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2011年5月15日 - 2011年5月21日

2011年5月19日 (木)

プリンス1部:大宮ユースvs前橋育英

2011プリンスリーグ関東 1部リーグ
第4節@NACK5スタジアム
大宮アルディージャユース 2-1 前橋育英
[得点者]
33、90分小山(大宮)
62分松井(育英)

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今更で申し訳ないですが、日曜日にNACK5スタジアムで行われたプリンスリーグ関東の試合を。

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昨年はプリンス2部で対戦したが、その時は1-1のドロー。そして今年は1部リーグでの対戦となったのだが、今回も最後まで緊迫した試合展開が続いた。

[大宮ユーススタメン]
ーーー小沢ー吉田ーーー
ー小山ーーーーー平野ー
ーーー大山ー青木ーーー
菊池ー工藤ー高野ー飯高
ーーーーー川田ーーーー

[前橋育英スタメン]
ーーー横山ーー松井ーーー
ー外山ーーーーーー白石ー
ーーー小川ーー高森ーーー
山田ー唐木澤ー新谷ー山本
ーーーーー川原ーーーーー

大宮ユースのメンバーは昨年からのレギュラーも多いし、DFの工藤将太郎はU-18、GKの川田修平はU-17、ボランチの大山啓輔はU-16と、それぞれ世代別日本代表に招集されており、サイドバックの菊地翔も2009年にU-15代表に選ばれるなど、飛び抜けた逸材が揃っている。

それに対して今年の前橋育英だが、前橋FCが2008年のクラブユース(U-15)ベスト8進出時のメンバーがベースとなっているのだが、昨年からトップチームで活躍しているのは松井聖也と白石智之ぐらい。しかし、そうは言っても毎年しっかり戦えるチームを作ってくるところはさすがに強豪校。

そんな両者の対戦だが、育英はキックオフで始まったボールを繋ぎ、FW横山が巧くボールを収めてはたくと、後ろから入ってきた高森がいきなりシュート! 育英は幸先良くシュートを放ったのだが、その後が全く続かない。2分にはCB工藤のパスからピンチを招き、続くCKから小山のシュートを浴びてしまい、大宮ユースの動きの前に圧倒され続けてしまう。

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大宮ユースは、運動量が豊富な青木が中盤の底を広くケアすることで、1年生ボランチの大山は攻撃への比重を高めていく。また、両サイドハーフの小山、平野が常に高い位置を取り、それと連動して菊地、飯高も攻撃にどんどん加わっていく。そして7分、平野がボールを持つと、飯高が後ろから走り込んできてボールを受けると迷わず強烈なシュートを放つ。決まったか? と思われたシーンだったがここはバー直撃。

その直後にも、今度は左の菊地が駆け上がってクロスを入れるなど、大宮ユースが完全にゲームを支配。続く10分、17分にも、サイドバックが絡む分厚い攻撃を仕掛ける大宮ユース。そんな素晴らしい攻撃を繰り出す相手に対して育英は、必死に跳ね返すだけで全くボールを前に繋ぐことが出来ない。育英らしい中盤の底から展開していく形が出来ず、押し込まれている状況もあり、ただ前にボールを蹴り返すだけが続く。

手も足も出ない状況の中、山田監督は松井、白石、外山のポジションを入れ替え、何とか打開を図ろうとするのだが、それすらも上手く行かない…

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そして33分、工藤から大山にボールが入り、これを右サイドに展開。右を駆け上がった飯高が中にクロスを入れると、ファーで拾った小山が豪快に蹴り込んで、ついに大宮ユースが先制。

一方的に攻め込みながらも、相手CBの粘り強い守備の前になかなか得点が奪えず、このままスコアレスで折り返すとイヤな流れになるかも…という展開であったのだが、右の平野とともに、再三チャンスを作っていた左の小山がついに育英の壁をブチ抜いた。その後も、大山の創造性あふれるスルーパスなどでチャンスを作る大宮ユース。しかし、追加点を奪うまでには至らず前半を折り返す。

