« JFL後期第3節 町田vs金沢/監督コメント | トップページ | JFL後期第5節 町田vs松本 »

2011年7月25日 (月)

天皇杯群馬県予選3回戦

木村コーチは「これから、やっとちゃんとしたサッカーが出来る」と評した天皇杯予選(群馬県サッカー協会長杯)3回戦。

ザスパ草津U-23は県リーグ3部に所属しているため、公式戦では常に一方的な試合が続いており、天皇杯予選でも実力の離れた(カテゴリーこそ上ですが…)相手との対戦ばかりであり、力の拮抗した相手と公式戦で「組み合う」ことがないままに進んできたことだけが木村コーチにとって悩みの種でもあった。

そんな中で迎えた天皇杯予選3回戦は、上武大学ではなく桐生第一高校(以下桐一と略します)が勝ち進んできたが、U-23にとって正直なところこの結果は喜ばしいものであった。上武大学といえば、頻繁に練習試合で対戦していることもあり、お互いに相手を知り尽くしているのだが、繋いでくるというよりは「蹴って走ってというサッカー」が主体であり、やりにくい相手でもあったのだ。しかし、そんなイヤな相手は2回戦で桐一の粘りの前にPK戦で敗戦し、今回の対戦を迎えた。

[U-23スタメン]
ーーー藤崎ーー森川ーーー
ー清水ーーーーーー宮下ー
ーーー枝本ーー市川ーーー
川瀬ー安田ーー成田ー西野
ーーーーー笠原ーーーーー

※桐一はボランチ2枚の4-3-3システムで、注目のU-17日本代表でもある鈴木武蔵くん(30番)は3トップの左でスタート

Img_0142

桐一のキックオフで始まった試合は、やはり高校生 vs 大人ということもあり、立ち上がりからU-23が相手陣内でゲームを進めていく。2分、3分と立て続けてセットプレーからチャンスを掴み、5分には細かくパスを繋いで相手守備陣を完全に崩し、あとは藤崎が決めるだけという場面を迎えるが、シュートは惜しくも枠の外。

序盤から相手陣内に攻め込むU-23なのだが、攻撃陣4人の動きは確かに悪くはない。しかし、ボランチ、最終ラインのプッシュアップが少ないために、攻撃に厚みが生まれてこない… 攻め込む時間が続くも、どうしても最後の部分で決まらないのは、押し上げが少ないからであり、桐一も守備に人数を掛けてしっかり対応していく。

Img_0041

だが、前半15分、宮下?からのパスを受けた森川が、DFを背負いながらも強引にシュート! これが決まってやっとU-23が先制。

しかし、その後がどうしてもピリッとしない

攻め続ける前4人に対し、深い位置で最終ラインを作っている守備陣。簡単に言えば、全体のラインがやや間延びした形となっており、中盤のスペースを突かれたカウンターを警戒しないと… と思っていた矢先に、左サイドを鈴木くんに突破され中にボールを繋がれると、フリーで入ってきた2列目の池田くん(21番)に決められてあっさり同点とされてしまう。

Img_0057

最終ラインを高く保ち、ボランチが常に舵を取って全体をコンパクトにしていれば奪われてはいなかったであろう失点で、ややイヤな雰囲気が漂い出すU-23。案の定、同点にしたことで流れが良くなった桐一は、序盤と打って変わっていい流れを作れるようになり、26分、29分と連続してシュートを打つ場面を生まれていく。

それに対してU-23は、守備を固めつつカウンター狙いしてくる相手に対して、前回同様2列目の位置からのミドルでゴールを狙い、30分には市川の素晴らしいシュートが桐一ゴールを襲うが相手GKの好セーブもあり得点を奪えない。

------------------------------------------------

前半は1-1のまま折り返し、勝負は後半戦にもつれていくのだが、ハーフタイムで木村コーチは全体の押し上げの足りなさを指摘し、積極的に行くことを徹底させて後半のピッチに送り出す。

まあ、全体の押し上げが足りなかった部分だが、やはりこれは「公式戦慣れ」していないことを露呈してしまったと言えるだろう。確かに県リーグなどの公式戦はやっているが、相手とのレベル差が離れすぎていることもあり、ラインがどうのこうのということは関係なく、試合開始から終了まで一方的に攻め続けている時間ばかりなのだが、「負ければおしまい」というトーナメント戦、さらには対戦相手の実力が接近する相手となると、プレッシャーから普段のような積極的な姿勢が失われてしまったのだ。

昨年の上武大戦での敗戦は、70分という短い試合時間のゲームでミスから先に失点してしまい、自分たちで難しいゲーム運びにしてしまったという苦い思いがある。だからこそ、消極的という訳ではないが、まずはミスしない、そして点を取られない守備を…ということが無意識の中で脳裏に浮かび上がっても不思議はない。しかしそれが、相手につけ込まれてしまう原因になってしまっては元も子もない。

