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2011年3月22日 (火)

U-23、天皇杯への道スタート

東日本大震災の影響で、被災地となってしまった各地のリーグ戦だけではなく、J1/J2リーグ、JFLや関東大学サッカーリーグなども開催延期となり、軒並み各Jクラブも練習がオフとなる事態が続いていた。

ザスパ草津もトップチームは明日までオフとなり、U-23はオフではないものの室内トレーニングの日々が続いていたが、24日からトップ、U-23揃って活動を本格再開。そして気がついたらU-23は週末の日曜日、早くも天皇杯予選(県協会長杯・予選トーナメント)がスタートするのだ。

予選トーナメントに関しては、群馬県サッカー協会HPにも、ザスパ公式に詳しくは記されてはいないが、3月27日:1回戦、4月3日:2回戦、4月10日:3回戦、4月24日:代表決定戦という日程で、決勝トーナメントは7月3日からスタートする模様。

さて、U-23の今季公式戦・初ゲームの相手は群馬県リーグ2部Bに所属の板倉クラブとのこと。

以下、情報については公式HP情報より転載
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開催日時:3月27日 11:30〜
対戦相手:ザスパ草津U-23 vs 板倉クラブ
試合会場:高崎経済大学グラウンド
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昨年、U-23チームはトップ昇格とともに、チームの大きな目標としていた天皇杯出場。しかし、格上のアルテ高崎、tonan前橋と当たる前の決勝トーナメント3回戦で、上武大学に1-2と敗れ、目標としていた天皇杯出場はならなかった。

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昨年はチームのピークを天皇杯予選決勝や本戦を意識して、8〜9月に持って行こうとしたが、逆にそれが仇となりチームがピークを迎える前に敗退してしまった苦い経験がある。だからこそ、木村コーチや残ったメンバーは例年以上に早い段階から準備をし、新加入メンバーが入ってからは精力的に練習試合をこなしてきた。

さらに今年は「独立リーグG」も開催され、先日の震災のあった日に、独立リーグ最終節(3/11 vs関東学園戦)が行われ、この試合も4-1と勝利して6試合を5勝1分(得点21、失点3)という結果で終えている。また、この6試合の他にも3月16日にも上武大学とTMを行い、課題とチームの方向性(ベストな形)がより明確になってきている。

といことで、最近行われた3試合(2-1 群馬大学、4-1 関東学園大学、3-0 上武大学)を振り返りますが、9日の群大戦と11日の関東学園大戦ははっきり言って「大丈夫かよ?」と思うような試合をやってしまった。

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群馬大、関東学園大戦ともに、相手チームには失礼だが実力差がありすぎて、前半から「勝負」に関しては目に見えていた。連携、パススピード、プレス、ボールポゼッションとどれをとってもU-23の方が上であり、相手は完全に防戦一方となる。

群大戦スタメン         関東学園大戦スタメン
ーーー藤崎ー森川ーーー  ーーー吹田ー歌丸ーーー
ー清水ーーーーー宮下ー  ー横山ーーーーー清水ー
ーーー川瀬ー市川ーーー  ーーー川瀬ーマテウスーーー
飯山ー安田ー成田ー西野  白井ー安田ー成田ー西野
ーーーー島並ーーーーー  ーーーー笠原ーーーーー

この試合があった週なのだが、早くもチームの中核として抜群の動きを見せていた枝本が大学の所用のため不在。そんなこともあり、ボランチには川瀬、マテウスが入って対応したのだが、「枝本不在」の大きさが改めて証明されてしまう。確かに試合はU-23の「やりたい放題」という感じで進んでいくのだが、それまでの試合では枝本に預けて左右、縦に展開という動きを見せて相手に揺さぶりを掛けて崩していたのだが、前にボールが入ったらとりあえず自分で行っとけ!という展開に終始してしまう。

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実力差があるために、連携うんぬんではなく、個の力でゴール前まで簡単にボールを進めることが出来てしまい、群大戦も関東学園大戦も序盤の15分までに先制点を奪い、いい流れを作ったかに見えた。しかし、追加点が奪えないことから自分たち自身でリズムを徐々に崩していき、後半に入ると思わぬ苦戦と直面してしまった。

