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2011年7月 6日 (水)

信州ダービー・加藤監督会見

<松本山雅・加藤監督試合後コメント>
※一部の比喩的な言葉づかい、雑談のたぐいなどは割愛させていただいております

今日の試合をまず振り返れば「非常に難しいゲーム」だったと思います。

Img_0099

今週は木島徹也が出場停止であり、ケガ人もいる状況でして、2つのマイナス要素が重なり、この試合に向けての準備にはとても苦労しました。飯田に関しても、最後まで(行けるかどうか)確認出来ないまま、今日の試合を迎えてしまいました。

長野さんに関しては、巧みなパスワークとコンビネーションの良い攻撃を仕掛けてくる力が高いチームであることはわかっていましたし、中盤の大橋の押し出し、そして奪ってからの切り替えが速いので、その点には特に注意しました。こちらのゲームプランとしては、弦巻と須藤をボランチで起用して長野のパスの供給源である大橋の位置をしっかり抑える。その結果として、2トップにボールを入れさせないことを考えました。

また、早い時間での失点はどうしても防ぎたかったので、松田を後ろの位置で使う事を決め、前半は守備的に戦い、後半に入ってから勝負(攻撃)に転じようというプランを持っていました。前半を抑え切れれば、運動量が落ちる後半にはチャンスがある。そんなこともありまして、前半は(松田を)後ろで使い、後半は1枚上げようと思っていたのですが、やっぱり早い時間帯でやられてしまいました。

あそこはね、鐵戸が上がってしまい、戻る時間が遅くなって守備バランスを崩したところをカウンターでやられてしまった。やっちゃいけないミスだし、一番警戒していたパターン(カウンター)ですね。

前半は無失点で行きたかったのですが、失点してしまったことで流れが悪くなり、サイドで起点がなかなか作れず、木島が孤立する場面が目立ってしまいました。まあ、木島が肘打ちをしたかどうかは別として、そのプレーが起こる前から相手のDFとはやりあっていたのだから、レフリーはもっと上手く試合をコントロールして欲しかったと思います。

ただね、試合前に「アウェーの中なんだから、冷静にプレーしよう」と言ったはずなのにね。あの兄弟に関しては、いいものを持っているし、チームにも大いに貢献しているんだけど、あんなことをしてはダメ。もっとね、僕たちが彼らを大人にしてあげないといけない。

前半のうちで10人になってしまい、非常に苦しい展開になってしまいましたが。そんな中で松田は本当によくやってくれたと思います。僕としては今日のMVPだとも思っています。やっぱりね、松田みたいな選手が必死にやっていたら、周りの選手がサボれる訳がないじゃないですか? 松田のプレーに引っ張られて、弦巻、木村、須藤も本当によく頑張ってくれました。

なかなかね、今日は高い位置に入っていけなかったし、非常に暑い天候で厳しいゲームとなりましたが、最後までよく戦ってくれました。ここ最近の4試合において、どの試合でも「勝つんだ」という強い気持ちをしっかり見せてくれましたし、こういう試合で勝ち点を取れたことは、これから先において大きな自信になっていくと思います。

<パルセイロ対策について>
映像で何試合分か見ましたが、ウチとやるときは全然違いますので、分析はあまり参考にはなりませんよ。そうなると、(勝負の分かれ目は)相手以上に強い気持ちを持てるか? というところがポイントになります。

こういう(厳しい)試合を勝ち抜いていくことで、来年(J2リーグ新規参入へ)に繋がっていくと思っています。またここからの21試合、勝ちにこだわって1試合1試合を戦っていきたいです。

<木島良輔の退場について>
まずね、競り合いの中で相手のDFからガツガツやられていたけど、倒れ方が下手。レフリーのゲームコントロールにも問題があるから、ある意味でかわいそうだとも思いますが… ただね、だからと言って肘打ちをしていい訳ではないし、あのプレーはまったく必要はなかった。

せっかく「いいもの」を持っているのだから、持ち味を上手く活かして欲しいし、FWなんだから、相手DFに「やられること」に対して価値観を持って欲しい。やっぱり、相手としては怖い選手だと思っているし、なかなか止めきれないから手が出てくる訳なんだから、そうやって止められることに、喜びとかを感じて欲しい。

<10人になってからの戦い方、HTでの指示>
1人少なくなっても、勝てるチャンスは必ず来ると伝えました。

1失点で抑え続ければ、セットプレーなどとかでもチャンスは十分にありますからね。暑さの影響もあるので、まず我慢して粘り強く戦えば、相手のペースは絶対に落ちてくる。30分まで抑え続けることができれば、何かが起こるかも知れないと…

後半は松田の位置を1枚上げ、中盤の構成を厚くして(4-4-1)相手の動きに対応させましたが、まずは粘り強く戦って失点しないことを全体に徹底させました。0-1の状況のままで残り15分まで行ければ、最後に絶対チャンスが来るはず。だからこそ「無駄なエネルギーは使わないで戦おう」と声を掛けて送り出しましたが、その結果として、追いつくことが出来ました。

あと、イエローカードやレッドカードについてですが、今、ここで累積数を増やしてしまうことは、10、11月(リーグ終盤戦)に響いてきてしまうと考えていますので、誰かが欠けてしまっても、(試合に)影響が出ないように戦力を整備し直していきたいと考えていますし、選手それぞれのメンタル面(精神面)でのコントロールも、しっかりやっていきたい。

<選手起用・交代について>
木島徹也が出場停止の中で、どう選手のやりくりするかを考えましたが、やはり結果を出していない選手(FW)を使うことは、チームの規律(選手起用についての方向性)を乱すこととなるので、あえて木島良輔の1トップにしました。

徹也がいないこともあり、片山や塩沢を入れることも考えましたが、片山はここ最近の2試合でチャンスを与え、その中でビッグチャンスがありながらも外してしまっていたので、彼の起用は無かった。また、塩沢にしても同様です。ただ、しっかり前線で体も張れるし、球際の攻防でも頑張れるということを考えれば、交代の選択肢は塩沢しかありませんでした。

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木島の退場や、厳しい気候条件なども重なり、非常に苦しい状況ではありましたが、最後まで全力で戦った選手を褒めてあげたいと思います。

今日も暑い中、たくさんのサポーターの皆さんに応援に来ていただき、本当に感謝しています。アウェーの中でで0-1と苦しい状況が続きましたが、最後まで大きな声で選手を励ましていただいたおかげで、最後になんとか追いつくことができました。

次節は久しぶりにホームでの試合となりますので、これからも1試合1試合、勝利のために戦っていきたいと思います。

[2011年7月3日 南長野総合運動公園球技場にて]

※薩川監督バージョンはまた後ほど…

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