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さて、前半は何一つ自分たちの思い通りにならなかった育英だが、後半に入ると「本来の姿」を取り戻し、今度は自分たちのペースで試合を進めていく。

6分に白石から高森に渡り、最後は松井がシュート。その直後にも高森ー外山の連携からチャンスを作り、明らかに前半とは違う早い出足を見せる育英。前半は防戦一方となってしまった育英だが、後半になると運動量が格段に上がっただけではなく、「自分たちで仕掛けろ」「サイドを有効に使え」という山田監督の指示をしっかり遂行して流れを引き寄せていく。

12分、14分にも連続してチャンスを掴んだ育英は、17分(62分)に松井からボールを受けた右の山本が中へクロス。そしてこれを松井がニアでバックヘッドで流し込み、ついに育英が同点に追いつく。

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高い技術と戦術眼を備えたJユースに対して、高体連チームの良さといえば、勝負を諦めない強い精神力と衰えない運動量。試合後、大宮ユースの横山監督も「カウンターの精度と運動量が時間とともに上がってきましたね」と相手を評したが、まさにその通りであり、育英はハーフタイムを挟んで完全に別のチームとなり、後半は鋭い出足と豊富な運動量でセカンドボールの大半を支配。その結果、育英らしい縦に力強いサッカーが展開されるのであった。

後半20分を過ぎると、大宮ユースの運動量が劣りだしたこともあり、いつもの「ウラを狙う展開」が増えてくる育英。それに対して、前半ほどの連携が減ってしまった大宮ユースは単発の攻撃ばかりとなってしまう。しかし、そうは言っても「個の力」で上回る大宮は、27分、途中交代で入った中山がシュートを放ち、決定的場面を迎えるが、ここはGK川原がファインセーブを見せ得点を与えない。

大宮ユースの攻撃に対して育英も意地を見せ、29分には斎藤(途中交代)からの左クロスに白石がオーバーヘッドでゴールを狙うも、ここは上手くヒットせず。両者ともに一進一退の攻防を繰り返す中、36分に大宮ユースは前半抜群の働きを見せた飯高に代え小泉を投入するのだが、この采配が勝利へと導いていくこととなる。

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試合はほとんど止まることなく、スピーディに進んでいたこともあり、ほとんどロスタイムはないだろう…と思われた。そしてまもなくロスタイムを迎えるという場面で、小泉が上げた右からのクロスに小山が頭で合わせ、値千金の2点目を奪う。そしてここで試合はロスタイムに突入。

AT表示は「1分」

そして最後の最後で育英はゴール前でFKのチャンスを得るのだが、白石の直接狙ったボールは枠を外してしまい、そのままタイムアップ。土壇場で決勝点を挙げた大宮が劇的な勝利を飾ったこの試合だが、両者にとも複雑な試合でもあった…

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これで通算成績を2勝1分1敗として、この日の相手である育英を抜いて5位に順位を上げた大宮ユース。しかし、勝ったとは言え、前半の「出来すぎ」の内容であれば、1点ではなく、2点、3点と欲しかったところだが、追加点が奪えず後半になって運動量が下がって苦しい試合となってしまったことは反省点。

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だが、そうは言っても大宮ユースがこの日見せた攻撃はどれも素晴らしいものであり、攻撃陣だけではなく、DFラインの攻撃参加、攻撃の組み立ての良さが目に付いたこの試合。その裏には、横山監督の「DFであっても、プロを目指す上でテクニックは外せない」という信念(要求)があったことを見逃してはならない。

昨年プリンス2部に昇格したチームであり、今年は1部リーグで戦っているが、「高円宮杯プレミアリーグ」所属チームと全く遜色ない実力を保持する大宮ユース。今年はプレミア所属クラブと公式戦で戦う機会はクラブユース選手権、Jユースカップしかないのだが、今からこれらの大会で、プレミア所属クラブとの対戦することが非常に楽しみになってきた。

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そして育英だが、後半の出来が最初から出来ていれば、こんな試合にならなかったことは間違いない。(2勝2敗で6位に後退)

