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2011年6月13日 (月)

松本山雅・加藤監督会見(全文)

アルテ高崎 vs 松本山雅戦のマッチレポートの前に、先に松本山雅・加藤監督の会見
全文と質疑応答のみ掲載いたします。

<松本山雅・加藤監督試合後コメント>
※一部不明瞭な言葉づかいや比喩表現については編集してあります

Img_0454

今週1週間、いろいろなことがありましたが、選手に『残り25試合あるが、1戦1戦の重みや1勝の重みをしっかり考えて戦って欲しい』と伝えて準備してきました。そう言ったなかで『勝つ』という結果以外無いわけでして、とにかくこの1週間、大きな改革っていうか修正は出来ない(出来なかった)のですが、(自分が考えるサッカーの)基本的なことを選手に伝えました。

戦術に関しては、今までやってきたことをしっかり継続することと、みんなの中で共通理解高めることをトレーニングの重点に置いてきました。ただ、チームのここ何試合かの状況を考えると、流れの中から点が取れてはいないし、先に取ってもすぐに取り返さされてしまっているゲーム結果だったので、守備に関しては(攻撃以上に)修正をしっかり行い、4人のラインとボランチの2人を入れた6人で、とにかくしっかり守ることを徹底しました。

ボール保持者に対して、誰がアプローチしに行くのか? 誰がカバーリングしに行くのか?という点に重点を置いてトレーニングしてきましたが、今日も流れの中で点が取れなかったことは課題であり、まずは確実にボールを動かしながら一人一人のスピードを上げていきたいし、その中で自分たちのいいコンディションでポゼッション出来るように、ディフェンスライン、ボランチがしっかりビルドアップ出来るようにしていきたい。

今日は木島兄弟が久々に並んだので、2人の活かし方を考えるというか、速く2人に楔のパスを供給して、サイドからの展開に結びつけるということを意識付けとしてやってききました。

まあ、点の取られ方を言えば、また素人みたいな取られ方をしていますが、個人の問題、グループの問題の両方がありますので、それぞれの面で修正してきたいと思っています。攻撃に関しては、引き続き、奪ってから速くゴールに結びつく動き、展開をもっとイメージできる動きをトレーニングの中でさらに高めて行きたいです。

高崎についてははね、ビデオを見させて貰って、高さのあるCF(土井)とセカンドストライカーの17番(松尾)と右サイドの15番(山藤)の選手をいかにマークするかというか、見失わずに、ボール保持者へアプローチをしっかりやろうということで対応してきました。

選手に関しては、いいモチベーションで今日は戦ってくれました。ただ、こんなことがあって「いいモチベーション」と言うのは変ですが、次節に向けてすぐに新しいスタートが始まる(残りの24試合も全部勝つというつもりで)ので、次に向けていい準備(スタート)をしていきたいです。

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以下、記者質疑応答

<今日の試合についてのポイント>
守備ところはしっかり意識付けをしてきたので、あとは自分たちの攻撃の時間をどこまで延ばせるかだった。しっかりボールを奪うところがポイントであり、そこで労力を惜しんだら攻撃に繋がっていかないと思っていました。そんなこともあり、ボールを奪う所を意識させてきたのですが、流れの中から点が取れていないのは事実なので、(今日の攻撃に関しては)あまり評価していません。

<監督が交代したことについて>
監督が替わったからチームが変わる訳でもないし、勝てる訳でもない。まずは自分たちが変わろうという姿勢が選手から(自分は)見えたと評価しています。ただ、今のままではいけないと思うし、この状態を維持するのではなく、さらに強い集団になるために、サッカーを通じて彼らは成長していかなければならない。そういう意味を含めて、一つのきっかけにはなったとは思うけど、まずは彼らが今の自分たちの状態と素直に向き合って、自分の集中を高めて常にピッチに入っていけるようになって欲しいです。

<松田直樹の役割について>
彼にはね、ここに来てもらった経緯を含めて、周りの選手に対して、これからJリーグに上がる課程の中で、ゲームの中での監督として、そしてチームを引っ張っていくリーダーとして期待している。そもそも、彼は守備的な選手ですが、攻撃的な色気も持っているので、ゲームの流れ(状況)の中で、ゲームを動かす力を持っている選手。だからこそ、ボランチに限らず、3バックのセンター、4バックでのCBと、いろいろなポジションでやってほしいし、どこで出ようとチームをまとめていく存在として期待している。

あと、今日のプレーの評価に関しては「確実にやろう」という感じを受けましたね。今日は地元ということもあるし、絶対に負けられない試合ということもあり、謙虚にやっていたと思います。90分を通じて周りの選手を活かす、サポートすることを考えながらプレーしていましたね。

<今日で9試合目だがチームがどれくらいフィットしてきたか?>
選手もチームは生ものだし、相手もあることだから、一概にフィットしたとか、どうかとは言えないが、あくまでも今(今日)の状態は最低限。より高いレベルのことを我々は選手に要求していくし、選手もその高いレベル中で競争しポジション争いをしていって欲しい。そうすることを繰り返すことでチームはフィットしていくものだと思っている。あとは、我々スタッフがしっかり選手を引き締めていきたい。

