪う。

中盤で枝本がボールを受け、右に開いた宮下に展開。これを素速く中へ折り返すと藤崎が合わせて2-1として1点リードして前半を折り返す。

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後半だが、前半30分に代わったメンバーで始まり、試合は前半同様U-23のペースで進んでいく。2分には、ショートコーナーから見事に繋いで川瀬のヘディングシュートが相手ゴールを早くも襲い、6分には藤崎のポストプレーから、吹田が良い狙いのループシュートを放っていく。さらに14分には清水が抜け出して決定機を迎えるが、ここは残念ながらシュートミス。

そして時間は後半15分を過ぎるとまたメンバーチェンジ。島並、藤崎、清水、宮下、市川がアウトで、笠原、成田、白井、歌丸、森川が再登場。

吹田ーー歌丸ーーー森川
ーーーー枝本ーーーーー
ーーー川瀬ー白井ーーー
安田ー成田ー飯山ー西野
ーーーー笠原ーーーーー

ペースの良かったU-23だが、ここからはスタート時のような試行錯誤がまたも始まってしまう。正直に書けば、マイケルがまったくトップとして機能しないのである。先週同様、どこで相手に対してプレスを掛けに行くのか? ターゲットマンとしてどうボールをさばくのか? ボールをどう呼び込み、連携を作っていくのか? という点が何も出来ていない。現時点ではボールが来れば、ただ闇雲に前に突破を仕掛けるだけ。

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厳しい言い方だが、10人でサッカーをやっているのと同じような状況のまま時間が進み、ボールが来ない苛立ちから競り合いの中で余計なファールをしてしまうなど、この日はマイナス面ばかり目立つ結果となってしまった。

しかし、まだ18歳という若い選手であるからこそ、もう少し長い目で見ることも必要だろう。昨年のマテウスも、当初は連携が全く取れず個人プレーに走る場面が多かったが、夏までにはチームプレーが出来る選手に変わっていた。また、相手選手も「アイツ、ガタイだけはいいよ。ぶつかってもブレないし…」と語っていたほどだ。

セレクションを経て入ったのだから、どの選手も決して技量が無いわけではない。木村コーチも「現時点で(マイケルは)全然ダメですが、これからですよ。昨年のマテウスも今の時期はあんな感じでしたからね。これから、どう順応して伸びていくかが楽しみです」と語ってくれたのだが、まさにそのとおりである。これがトップチームであれば、間違いなく戦力外の烙印を押されて、そのまま干されてお終いだろうが、U-23は育成の場であるのだから戦力外という言葉はない。

恵まれた体格があるのだからこそ、その体を活かせる選手になって欲しいと願うところであり、まずは自分の課題点をもう一度見つめ直し、技術を磨くのではなく、チームとしてどう動けばいいのかを身につけることが出来れば「大化け」する可能性は大いに秘めているはずだ。

さて試合だが、後半16分に選手の入れ替えがあり、それ以降はややバランスを崩してしまい、相手に攻め込まれる時間が続き、26分にはミスも重なり相手11番に決められて同点とされてしまう。ここで木村コーチはバランスの悪かった3トップを諦め、森川ー歌丸の2トップに変更する。(また、西野→宮下の交代もあり)

ーーー歌丸ー森川ーーー
ー吹田ーーーーー白井ー
ーーー川瀬ー枝本ーーー
安田ー成田ー飯山ー宮下
ーーーー笠原ーーーーー

すると、3トップの右という場所で、なかなか持ち味を出せなかった森川の動きが俄然良さを出していく。スピードを活かした突破や縦への抜け出しと言ったプレーが見られるようになり、後半43分には縦パスから見事に抜け出し、最後は飛び出してきたGKも見事にかわして無人のゴールに冷静に流し込み、チームに今季初勝利をもたらした。

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3-2と、まずは今季初勝利を挙げたU-23。確かにマイケルが現時点ではまったくチームにフィットしてはおらず、苦戦した時間帯もあったが、枝本、安田の大卒2名の安定感は抜群であり、木村コーチも「次辺りから最初から行ってもいいかもしれませんね」というぐらいコンディションも上がってきている。

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さらには川瀬、白井、西野と言った2年目の選手が成長をしっかり見せており、4月から始まる天皇杯群馬県予選1次ラウンドに向けて、順調に仕上がっていることをアピール。先週の試合で「昨年の失敗(ピークに持って行く時期)があるので、今年は早めに調整しています」と語ってくれたとおり、早い仕上がりを見せるU-23。

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昨年は、tonan、アルテという格上と戦う前に敗れてしまったが、2/3のメンバーが昨年の悔しさを経験していることもあり、「今年こそ」という意欲は非常に強い。カテゴリーこそ「県3部」だが、J下部組織として、今年こそ「全国デビュー」してもらいたいと願うかぎり。

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