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関東学園大戦では、前半だけで2ゴールを決め輝きを放った吹田だが、後半10分に危険なチャージで一発退場となり、木村コーチから「試合が終わるまで罰走」を命じられ、利根川河川敷をひたすら往復。さらには後半30分にマテウスが接触プレーで足首を捻挫して退場。ここで木村コーチはあえて交代選手を出さずに、9人(フィールドフレーヤーは8人)のままで試合を続行させる。

試合後木村コーチは「アイツらね、ボールが持てるからって、余裕というか普段やらないことをやりすぎなんですよ。今日は次(13日に予定されていたジャパンサッカーカレッジ戦)を見据えて、敢えて8人のままでやらせました。地域1部のチームのプレッシャーを感じるには今日の終盤ぐらいの方がいいですから。ただ、8人になったからと言っても、点は取って欲しかったですね」と、不甲斐ないチームに厳しい言葉を投げかけた。

そして16日、枝本がチームに戻ってきた最初の試合で、その存在感を遺憾なく発揮していく。

上武大戦前半          後半
ーーー森川ー藤崎ーーー  ーーー森川ー藤崎ーーー
ー清水ーーーーー横山ー  ー清水ーーーーー宮下ー
ーーー川瀬ー市川ーーー  ーーー枝本ー市川ーーー
飯山ー安田ー成田ー西野  西野ー川瀬ー安田ー飯山
ーーーー後藤ーーーーー  ーーーー島並ーーーーー

前半は先週同様、攻めているものの内容が良くなったU-23。しかし、後半に枝本が登場するとチームはがらりと変わっていく。試合後に「エダさんが入ると、とりあえず預けておけばいい展開(ボール)を出してくれる」と選手からコメントが出るとおり、後半開始直後の3分に森川のゴールをお膳立てすると、次々といい展開を作りだしていく。そして、枝本が入ると市川の動きも冴えだしてくる。

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昨年は市川ー古矢翼(現ガンジュ岩手)が中盤のコンビだったが、古矢とはまた違ったタイプのボランチである枝本。古矢は豊富な運動量で中盤をカバーするタイムだが、枝本はバランスよくボールをキープして、自在に展開する司令塔タイプ。市川が長いボール主体でボールをさばくタイプに対し、枝本はショートも交えながら繋いでいく。

彼の加入により、チームとしてより進化したU-23。さらには、2年目の西野の成長が今年はかなり面白い。彼を最初に見たのは2009年の奈良で行われたインターハイ。彼が所属していた中津工・東はベスト8まで進出したが、その中でもチームの中心として活躍していたのだが、FWだけではなく、DF(リベロ)もこなす姿に「おもしろい選手だ」と思っていたのだが、まさか彼がU-23に入るなんて…

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そして加入した当初はFWやサイドアタッカーとしての起用が多かったが、昨年末にトミケン(富田賢/現慶応大学サッカー部コーチ)が退団した後にサイドバックに入ると、一気に成長。昨年一時期在籍していた天野を超えたのでは?と思うほど攻守に渡って鋭い動きを見せる西野。さらには「無回転弾FK」の練習を続けており、実際にtonan前橋サテライト戦では強烈な一撃でゴールを奪うなど、その威力を十分見せつけている。これまで直接FKはほとんど市川だったが、今年は剛の西野、柔の清水とキッカーのバリエーションが増え、選択肢が広がったU-23。

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さて、公式戦がいよいよ今週末に迫ったのだが、今年こそ「目標達成」をなんともかなえて欲しいところだが、その前に24日に今季からJFLに昇格した長野パルセイロとのTMが予定されている。先日の練習試合で森川は「強い相手とやりたいです」と語ってくれたが、今度の木曜日の相手は待望の格上。

公式戦を前に、どこまでやれるのか? そして今の自分たちの立ち位置(実力のレベル)を図るには絶好の相手であるこの試合。また、開幕がズレてしまったパルセイロにとっても、調整するにはいい相手であろう。

天皇杯出場、トップ昇格を目指すU-23にとっては、この2試合は大事な試合となっていくはずであり、そして何よりも日曜日のゲームは「今年の開幕戦」でもあるので、ここで「今年のチームはこうだ!」という姿をしっかり見せ、今年こそJFLのアルテ高崎と群馬予選決勝で戦えるようにしてほしいところだ。

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