試合後の山田監督は厳しい口調で「もっと自信を持ってプレーしないでどうする? 自信、積極性がないからプレーが中途半端になるし、ミスも生まれてしまう。さらには、集中しなければ行けない時間帯(ラストの失点シーンを指すと思われる)でやられるなんて、甘すぎるんだよ。チームとしてもっと成長しなきゃダメ」と手厳しく選手に感想を述べた。

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確かに試合の入り方というか、前半は相手の動きに圧倒され、為す術なしであったが、気持ちを切り替えた後半は「いつも育英」がそこにあった。本当は出来るはずなのに、ふとした流れから、自分を見失ってしまったチームに山田監督は不甲斐なかった。そして、同点になった後から無難なプレーが増えてしまったことにも指揮官は残念だったのである。

やれば出来るのに、やりきれなかった育英。

今年は昨年以上にチームが大きく入れ替わったこともあり、まだまだチームが完成にはほど遠い状態。しかし、流れさえ掴めば、この日のようなテクニックの高い相手に対しても、主導権を握って試合を展開できることを示したことは評価していいだろうし、冬に向けて手応えを掴んだことだけは間違いない。

あとは、恐れずにいかに普段の自分たちを出し切り、育英らしいサッカーが出来るかに掛かってくるはずだが、まずはインターハイに向けて、チームがどう成長していくか見守っていきたい。

2011年5月17日 (火)

強気が消えてしまった明大

2011関東大学サッカーリーグ
前期第3節 @夢の島競技場
明治大学 0-2 順天堂大学
[得点者]
76分市原、78分原田(順大)

昨年の関東覇者がもがき苦しんでいる…

山田大記、小林裕紀(ともに磐田)、久保裕一(ジェフ千葉)、そして山本紘之や笠原昂史(水戸)、鹿野崇史(横河武蔵野)、日野竜一(佐川印刷)と言ったスーパーな4年生が卒業したものの、チームにはU22代表の丸山祐市をはじめ、高木、奥田、楠木、田中恵太、宮阪、山村、三田、松岡といった大学選抜、関東選抜選出メンバーを多数擁し、その他にも、高円宮杯、高校選手権で活躍したタレントが揃い、今年も優勝候補の一角と予想されていた明大にとって、まさかのスタートとなってしまった。

[明大スタメン]
ーー田中翔ー阪野ーーー
ー矢田ーーーーー矢島ー
ーーー宮阪ー三田ーーー
小川ー楠木ー吉田ー奥田
ーーーー高木ーーーーー

[順大スタメン]
ーーーー山嵜ーーーーー
岡庭ーーーーーーー天野
ーーー岡崎ー市原ーーー
ーーーー栗本ーーーーー
砂森ー谷奥ー渡邉ー佐藤
ーーーー大畑ーーーーー

前節の神奈川大戦では、相手の徹底した守りの前に手を焼き、いい攻撃は仕掛けたものの、最後まで守備網を崩すことが出来ずスコアレスドローに終わった明大。試合後の神川監督は「チームが変わったこともあるし、1年生や2年生からいい選手が成長してきているので、前期は辛抱強く若い選手を起用していき、少しずつチームが良くなっていけばいいと思っています」と語ってくれたこともあり、今週はどうチームが成長しているか楽しみであった。そして順大だが、開幕戦では堅さがあったのか、青学大の前にいいところを出すことなく敗れていたが、2戦目となる駒大戦では「相手の長所を消し去る」サッカーで確実に勝利を獲得しており、この日もどこまでそれを実行できるか気になるところだった。

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順大のキックオフで始まった試合は、お互いにスローペースで入ったこともあり、前半15分過ぎまでは互角という展開が続いたのだが、中盤のタレントで上回る明大がジワリジワリとペースを引き寄せていく。矢田、そして浦和ユースから入ってきた矢島倫太郞が中へ切れ込む動きを見せ、それと同時に宮阪が前に出て行く動きも増えてくる。しかし、昨年の「いい時」の明大であれば、もっとサイドバックが攻撃に絡んでくるのだが、2戦目といい、この試合といい、奥田の動きにまったくキレが見られず、ほとんど攻撃に絡む場面が生まれてこない。(奥田はその後、2試合連続早い時間帯で途中交代を命じられてしまう…)