<流れの中で点が取れなかったが?>
攻撃のテーマは一つがあったんだけど出来ていなかった。やっぱりね、それはこっちが「守備守備」と言い過ぎていたし、ボールを奪うこと、相手に先に点を与えないことを考えすぎていたのか、前の選手がやや消極的であった部分もあったと思う。もう少し、意識もそうだし、アグレッシブに行って欲しいし、相手陣内でミスをしてもそれほど怖くないんだから、その辺もう一回トレーニングでか変えていきたいと思ってます。守備守備っていうと攻撃がダメになるし、攻撃っていうと、今度は守備をしなくなる…まあ、バランスを考えながら良くしていきます。

<難しい中で初戦を迎えたが、終わった今の監督の心境は?>
結果は勝つしかないだし、それを信じてやっている。選手もそれを思ってピッチに入るだろうし、我々もそういうつもりで1週間準備してきた。常に僕は選手に言っていることなんだけど、自分たちが1週間準備して、今日はどうだったの?という部分では納得も満足していない。でもね、シーズンっていうのはそれの連続だと思っているんですよ。1試合勝って終わったからって、それでハッピーになれるのか?って言ったらそれは違うし、また次節に向けての今日の成果と課題とかの反省点を踏まえているので、1試合で一喜一憂はしていません。

まあ、選手たちもプレッシャーを感じて戦う試合は当然あるけど、実際には相手は関係ないんですよ。高崎だろうと、町田だろうと、長野だろうと1勝は1勝だし、1敗は1敗。どんなチームであろうと、勝たなければ行けないし、それがいいプレッシャーになってくれればいいと思っていますし、逆にそんな状況の中でものびのびと楽しくやれるようになれれば、それはそれで最高ですけどね。まあ、今日はポストとかに3本阻まれましたけど、8点とか取っていればそりゃ、にこやかに試合を見られただろうけど、そんなに勝負事は甘くはないし、私がそんなんでニコニコ見ていたら選手が努力しなくなってしまいますからね。

<攻撃のテーマとは>

今まで使われていなかった選手を試すっていうこともそうだし、今週の準備の段階で選手(スタメン)を選ぶに当たっての明確な基準を作ってあげた。そうじゃないと、選手は何がいいんだろう? 何が悪いんだろう? というのがわからないじゃないですか? こういうプレーしたら試合に出られるんだ、こういうプレーをしてしまえば外されるんだということをしっかり整理した。そうすることによって、今出ている選手も、出ていない選手も一緒(横一線)になるじゃないですか? そして整理した上で(1週間)準備を行いメンバーを考えた。

今、攻撃に関してはサイドからもうちょっともう少し崩せれば、シュートチャンスは増やせたと思います。やっぱり、木島兄弟2人が揃うと攻撃は速くなるんだけれど、テンポが速ければ速いほどミスも生まれてくるし、中盤の厚みも生まれてこないので、サイドの崩しが発展していかないんですよ。それは攻守の連携になるんだけど、そこは最終ラインからのビルドアップのところからの意識付けをしっかりしていきたいし、2人ばっかりに頼っていては、いない場合に困ってしまうので、やっぱり効率的なサッカーをやっていきたい。ボールを失わない。高い位置でボールを奪う、しっかりと確実にシュートまで結びつけられるようなサッカーを。

これからは暑くなってくるし、そうなれば体力にも限界があるから、そんな効率的なサッカーが出来るようにしたい。ただ、究極の目標は見ていて美しいサッカーをしていきたいと思っているので、高レベルのサッカーが出来るよう頑張っていきます。

<今後の方向性・収穫について>

確かに、今週どうなるかなあ…と思っていましたが、一番は選手のモチベーションだと思ったんですよね。そのモチベーションの先に何があるのか… 彼らも鮮明になったはずだし、今日勝ったことで、多少でも自信になったと思うし、自分たちがやるべき事が少しずつわかったと思うし、あとは質と量を高めていくことだけかな? 

決して下手ではないし、力のない選手の集合体ではないと思っている。個々にはまだ問題はありますが、最後はモチベーションの問題だと思っています。今日もこれだけ多くの人が応援に集まってくれましたし、毎週J1/J2の観客動員数をチェックしていますが、J2に入っても真ん中以上の観客動員数をホームゲームでは(お客様から)いただいております。

しかし我々はJではないのですが、J2下位にいるクラブよりも観衆も多く、(さらには)いいスタジアム環境で試合ができるということに、それで満足してしまっている子(選手)がまだまだ多いんですよ。やっぱり彼らにはね、ここで満足するのではなく、勝ち上がってJで戦うってことを目指して欲しいし、さらにその先に勝ち上がっていけば「ごほうび(サッカー選手としての喜び?)」が待っているんだよっていうことを、モチベーションと関連づけてあげて、いい準備をさせてあげたいし、いい状態で戦えるようにさせてあげたいです

[2011年6月12日 敷島公園サッカーラグビー場にて]

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