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2011年9月11日 - 2011年9月17日

2011年9月13日 (火)

リザーブス、JFL脱退を表明

9月12日の夕方、ジェフユナイテッド市原・千葉は同クラブ下部組織である「ジェフ・リザーブス」の活動を今季限りで終了すること、そしてリザーブスが所属する日本フットボールリーグ(JFL)の理事会でもリーグ退会が正式に認められたことを発表した。なお、リザーブスの活動については今季いっぱいまでとなり、今シーズン終了後は事実上の「解散」という形になる。

ジェフユナイテッド市原・千葉 リザーブズチームの活動終了について
お知らせ:「ジェフリザーブズ、JFLからの退会について」

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ここ数年、JFL関係者や取材者の仲間内で「解散は近い」と言われていたのだが、ついにこのタイミング(来季に向けての理事会終了後)でリザーブスのリーグ脱退、そしてチーム活動終了の知らせが発表された。

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昨年から、JFLでも選手の登録について、これまでのような「とっかえひっかえ」が出来なくなり、セカンドチームを運用していく上での「うまみ」が無くなってしまったことは、流通経済大学とジェフリザーブスには非常に痛手となっていた。かつては、トップで結果の出ない選手、伸び悩んでいる選手を一時的にリザーブスに移籍させ、出場経験を与えて選手育成に一役買っていた。流経大もこれと同じようなパターンで選手を成長させてきたのだが、上記にあるとおり2010年から選手登録のレギュレーション(※Jリーグ追加登録期限情報を参照)が変更されたため、両者にとって「JFLにいること」が、決しておいしいことではなくなっていたのである。

さらにリザーブスにとっては、2010年に行われた「ちば国体」も大きく絡んでいた。国体に向けての強化チームになっていたリザーブスには、県からそれなりの強化費が与えられていたが、国体が終了した今年はその強化費がなくなり、チーム運営費という部分での負担が一気に大きくなってしまう。また、リザーブスの「運営本体」である、ジェフユナイテッド市原・千葉だが、2010年シーズンからJ2降格してしまったことも、活動に大きな影響を与えてしまった。

Jリーグからは毎年、各クラブにオフィシャルスポンサー料、テレビやラジオの放送権料、グッズなどの商品化権料をそれぞれのチームごとに比率を割り出して、「分配金」という形で与えているのだが、これは「前年度」の数字(金額)がクラブに回ってくるもの。そしてJ2リーグ1年目となった昨年は「J1規模」の分配金を手にしたが、今年は「J2規模」となってしまい、その収入額はJ1時代から比べれば大きくダウン(場合によっては半減)。もし、J2を1年で卒業出来ていれば、分配金こそ今年はJ2クラスでの算出となるが、スポンサー料がJ1クラスのものとなり、分配金が少なくとも、それで埋め合わせ可能となっていたはず。

しかし現実問題として、ジェフは残念ながらも今年もJ2での戦いとなっており、分配金はもちろん、スポンサー料についても「J1料金」とすることができず、収入的に厳しい状態が続いてしまっている。

トップが厳しい状況であり、リザーブスにとっても「国体マネー」が期待できない。さらには、トップ←→リザーブスの選手入れ替えの自由が効かなくなってしまった今、リザーブスというチームの存在意義が薄れてしまい、トップチームを運営する上で、足かせとなってしまったのである。JFLでは地域リーグよりも高額なリーグ加盟金が設定されていることだけではなく、全国への移動費が年間で約2000〜3000万近くかかることから、最低で3000〜4000万円を年間予算として計上しておかないと、このリーグではやっていけない。

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そしてもう一つ、「セカンドチーム構想」を提唱した祖母井秀隆氏の「志」を継ぐフロントスタッフが少なかったことも痛かった。

祖母井氏については賛否があることは承知しているが、日本に「セカンドチーム構想」を持ち込んだこと自体は、私は評価していいと思っている。ただ、祖母井氏が思い描いた「セカンドチーム構想」と、今のセカンドチーム構想に、若干のズレが生じていることも事実だ。