矢田、矢島は、持ち味であるドリブル突破からチャンスを切り開いていくのだが、その動きに絡んでいこうとする「2人目、3人目」の動きが乏しい明大。また、シュートを打てばいいのに… という場面が何度もあったのだが、積極的に打つことはせず、パスを選択してしまう。

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そうなると、順大としては非常に守りやすい。「ここで打たれたら危ない!」という場面があったにも関わらず、相手の拙攻で助けられ続けた順大は、徐々に守りのリズムが生まれだし、明大の攻撃をことごとくいなしていくようになる。ただ、守備はしっかりしている順大だが、じゃあ、攻撃も良かったのか? と問われればそれはNO。守りの時間が多かったが、奪ってから早いカウンターで勝負したかったところだが、それほど明大守備陣に脅威を与える攻撃を仕掛けられず、43分のFKで天野が直接狙ったシーン以外は決定的という場面を作れずじまいであった。

それにしても今季の明治だが、開幕戦からここまで得点が生まれていないのである…

神大戦にしても、この日の前半でもそうなのだが、ボールポゼッションでは相手を圧倒しているのに、シュートが決まらない。いや、決まらないと言うよりも、シュートを打つ積極性があまり見えてこないのだ。前半の早い段階から、テクニカルエリア最前線に立ち、指示、そして檄を送り続けた神川監督だが、そのほとんどは「積極的に行け!」「シュートを打て!」というものであった。

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そして後半の明大だが、神川監督からの「自信を持て」という檄に応えようと、いきなり矢島が鋭い突破を見せ、中に入れたボーを田中がシュートを放つなど、「現状を変えよう」という強い意志が見えてくる。そして5分には三田がシュートを放ち、9分には交替出場の松藤が田中からのリターンパスを受けて、思い切りのいいシュートを放っていく。

後半の立ち上がりは明大が積極性を見せ、これでペースを我がものとしたか? と思われたのだが、そこから先の流れがとにかく悪すぎた。順大の中盤が宮阪、三田を捕まえられるようになると、それと連動して前の3人も積極的なプレスをかけ始め、明大の攻撃からスムーズさを奪っていく。さらには、早くなったプレスの前に明大は連携ミス、パスミスが続出してしまい、攻撃がどんどん空回りしだしてしまう。

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気持ちだけは前に行こうとするのだが、実際にはボールは前に進まない。こうなると、攻勢に出ているものの、試合のペースは守っている順大が主導権を握っている形となり、連動する動きや打開策がないのにも関わらず前がかりになっていく明大は、順大の狙っていたカウンター戦術の餌食となっていく…

76分にはミスからボールを奪われ、前線に縦1本入れられただけで一気にゴール前まで持って行かれてしまい、DFが追いつけず後ろから倒してしまいPK献上。さらにその1分後に再びカウンターからウラにパスを通され、今度は吉田が相手を引っ張ってしまい、またもPK献上。

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たった2分間で2度のPK献上というシーンはあまり見たことがない。また、PKジャッジについてはよく微妙なことが多いが、この2つのジャッジは明らかにDFが追いつけず、アフターで相手を倒してしまった疑いようのない判定だったことを付け加えておく。

そしてこれを両方ともキッチリ決めた順大が2-0で勝利したのだが、試合を振り返ると順大のサッカーが良かったのか? と問われれば、上記にも同じことを書いたがそれはNO。確かに試合前に描いたとおり、相手の長所をガッチリ消すサッカーを終始展開し、数少ないチャンスを見事に活かしてプランどおりに勝利をもぎ取ったが、内容で圧倒した勝利ではなく「戦略勝ち」という部分が強く、明大の度重なるミスに助けられたことを忘れてはならない。

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しかし、そうは言って駒大、明大に連勝したことは、チームにとって大きな自信となったし、やろうとしている方向性に間違いがないことを再確認することが出来た。派手な強さはないが、地味に粘り強く戦う順大は、侮れない存在であることを強く印象づけたはずだ。

