« TM:前橋育英vsザスパ草津U-23 | トップページ | 強気が消えてしまった明大 »

2011年5月14日 (土)

ソニー仙台、後期よりリーグ戦参加

昨日、JFAハウス内のJFL事務局にて、ソニー仙台の後期からのリーグ戦参加、そしてそれに伴う開催方式の変更、降格、入れ替え戦の決定方式を発表した。

_9208974

ということで、決定された内容を要約しておきます。

【順位の決定】
・ソニー仙台以外のチームは、前期16試合、後期17試合の年間合計33試合の結果で総合成績(順位)を争う

・ソニー仙台については、後期17試合だけの成績で、他の17チームと総合成績を争う。また、後期1節以降に予定されている延期分の前期1節〜6節までの試合は「災害復興試合」という肩書きとなり、この6試合の結果についてソニー仙台並びに、対戦チームは年間順位を争う成績に加算しないこととなる。

【地域リーグへの降格、入れ替え】
・ソニー仙台のみ後期17試合のほかに、復興試合の6試合分を含めた23試合の成績で算出。それ以外の17チームは総合成績同様、33試合の成績で順位を計算して該当チームを決定する。なお、ソニー仙台と復興試合を行う6チームは、その試合結果がいかなるものでも、成績に加味されない。

【その他決定事項】
・ソニー仙台のみ、累積警告3枚で1試合の出場停止処分となる。なお、災害復興支援試合はリーグ戦外の公式試合のため、リーグ戦で受けた警告の累積の対象とはしない。

※JFL公式発表内容については下記リンクをご確認ください

ソニー仙台FCの今季活動ならびに第13回JFL大会方式について

ソニー仙台参加確定による、大会方式変更

------------------------------------------

ソニー仙台が当初の発表どおり、後期からのリーグ参加を表明してくれましたが、この決定に対して「よくぞ参加してくれた!」と嬉しく思うと同時に、JFL残留には限りなく高いハードルがあるな…とも感じた。しかし、厳しい戦いではあるものの、選手たちはサッカーを出来る喜びを感じているはずだし、チームには被災してしまった会社や地元宮城に元気を送り届けるという、残留を勝ち取ることとは違う「使命」がある。

仮にJFL残留が出来なくとも、チームが解散する訳ではないし、困難な時にでもサッカーを続けることで、多くの人に喜びと感動、勇気を与えられるはずなのだから…。

チームは、会社、地域の復興支援のため、満足な練習が出来ない日々が続いていたが、来週の月曜(16日)より、本格的に練習が再開する。他のチームはすでにリーグ戦に突入しコンディションを上げてきているが、ソニー仙台はこれからチームを作り直さなければならないハンデが存在する。しかし、今のチームにはどのチームよりも強い「絆」があり、それを乗り越えるだけのメンタリティが芽生えている。

Img_0183

7月3日に浜川で行われる、アルテ高崎戦からリーグ復帰となるソニー仙台。日程的にはすでに2ヶ月を切っており、急ピッチで調整をしなければならないが、チームには「被災地の人たちの元気を与える」という使命があるのだから、そんなハンデはなんとも乗り越えて貰いたい。

そして、待望のホームゲームが帰ってくる(予定では七ヶ浜だが、会場がどうなるかはまだ未定)7月9日には、地元のファンに勝利という最高の結果を見せて欲しいところだ。

------------------------------------------

さて、以上のように今年の開催方式が変更されたが、そのことを踏まえて、J昇格と残留争いを少し考えてみたい。

今年のJFLにて、Jリーグ準加盟クラブに承認されているのは町田ゼルビア、Vファーレン長崎、松本山雅、カマタマーレ讃岐の4チーム(※琉球、金沢は継続審議となっており、準加盟グラブではない)となっているが、現時点で成績さえクリアすればJ2昇格となるのは松本山雅だけ。

Img_0015

町田と長崎に関しては、昨年の予備審査でスタジアム設備での不備などを含めた未達部分を指摘されたことにより、審査をパス出来ず昇格見送りとなりっていたが、両者とも計画を修正して2013年シーズンからのJ2昇格を目指しており、今季中の昇格は無くなっている。また、讃岐に関しては予備審査結果が出ていないため、どんな評価がなされるかは不明だが、実力的に4位以内を確保するにはまだまだ厳しいと見るのが妥当。

そんな状況から考えると、今年J2昇格の可能性があるのは松本山雅1チームだけとなるなのだが、開幕から4試合経過した時点で上位4チームはすべて準加盟チーム以外。さらには、昇格の可能性のある山雅は現在9位とやや出遅れたスタートとなっており、ひょっとすると今年は2006年以来の「J昇格なし」があるかも知れない…

そうなると、今年の残留争いは例年以上に厳しい戦いになってくることは間違いないだろう。また、山雅が昇格したとしても、最下位は降格、17位は入れ替え戦。もし、昇格チームが無ければ17位も降格、そして16位が入れ替え戦に廻ることとなる。

JFLが18チーム制となった2006年以降の15位、16位チームの平均獲得勝ち点を見てみると、15位が33で、16位が30.2という数字が残されているので、この数字をそのまま「残留ライン」の目安にしていいだろう(※ただし、今年はソニー仙台を除く17チームは1試合少ない33試合で争うので、残留ラインから3ポイント引いた数字でもいいかも知れない)

さて、他チームよりも試合数が10試合少ないソニー仙台にとって、「33ポイント」という数字は簡単に達成出来るものではないのだが、さらに「災害復興試合」の相手が、Honda FC、町田、長崎、SAGAWA SHIGA、印刷、山雅という昨年の上位チームばかりであり、こちらも難しい戦いとなりそうだ。

あとは、ここまでの4試合の結果を見たところで、ジェフリザーブスの不振はかなり深刻であり、横河武蔵野もギクシャクした内容が続いており、両チームはかなり苦戦が予想されそうだ。また、昨年入れ替え戦を戦ったアルテだが、今季は進化した姿を見せていることもあり、よほどチームがスランプにならない限り、残留は堅いかも知れない。

Img_0320

まだまだ今季の戦いが始まったばかりなので、そう簡単に長期展望を予想することは難しいが、今節予定されているリザーブスと武蔵野の試合は、今季の残留争いを占う上で大事な試合となることは間違いない。ここでリザーブスが敗れてしまうようなことがあれば、チーム浮上のきっかけを失うだけではなく、選手や監督の自信すら失いかねないからだ。

そして土曜日のもう一つのカードである、アルテとびわこの一戦も、残留を争う上で大事なカードとなるのだが、アルテは前節同様、好調な姿をホーム浜川で見せることが出来るだろうか?

優勝、昇格争い以上に、「残留争い」の方が盛り上がりそうな今年のJFL。試合数が少ないこともあり、ソニー仙台は現在不振のリザーブス以上に厳しい位置に立たされている訳だが、7月以降、東北から「旋風」を巻き起こすことに大いに期待したい。

« TM:前橋育英vsザスパ草津U-23 | トップページ | 強気が消えてしまった明大 »

JFL」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176307/51663733

この記事へのトラックバック一覧です: ソニー仙台、後期よりリーグ戦参加:

« TM:前橋育英vsザスパ草津U-23 | トップページ | 強気が消えてしまった明大 »