セカンドチームの考え方としては、「今すぐトップの戦力として数えることは難しいが、磨けば(育成すれば)光る可能性を秘めた若手選手にチャンスを与える場である」と考えてほぼ間違いはないだろう。ただ、祖母井氏や、浦和レッズの元監督でもある横山兼三氏などが思い描いたセカンド構想(浦和レッドダイヤモンズ・アマチュア)には、育成だけではなく、OBやユース組織出身者、さらにはその地域にいる社会人に広くサッカーをプレーする機会を与える場を提供するという考え方も持っていたのである。トップに通じる選手の育成だけではなく、地域サッカーの中心となれる場を作り出すことも、クラブの在り方として重要と考え、セカンドチームを創設した経緯があるのだが、ジェフではその構想がいつしか薄れてしまって行ったのだ。

レッズアマに関しては、別に地域リーグ昇格やJFL昇格しなければいけないとか、トップに選手を送り出さなければいけないという考えはチームにほとんどない。あくまでも、選手たちが楽しくプレーし、その中でレッズアマが中心となり、地域のサッカーが発展していけばいいというスタンスでチームが運営されている。

今回、リザーブスは今季限りでの活動終了を宣言したのだが、三菱水島のように県リーグに降格してでもチームを存続させるという選択肢はなかったのだろうか? 千葉のアマチュア選手に「ジェフ」という名が付くチームでプレーする喜びを与える機会を無くしてしまって良かったのだろうか?

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しかしだ、時代の流れもあるし、日本サッカー協会、Jリーグの移籍制度も変わった事もあり、発足当時のままでいかないということもよく理解できる。そしてチームを維持していくための根幹となる「懐事情」が厳しいことも理解できる。これらの条件が重ねってしまえば、いくらジェフの下部組織だからといっても、継続していくことは厳しいし、いつまでも理想論にしがみついていることも出来ない現実がある。

だが、リザーブスが育成機関として役に立っていたのか? という質問に対しては、私は広い意味で「大きな役割」を果たしたと考えている。

私自身、ジェフと接する機会がほとんどないため、リザーブスからトップに昇格し活躍した選手というのは残念ながら記憶にはない。しかし、現在札幌でプレーする芳賀博信や、栃木SCの入江利和、岡山の竹田忠嗣、鳥取の奥山泰裕など、数名のJリーガーを生み出しているのだ。確かに、トップチームであるジェフ千葉で活躍した選手はいないかもしれないが、ここで取り上げた4名以外にも何名かの選手がJリーグ(J2)の舞台を経験しており、育成機関として一定の結果を出していると考えても差し支えないと感じるのだ。

ジェフサポーターからすれば、自分のチームで活躍してもらわないと… という思いもあるだろう。しかし、埋もれた才能を開花させるきっかけとなったチームこそ、このリザーブスなのである。このチームがなければ、ここで名前を挙げた選手たちが、次のステップへ進むことも無かったのかも知れないのだから…

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さて、現実問題として、リザーブスのJFLからの脱退、そして活動終了が決まったのだが、この決定により今季のJFLでは自動降格枠が2から「1」に減少し、残留争いとなってしまっているチームにとって、ほんの少しだけだが余裕が生まれることとなったであろう。これにより、今年の自動降格はリザーブスを除いた17チームの中での最下位チームだけとなり、16番目のチームが入替戦に回ることが決定。

さらには、今年も松本山雅、カマタマーレ讃岐、そして町田ゼルビアの3チームがJリーグ入会予備申請を行っているが、これらのチームの中から審査をパスし、順位も4位以内を確定させることが出来るチームが1つでも出てくれば、最下位チームにも条件付きながら残留の可能性(地域リーグ決勝大会3位チームとの入替戦)も生まれてくる。(※もし2チームJ新加入チームが出れば降格チームはナシとなる)

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そしてもう一つ、リザーブスの活動終了と関係ないとは言えない話として、来季以降のFC岐阜SECONDの動向も気になるところだ。

この岐阜SECONDも、来年行われる「ぎふ清流国体」に向けての強化指定チームとなっており、少なからず県から強化費が捻出されている。しかし、その強化費も国体がある来年までの話であり、2013年には強化費が打ち切られる可能性は非常に高い。そうなった場合、トップチームの経営が厳しい岐阜は、セカンドチームを支え続けることが出来るだろうか?