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さて敗れた明大だが、前節は「少しずつ良くなっていけば…」と監督はコメントしたのだが、残念ながらこの試合から進化は何も見えなかった…

この日は丸山がコンディション不良で欠場したが、攻守において起点となる彼の不在を感じさせない、いい出足を見せたた明大。しかし、序盤の攻撃を受け流されると、次第に相手の術中にはまってしまう。さらには攻め込む時に、「ゴールを決めてやる!」という気迫が選手からストレートに伝わってこない。神川監督は「自信とは強気の結晶」というスローガンを立てたのだが、強気に出るどころか消極的なプレーばかりが目に付き、さらには自分たちの思い通りにならない展開にイライラを積もらせ、簡単なプレーでミスを連発してボールを奪われてしまう。

負けるとき、そして調子が悪いときの典型的な展開となってしまった明大。今季はキャプテンとしてチームを引っ張る宮阪に対して、「マサキ!、打てよ!」と厳しい言葉をかけ続けた神川監督。チームの流れが悪いとき、精神的支柱となってチームを引っ張る彼から積極的なプレーが出てこなければ、流れは変わっていかない。試合になれば監督は、見ているだけ、そして檄を飛ばすしか出来ない。だからこそ、厳しい言葉をかけ続けたのだが、その檄も流れを変えるまでの力にはならなかった…

攻めても攻めても、3試合連続で相手の守備網を破れなかった明大。だが、攻めのプロセスは決して悪いものではない。しかし、今の明大の攻撃は教科書通りというか、言われたプレーだけをしっかりやろうとしている感を受ける。それはそれでいいかもしれないが、昨年の明大と比べると「怖さ」という面がダウンしてしまっているのは明らかだ。監督は試合が始まるまでは細かい指示を与えられるが、いざ試合が始まってしまえば無力な存在でもある。だからこそ、あとは選手それぞれの判断と応用力、そしてチームをまとめる強烈なリーダーシップがポイントとなるのだが、昨年まではそんな部分でスーパーな先輩たちがしっかり仕事をしてくれていた。だが今のチームには、巧い選手は山ほどいるのだが、強烈なリーダーシップを発揮する選手が不在なのだ…

悪いループから抜け出せなくなってしまった、昨年の流経大を見ているかのような今年の明大。

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そんな今だからこそ、常に声を出し続け、学年に関係なくチームを引っ張れる松岡祐介のような存在が必要なのではないだろうか? 関東大学選抜Aに選出され、しばらくチームから離れていたこと、そしてコンディションが完全ではないこともあり、今はベンチで出番を待っている彼だが、あの強烈なキャラクターこそ、チームを牽引する人間として最適であるような気がするのだ。

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神川監督は試合後、本当に珍しいことだが、あまりにも不甲斐ない内容に怒りを爆発させ、ロッカールームではなく、会場の外で出場した選手だけではなく応援に来ていた部員まで集めて、その場で激しい口調を交えながらミーティングを始めたのである。本当はできるはずなのに、100%ファイトしない選手たち、そして部員全員に改めて渇を入れた…

その「喝」が選手の心に響いて、「強気の結晶」を生み出すことが出来るのだろうか?

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次節の相手は、これまた苦しい戦いが続いている駒大が相手だが、チーム活性化のために多少の選手入れ替えが必要かも… とコメントした神川監督だが、次の試合は前期中にチームを立て直すきっかけとなれるのか? はたまた、前期を「調整期間」とせざるを得ない結果となってしまうのか? 

口では「少しずつ良くなれば」と語っているが、今季の明大サッカー部のスローガンは「常勝」であり、あのようなコメントは決して本意からでた言葉ではないと信じたいところ。監督も選手が十分にやれることを知っているし、出来るはずと信じている。だからこそ、今の弱気な戦いしか見せられないチームに監督は不甲斐ないのである。

だからこそ、次節は今季の明大サッカー部の方向性を占う上で、非常に大事な試合となるのだが、今度こそ「強気の明治」がピッチに姿を現すことを期待したい。

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