Img_0147

誰がどう見ても「それしかないだろう」という修正点を指摘されたU-23は、後半に入ると積極性、そして全体が連動するプッシュアップを見せ、桐一を圧倒していく。また前半はほとんど攻撃に絡むことのなかった川瀬、西野もサイドのスペースを駆け上がりチャンスを広げていく。

もう、こういう展開になると、相手は防戦一方となり、得点を奪うのも時間の問題となってくるのだが、49分にまたも森川の積極的な仕掛けからシュートを放つ。しかし、ここはDFがなんとか体を投げ出してブロックするが、こぼれ球を詰めていた清水が蹴り込んでついに勝ち越し。

Img_0152

さらには、後半途中まで奮闘していた桐一だが、60分を過ぎた辺りから一気に運動量が下がりだし、その後は立ち上がり以上に一方的な試合展開となっていく。61分には川瀬がゴール前まで走り込み、フリーでシュートを打つもGKの好セーブに阻まれ、62分には途中交代の吹田がキレのあるドリブルで相手陣内奥深くでファールを誘いFKを獲得。そしてこのセットプレーでナリが飛び込んで頭で合わせるもシュートを外。

Img_0178

その後もチャンスの山を築き上げるのだが、結局追加点を奪えず試合は2-1のまま終了。とりあえずは天皇杯予選4回戦にコマを進めた。

第16回群馬県サッカー協会長杯サッカー大会 3回戦
7月24日 @前橋育英高校グラウンド
ザスパ草津U-23 2-1 桐生第一高校
[得点者]
15分森川、49分清水(U-23)
19分池田(桐一)
[ゲームスタッツ]
シュート数:草津14、桐一4
ゴールキック:草津5、桐一8
コーナーキック:草津2、桐一3
直接FK:草津9、桐一7
オフサイド:草津0、桐一0
PK:草津0、桐一0

------------------------------------------------

続いて行われた3回戦第2試合は前橋育英 vs tonan前橋サテライトの間で行われたが、前半はAチーム(メンバーはGK富澤、DF山本、新谷、李、山田悠、MF高森、小川、横山、斎藤、FW松井、山田賢)で来た育英がtonanサテライトを終始圧倒。出足だけではなく、球際での強さでも相手を優り、チャンスの山を築き、13分にCKのこぼれ球を蹴り込んで育英が先制。

Img_0288

後半は相手が修正してきたこともあり、開始早々から25分までピンチの連続だったがしっかり守りきり、相手の動きが落ちてきた終盤にカウンターから2得点を奪いリードを3点差に広げる。3点目を奪った直後の30分にtonanのジョセフの個人技にやられて1点は失ったものの、そのまま3-1で逃げ切って4回戦進出を決めた。

第16回群馬県サッカー協会長杯サッカー大会 3回戦
7月24日 @前橋育英高校グラウンド
前橋育英高校 3-1 tonan前橋サテライト

------------------------------------------------

さて、この結果として4回戦のカードはザスパ草津U-23 vs 前橋育英高校という対戦になったのだが、育英がこの試合にAチームで来るか非常に微妙なところであるのだ。

8月2日まで予定されているインターハイ(北東北大会)に参加したあとに、8月7日から金沢で予定されている「石川県ユースサッカーフェスティバル」に参加することが決まっているのである。そしてこの大会には、毎年育英はAチームとBチームを派遣しており、4回戦のピッチに立つのがCチーム、もしくはそれ以外のチームとなる可能性が強いのである。

Aチームとの対戦はかなり楽しみであったのだが、実現する可能性は低いと言えよう。よって、ザスパ草津U-23にとって、どう勝つか? ではなく、どんな内容を見せられるかが問われてくる4回戦。そして、その次の戦いとなる(はずの)「tonan前橋戦」に繋がるような戦いを見せられるか?

そのためにも、まずはこの日の前半に見せてしまったような「消極的」な姿勢を消し去ることが重要であろう。あとは、真夏の昼間、さらには気温が一気に上昇する人工芝での戦いに打ち勝てるよう、相手に負けない運動量を見せつけて欲しいかぎりだ。

------------------------------------------------

最後に、トップチームが久しぶりに勝ちましたが、選手はさすがに気合い入ってましたね。あと、最初から有薗を使えばいいのに…と毎回思うのですが、それでも監督の基準は「高さ」なんでしょうかね? この気合い、緊張感を次のホームゲームでもしっかり続けてもらいたいところです。

« JFL後期第3節 町田vs金沢/監督コメント | トップページ | JFL後期第5節 町田vs松本 »

ザスパ草津チャンレンジャーズ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176307/52302186

この記事へのトラックバック一覧です: 天皇杯群馬県予選3回戦:

« JFL後期第3節 町田vs金沢/監督コメント | トップページ | JFL後期第5節 町田vs松本 »