最後に、今季で活動が終了となってしまうリザーブスの選手たちに、次の活躍先が早い時期で見つかることを節に願いたいと思います。

2011年9月12日 (月)

長崎の敵を野津田で討つ

スコアだけ見れば「3-0」と町田の完勝といった感じを受ける試合となったが、試合後の長崎・佐野監督の「結果的には町田が3-0で勝ったけど、どっちがこのスコアになってもおかしくなかった試合だと感じています」と語ったとおり、得点シーン以外では非常に拮抗したゲームとなり、見応えのある試合が展開された。

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[町田スタメン]
ーーディミッチー勝又ーー
ー北井ーーーーーー鈴木ー
ーーー柳崎ーー小川ーーー
津田ー太田ーー田代ー藤田
ーーーーー吉田ーーーーー

[長崎スタメン]
ーーーーー水永ーーーーー
ー岩間ーーーーーー山内ー
ーーーーー有光ーーーーー
ーーー山城ーー山本ーーー
持留ーチェーー藤井ー杉山
ーーーーー近藤ーーーーー

ここ7試合、無敗(4勝3分)と好調を維持して、3位をキープしてきた長崎は、ホーム・野津田(町田陸上競技場)で圧倒的な強さを見せる町田と対戦。町田にとっては、前期の対戦では1-5という屈辱的大敗を喫した相手ということもあり、選手が入ってくる入場ゲート上には「あの日の悔しさを忘れるな」という幕が張られるなど、同じJ準会員クラブとして「絶対に負けられない」という意識が選手だけではなく、サポーターからも強く感じられた。

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さて、両チームのスタメンだが、現状のベストといった形が揃い、激しい攻防を予想されたが、試合は最初から好守の切り替えが速いスピーディーな展開が繰り返される。

最初に相手陣内に攻め込んだのは町田。2分に速いパス交換から勝又が縦に抜け出したが、ここはオフサイド。さらに6分にはワンツーから勝又が抜け出して、この日最初のシュートを放っていく。しかし、長崎もすかさず反撃。佐野サッカーのサイドバックは「FWのような動きをみせてナンボ」ということを、とことん叩き込まれている杉山が右サイドを何度も駆け上がる。

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7分には杉山から有光に入って長崎は最初のチャンスを掴むと、ここから全体の動きだしもよくなりはじめ、山城、山本のボランチも高い位置でプレーが多くなり、町田が押し込まれるシーンが続出。11分には左右に揺さぶりを掛け、最後は上がってきた持留がシュート。さらに15分、17分立て続けに右サイドを起点にチャンスを作り続ける長崎。23分には、左から大きなサイドチェンジが入り、フリーで杉山にボールが渡り決定機を迎えたが、ここはトラップの際にハンドを取られてチャンスを活かせず。

ここまで、奪って素早い展開からチャンスを作る長崎。奪ってからじっくり回してゴールを伺う町田と、それぞれの持ち味、カラーが見事に表現され、息をつかせぬ攻防が繰り広げられ、非常におもしろいゲームが展開されていく。

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両者とも、持ち味を発揮する好ゲームが繰り広げられるなか、36分にまたも杉山から前線の山内に入り、決定機を迎えるがここはGK吉田がファインセーブを見せゴールを与えない。さらに38分、縦に山内が抜け出し、前を走る有光にスルーパス。これを受けた有光がシュートを放つが、またも吉田のビッグセーブで得点を奪えない。

立て続けに訪れた2度の決定機を活かせなかった長崎に対し、町田は直後の41分、北井→津田→鈴木が連続してのパス交換から長崎の守備を崩し、最後はここ一番で抜群の決定力を誇るディミッチが左足で蹴りこんで、やや押され気味だった町田が先制。

前半のシュート数では、長崎の4に対して町田は6と数字上では上回ったが、ゴール前で決定機を作った回数(セットプレーではなく、崩した形での回数)では町田の3回に対して長崎は5回と、チャンスの数では長崎が上回ったが、最後の部分でのGK吉田を含めた守備陣の集中は見事なものであった。この日は、天皇杯・東京都予選決勝で顔面骨折を負いながらも、懸命のプレーで勝利を呼び込んだ修行が、退院してからはじめて会場に試合を見に来たこともあり、吉田は「修行に勝利をプレゼントする」と誓ってピッチに立っていた。

