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2011年4月29日 (金)

ウーヴァFC、ホーム開幕戦を飾る

JFL前期第8節 @栃木市陸
栃木ウーヴァFC 3-0 ジェフリザーブス
[得点者]
66・70分竹内、90+2分三輪

前節、アルテとの対戦を1-1のドローで終えた栃木ウーヴァ。今季の「ホーム開幕」となったジェフリザーブス戦では、内容は悪いなりにも要所をしっかり押さえて勝ち点3を奪った。

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[ウーヴァスタメン]
ーーー竹内ー若林ーーー
ー濱岡ーーーーー武藤ー
ーー久保田ー前田ーーー
川瀬ー岡田ー栗原ー石川
ーーーー原田ーーーーー
※中盤はボックスというよりも、ややフラットな並び

[リザーブススタメン]
ーーーーー金沢ーーーー
ーーー佐藤宏ーーーーー
ー福田ーーーー佐藤悠ー
ーーー柳ーー松田ーーー
西山ー安川ー秋葉ー西郡
ーーーー瀧本ーーーーー

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ウーヴァは開幕戦から若干メンバーの入れ替えがあり、開幕戦こそ移籍手続きの関係上出場出来なかった久保田勲が、この試合前日に登録完了したため登場となった。そしてジェフリザーブスだが、前節長野パルセイロ戦での完敗を受けて、両サイドバックを揃って入れ替え、完全に「守備的」な形を作って試合に入っていく。

攻撃がウリである星野をサブに回し、前節CBに入った西郡をスライドさせて守備の意識を高めたリザーブス。また、4-2-3-1だったシステムも、4-4-1-1(気味)に変更し、ボランチ2枚と1.5列目に入った佐藤宏を含めた3人が厳しいプレスを掛け続けることで序盤からペースを引き寄せる。

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高い位置からの守備が徹底されていたことと、右サイドの佐藤悠の動きが良くチャンスを序盤から作るリザーブス。4分には福田の放ったシュートが石川の腕に当たってハンド→PKか?と思われたが、ここはハンドの判定はなくそのままCK。続く9分に佐藤悠がシュートを放つと、10、12、13、15分にも連続してウーヴァゴールに襲いかかる。

しかし、ここでリザーブスにとって痛いアクシデントが発生。右サイドでチャンスメークしていた佐藤悠が接触プレーで右足を痛めてしまう。一度はピッチに戻ったものの、やはりプレー続行は無理で21分に渡辺と交代。

攻撃の起点となっていた佐藤悠がピッチを退いてしまったものの、その後も堅い守備と高い位置からのプレスがハマり続けるリザーブスがペースを握り続け、佐藤宏が立て続けにシュートを打って行く。

リザーブスの右サイドからの攻撃にいいようにやられ続けていたウーヴァだが、32分、川瀬に替え、開幕戦はスタメンだった渡辺建太を投入し右SBに配置。そして右の石川を左に配置替えしてリザーブスの攻撃に対応。すると徐々に左サイドでの劣勢を挽回しだし、さらには相手のプレスも序盤より緩くなったこともあり、ウーヴァが反撃に出るシーンも生まれる。

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序盤〜中盤は一方的なリザーブスペースだった試合も、前半終盤で互角の展開にまで押し戻したウーヴァ。いや、押し戻したと言うよりも、相手の決定力不足と運動量の低下に助けられた感が非常に強かった前半戦は、結果的にスコアレスで後半戦に折り返す。

後半に入ると、前半終盤に押し返されたリザーブスがキレのある動きを取り戻し、再びペースを握り返す。4、5、9、10分と連続してチャンスを作り、さらに15分にはウーヴァ守備陣のミスを佐藤宏が逃さずカットして、決定的場面を迎えるがGK原田の好セーブに栗原の必死のクリアが生まれ、どうしても先制点が奪えない。

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トータルタイム60分を過ぎたところまでの全体的な流れは間違いなくリザーブスのものだったが、点が取れるチャンスを何度も逃し続けていることが気がかりであり、一瞬の隙をつかれるのでは… と思っていたら予想通り手痛い一撃を受けることとなる。

