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2011年9月10日 (土)

関東大学リーグ、後半戦スタート

昨日から、総理大臣杯、ユニバーシアード、天皇杯予選などのスケジュール消化のため、しばらく中断されていた関東大学サッカーリーグが再開された。今年は震災の影響もあり、Jリーグ、JFL同様、開幕時期が遅れたことから、例年以上に後半戦の日程は厳しくなっているだけではなく、会場確保も厳しくなり、ここ数年使用していなかった会場や、各大学のグラウンドでも1部リーグが開催されるなど「異例」の日程となっている。

さて、昨日は西が丘会場にて、筑波大学 vs 神奈川大学、早稲田大学 vs 慶応大学というカードが行われたのだが、平日の真っ昼間にやるにはもったいないカードであるなぁ… と。せっかく、集客が見込める早慶戦なのだから、土日にやってあげればいいのにと、やや感じてしまいます。

試合の方は簡単に振り返りますが、第1試合の筑波大学 vs 神奈川大学は、攻撃力の違いを見せつけて4-0と筑波大が神大に快勝。2年連続の得点王を狙う赤崎も、後半戦のスタートで幸先良く2ゴールをを奪い、得点ランク首位(7得点)に躍り出た。

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スコアだけみれば筑波大の快勝と思えるかも知れないが、内容は決して褒められるものではなく、前半は最終ライン、ボランチの位置でのパスミスが目立ち、奪われてピンチを招くシーンが続出。GK三浦の好守が無ければ前半は3-3でもおかしくないゲームでもあり、案の定、前半終了後の風間監督は渋い表情でロッカールームへ。後半に入って監督の「お説教」が効いたこともあり、ミスは無くなったが、監督がやって欲しい「相手の力を利用するサッカー」がほとんど顔を出さない。

あと1本、サイドに軽く展開すれば楽にゴールへの道が開けるのに、無理に中央でのパス交換を選択してしまい、チャンスを潰してしまう場面が続出。ポゼッション率では非常に高かった筑波大だが、シュート本数は前半の7に対して後半は4と数字上でも「拙攻」が続いたことを露呈してしまった。

まあ、後半戦のスタートをしっかり無失点で勝ち切れたことは良かったが、「さらなら上」を目指すには、最終ラインからのより正確なビルドアップが求められるところだろう。

筑波大学 4-0 神奈川大学
[得点者]
3・27分赤崎、32分曽我、63分玉城(筑波大)

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さて、第二試合の「早慶戦」だが、現時点での1位と3位の対戦でもあり、後半戦を占う上で重要なゲームとなったのだが、最後までもつれ合う試合展開となった。

試合序盤は「今季最高では?」と感じる程、素晴らしい出足(出だし)を見せた早稲田。慶応のキックオフで始まった試合だが、鋭い出足でボールを奪うと、白井が右サイド深くまでドリブルでえぐって中へクロス。これにボランチの島田が中に入ってきて頭で合わせて早稲田が先制。

その後も、左サイドの奥井が素晴らしいドリブル突破を繰り返し、チャンスの山を築き慶応を圧倒。そして13分、榎本がドリブルでPA内に持ち込み、マイナス方向にクロスを入れると、今度は富山が右足で合わせて早い時間帯で2点のリードを奪う。完全にペースを握った早稲田はその後もペースを緩めず、富山、奥井がシュートを放っていき慶応を自陣に釘付けにしていく。

相手にペースを奪われっぱなしだった慶応だが、27分に決定機を迎えたのだが、ここは大塚のシュートは枠を捉えられずチャンスを活かせない。そんな慶応は後半に入って「ボールを後ろで落ち着かせたかった」という須田監督の意図のもと、ボランチの松下をCBに下げ、FWの大塚を松下の位置に入れる配置転換を行う。

すると、低い位置でボールをキープ出来るようになった慶応が徐々にペースを奪い返し、しっかりとした組み立てからサイドに散らす「らしいサッカー」を展開。また、慶応が息を吹き返していくと同時に、ハイペースで試合に入った早稲田がペースダウン。62分には、後半から入った風間が反撃ののろしを上げる1点を奪うと、試合は慶応ペースに変わっていく。ただ、この失点シーンだが、松澤のポジショニングが良ければ防げた失点でもあるような…

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そして80分、スルーパスを受けた風間が抜け出しGKと1対1の場面を迎え、ここで早稲田GK松澤が風間を倒してしまい、PA内での得点機阻止で一発退場&PK献上。この日がデビュー戦となったルーキーの松澤だが、ほろ苦いどころか痛恨のデビュー戦となってしまう。ここは河井が落ち着いて決め、ついに慶応が同点に追いつく。ロスタイムを含めた残り14分間、早稲田は1人少ない状況で慶応の猛攻に晒される事となったが、最終ラインが必死のディフェンスを見せ、なんとか2-2のドローのままで終わらせた。

早稲田としては、理想的な形で先制点、追加点を奪って今季最高ともいえる滑り出しを見せたのが、後半に入って失速してしまったことは非常に痛かった。優勝を目指すに当たっては、ペース配分、そして終盤の守備の再徹底が望まれるところ。そして慶応だが、須田監督は試合後「完全な負けゲームでした」と語ったとおり、前半は手も足も出ないといった状況であった。しかし、そんな試合でも粘り強く戦って、ドローに持ち込んだところは評価していいし、この粘りを持続できれば久々のインカレ出場も夢ではなくなってきそうだ。

早稲田大学 2-2 慶応大学
[得点者]
3分島田、14分富山(早大)
62分風間、82分河井(慶大)

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最後に今週行われた天皇杯の結果など、その他サッカー界の話題もろもろを少々。

第91回天皇杯・全日本サッカー選手権 1回戦
9月7日 @鳴門大塚
三洋電機徳島 0-4 高知大学
[得点者]
23・90+2分福本、75分渡部、82分竹内(高知大)

勝者の高知大は2回戦(10/8)にアビスパ福岡と対戦

あと、今週の木曜日にSC相模原オフィシャルHPですでに発表されていますが、同チームが昨年に引き続き「JFA優遇措置」を承認され、10月に岐阜で行われる全国社会人サッカー選手権大会の結果を待たず、第35回地域リーグ決勝大会への出場が決定された。

これについては、全社、地域決勝の際にまた触れたいと思いますが、正直、現時点で関東リーグ2部にて、2位のチームに承認するってどういうこと? と、やや疑問に感じます。

別に相模原が嫌いという訳ではないし、試合を見る限り「十分やれる」ということは理解しています。しかし、優遇措置には「群をぬいて強いチーム」という表記があるのだが、2位という順位は上に「首位」がいるということであり、その時点で優遇を決めてしまうことに違和感を感じてしまうのです。

また、首位を走るエリースFC東京にしても、この時点での発表は決していい気分の物ではないでしょう。自分たちが2位にいるなら、その決定に納得出来るだろうが、自分たちの方がまだ上にいる段階で、JFAから「群を抜いて強い」と認められてしまったのだから…

相模原に対して、優遇措置を認めることには最終的に異論は無いけれど、少なくともあともう少し待って、相模原が自力で首位に立った時点で発表すればいいのに… という感もあります。

今日はこの辺で失礼いたします。

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