さて、1-0のまま後半戦に突入したが、1点を追いかける長崎が開始早々からラッシュを仕掛けてくる。2分にCKを奪い、5分には岩間→山内とボールが渡り、山内がそのままシュート。6分には水永のポストプレーから有光が飛び込んできてシュート。続く7分には杉山もゴール前まで切れ込んでシュートを放つなど、完全に長崎のペースで進んでいく。

だが、8分にアクシデントが長崎を襲う。藤田のクロスに対応したチェ・ジェウンが右足首を痛めてしまい、無念の途中交代となってしまう。本来なら、攻撃的選手を交代枠で使いたかった長崎ベンチだが、本意ではない交代で1枚目のカードを使うことに。

この交代により、やや流れがとぎれてしまった長崎。そんな相手の状況を見逃さない町田は10分以降、全体が高いポジショニングを取る長崎の「ウラ」を狙う展開から、次々とチャンスを掴んでいく。15分には北井が左サイドを抜け出し、クロスの精度さえよければ2点目! という場面を作り出し、16分には相手のミスを鈴木がカットしてゴールを狙っていく。18分にも鈴木がウラをとって抜けだすなど「相手の力を利用する」効率的かつ、美しいサッカーで長崎ゴールを脅かし続けていく。そんな中で、26分、小川のパスを受けた鈴木が右サイドから一気にドリブルで中に切れ込み、そのままシュート! これが決まって町田がリードを2点差とする。

逆転勝ちを狙うために、前半以上に全体のラインどりを高い位置に設定した長崎。だが、そんな相手に対して町田は、しっかりと構えたディフェンスで凌ぎきり、ボールを奪えば華麗に相手のウラを狙っていく。そんな狙い通りの展開で2点目を奪った時点で完全に勝負ありだった…

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さらに長崎として不運が重なってしまう。右サイドで何度もチャンスを作り続けた杉山が35分に足を痛めてしまい、佐藤由紀彦と交代。この交代も、佐野監督の意図したものではなく、またも負傷により交代のカードを使ってしまったことは非常に痛いところでもあった。そして最後は「一発逆転」を狙ったのか、時として山城が最終ラインに入る3バックのような形をとり、前線も水永、中山の2トップに変え勝負に出るが、町田は最後まで冷静だった。

そんな焦る長崎の象徴的なプレーとして、37分に左サイドをドリブルで駆け上がった山内が、相手に掴まれたことにより、一旦プレーをやめてしまうのだ。山内自身は「ファールだ!」とアピールしたのだが、レフリーの判定はノーファールでプレー続行。

このプレーの判定について、正しいか正しくなかったかは特に語らない。しかし、選手がセルフジャッジして、プレーをやめてしまうことは大きな問題でもある。練習中では、どんあ指導者でも「笛が鳴るまでプレーをやめるな」と指導するはずである。しかし、この大事な場面でプレーをやめてしまったことは非常にいただけない。

そして、ここでプレーを一旦やめてしまったことにより、ボールはあっさり町田側に奪われ、さらにはこの流れからボールをゴール前まで運ばれてしまい、守備陣の枚数が揃わない中でPA内で相手を倒してしまいPKを献上。

しかし、ここはGK近藤が勝又のPKを見事な横っ飛びを見せてストップし、追加点を与えない。このビッグセーブで再び勇気を得た長崎は町田ゴールに迫り、水永が突進。だが、田代も素晴らしい対応を見せ、シュートを打たせない。

何度も何度も町田ゴールに迫る長崎だが、田代、太田、吉田が構えるゴール前をどうしても打ち破れない。そんな長崎に対して、町田は終了間際の89分、相手のパスミスを藤田がカットして素早いカウンターを仕掛け、最後はゴール前に走り込んだ酒井が綺麗に合わせ3点目。