66分、濱岡から縦に速いパスが入ると、これに反応して抜け出した竹内がDFを背負いながらもシュート! これが見事に決まって流れの悪かったウーヴァが先制。

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思うように若林にボールが入らず、そこから「次の展開」がなかなか生まれなかったウーヴァ。それでもリザーブスの攻撃に対して、中盤の久保田、前田に最終ラインが粘り強い守備を続けてきたことが攻撃陣の奮起を呼んだ。また、横濱監督も「本来FWではないけれど、DFと駆け引きができ、また裏に抜けるのもうまい竹内に期待して起用した」と話したが、まさにその決断が「吉」と出た瞬間でもあった。

1点リードして、ガラリと変わってしまったこの試合。60分まであれだけ必死に動いていたリザーブスだが、一気にトーンダウン。すると続く70分のセットプレーではセカンドボールを奪われてもう一度中に放り込まれると、今度は頭で竹内に決められてしまう。さらに74分には福田が2枚目のイエローで退場。残り時間を10人で戦うことになり、事実上この時点で「勝敗」が決してしまった…

それにしても、福田退場後の采配がやや中途半端であったことは否めない。退場となったのは、攻撃的MFの福田であったこともあり、守備の枚数を増やす必要はないのでは?と思ったが、監督の交代カードは柳を下げてDF登録の山口将造をボランチの位置に投入。リスクを犯して攻撃的に行くならまだ理解できるのだが、0-2で負けている状況でその交代とは…

結局、この交代をしたところで流れが変わることもなく、守備が良くなる訳でもなく、逆に最後の最後でカウンターを喰らってしまいダメ押しとなる3点目まで与えて試合は終了。

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試合後のウーヴァ横濱監督は「悪いなりにも結果を出してくれたことは良かった」と語り、監督も正直なところ、試合内容に関しては満足してはいないということを覗かせた。また、この日無失点に抑えた守備陣に対しても「相手のミスに助けられた0であることを忘れてはいけない」と語り、「この結果に満足することなく集中したディフェンスを続けて欲しい」とも付け加えた。

さて、これでウーヴァは2試合で「勝ち点4」を稼いだが、相手はアルテ、リザーブスと昨年残留を争った「仲間」であり、この2試合の結果で「今年は強い」と評するのもいささか早計かもしれない。横濱監督も「これから強い相手と当たるので、(ここからが)本当の戦いだと思っています」と。2試合の結果に奢ることなく気を引き締めていた。

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さて、2試合連続ゴールを挙げ、一躍ウーヴァの救世主となった竹内優。4年間過ごした松本山雅を離れ、一時は所属チームなしとなったが現役続行を諦めず、自身がジュニア時代を過ごしたアルドール狭山(埼玉県2部)に籍を置いてトレーニングを続け、ウーヴァFCに入るチャンスを掴み、そしてこの2試合で「チームに無くてはならない存在」にまで登り詰めたと言っても過言ではないだろう。

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さて、連敗スタートとなってしまったリザーブスだが、長野戦以上に重い敗戦であったことは否定できない。最終ラインの両サイドには攻撃より、まずは守備ということでメンバーを入れ替え、中盤からのプレスを徹底して試合に挑んだが、結果的にその動きを90分間持続することは出来なかった。

攻撃に関しても、まだ個人の打開に頼る部分が多く、「点が線になる」攻撃になっていかない。前回の試合でも「これからのチーム」であると書いたのだが、このチームがどんなカラーのチームなのか、どんなサッカーをしたいのか? という部分がこの試合でも見えてこなかったことは非常に残念である。

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JFL残留が目標となるリザーブスとしては、最悪でも「勝ち点1」は奪いたかったこの試合だが、3失点を喫しての敗戦はなんとも痛いところ。だが、次節は試合なしとなるので、なんとかこの「インターバル」を有効に利用して、チームの方向性や骨格がしっかりするよう、いい準備をしてもらいたい。

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