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それにしても、なんで町田はこんなにもホームで強いのだろうか?
町田の攻撃陣は実に素晴らしい。この日、ゴールこそ奪えなかったものの、勝又は最後まで豊富な運動量を見せ、攻撃陣を牽引。以前、栃木ウーヴァの横濱監督も「あの攻撃陣はリーグ最高ですよ」と語っていたが、やはり現時点でJFL屈指の攻撃陣であることは間違いないだろう。

しかし、町田の強さの秘訣は田代、太田のセンターバックコンビの強さ、うまさを見逃してはいけないだろう。シーズン当初はボランチの控えだった太田康介だが、シーズン途中からCBに固定されると当たりの強さ、ゲームを読み取る視野の広さを見せつけ、チームの勝利に大きく貢献。そして今日の試合の相手である、長崎の佐野監督に大きく成長した姿をしっかり見せつけてくれた。

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2006年に草津のチャレンジャーズチームに在籍していた当時、佐野監督から「別格」と評されたコースケ。あの当時も守備が締まらないチーム状況に苦慮して、佐野さんはコースケをCBに入れることもあった。そしてその時、「コースケ以外はロングボール禁止」と言っていたこともある。その時から、佐野さんはコースケのパスセンス、ロングボールの精度を高く評価していた。そして今、町田のCBと君臨するようになってからは、屈強な守備だけではなく、正確なビルドアップでチームの攻撃を支えていることを見逃せない。

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結果的に3-0という差がつき、見事にアウェーでの屈辱を晴らした町田だが、内容においての差は非常に僅差であったと言えるはず。佐野監督も会見ではこのように語ってくれている。

「会場に見に来たお客さんも喜んでもらえるゲームだったのではないでしょうか? ただ、負けたチームの監督が言うのもなんですが、3-0というスコアが、どちらに転んでもおかしくないゲームだったのでは? と思っています。まあ、決定力の部分で「差」が出てしまいましたね」

確かにそう思う反面で、守備の強さ、そしてゲームを進める「したたかさ」という面では町田の方が勝っていたとも感じるゲームであった。

佐野さんは、長崎の監督に就任したとき「オレはね、3年やってこのチームをJリーグで戦えるチームにしたいと思っているんですよ」と語っており、1年目は今(当時)の選手でどこまで出来るか見極め、2年目はクラブの財政状況との相談しながらだったが、自分が考える方向性の選手を獲得し、ここまでで過去最高となる成績を残すまででチームを成長させた。しかし、まだ現状は佐野改革の2年目であり、まだ最終章ではない。

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この日の町田のような「したたかさ」、そしてゲームの流れを読み、自分たちのやりやすい土俵に持ち込む力を、残された時間で身につけていけば、長崎は確実にJリーグでも戦えるクラブに成長するはず。

この日は「クラブとしての歴史の差」を見せつけられたような試合となってしまったが、この悔しさを成長の糧としてほしいものである。

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さて、最後にもう少しだけ町田の話。

Jリーグ入会審査において、少しだが光が見えた町田。上位3チームが思うように勝ち点を伸ばせなかったこともあり、町田は5位に浮上し、最低限の目標である4位以内にも接近。ここまで、ホームでは「圧倒的」な強さを見せる町田だが、アウェーではどうしても試合の入り方が悪く、ペースをなかなか奪い返せないもどかしい時間も結構ある。そんな町田にとって、アウェーでのゲームとなる今週、来週の連戦が上位進出の大きな鍵となるだろう。

さらには、今週末は調子が上がってこないとはいえ、JFLきっての名門であるHonda FCが相手。ここでしっかり勝ち切れれば、実力的には問題ないことを証明出来るはずだが、鬼門のアウェーでその「真価」をなんとか発揮してほしいところだ。

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2011JFL後期第7節 @町田
町田ゼルビア 3-0 Vファーレン長崎
[得点者]
42分ディミッチ、71分鈴木、89分酒井(町田)
[警告]
58分藤井、69分安本、90+1分山城(長崎)

[ゲームスタッツ]
シュート数:町田13、長崎11
ゴールキック:町田7、長崎9
コーナーキック:町田3、長崎5
直接FK:町田9、長崎7
オフサイド:町田2、長崎6
PK:町田1、長崎0

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