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2011年3月 3日 (木)

独立リーグG、第2・3節

3月1日、2日と連チャンで行われた独立リーグG。
それぞれの試合を振り返ります。

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第2節:3月1日@tonanサッカーパーク
tonan前橋サテライト 1-4 ザスパ草津U-23
[得点者]
17分西野、37分森川、70分宮下、73分歌丸(U-23)
18分(tonan39番)

当初の植木GM構想案での参加チームは「tonan前橋」でしたが、公式に参加することとなったのはトップではなく、群馬県リーグ1部のサテライトチーム。参加に関しては、それぞれのチームの思惑もあるし、スケジュールの都合もあるのでその辺の事情はわかりません。

しかし、それでもtonanサテライトは昨年の群馬県1部優勝し、全社関東予選も勝ち抜いて「全国大会(全国社会人大会)」に出場しているチームで、決して実力は低くはない。そんな相手だからこそ、現在県3部というカテゴリーにいるU-23の実力的な「立ち位置」を図るに絶好の舞台となったこの試合は、ややもどかしい展開から始まっていく。

[U-23スタメン]
ーーー藤崎ー森川ーーー
ー清水ーーーーー宮下ー
ーーー枝本ー市川ーーー
西野ー川瀬ー安田ー飯山
ーーーー島並ーーーーー

[tonanスタメン:4-4-2]
※名前がわかりませんので、番号のみで
GK33、DF左から31、41、15、25、MF17、43(ボランチ)、19(左)、27(右)、FW11、37

マイケルが入ってから、3トップ、もしくは1トップをテストしてきたU-23だが、この日は「一番しっくりする型」であろう4-4-2、それも藤崎、森川という一番連携がいいであろう2トップで挑んできたのだが、どうしても両者の動きに本来のキレがない。

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序盤から早いプレスと落ち着いたボール回しでペースを握ったU-23。5分に宮下のパスを受け、後ろから入ってきた飯山がファーストシュートを放つなど、試合の入り方は悪くはなかった。8分にも森川のシュートのこぼれに藤崎が反応するなど、得点を匂わせるシーンが続くのだが、その「余裕」がペースを乱していく原因に繋がっていく。

前半10分の時点で、力の差は相手には申し訳ないがハッキリしていた。当然、相手チームもシーズンに入ったばかりだし、コンディション的にまだまだといった時期であることを考慮したとしても、力の差は目に見えていた。

中盤でのボールポゼッション、パスの正確性、球際の強さ、全体の連動とすべての面で優るU-23。このように、ある程度やれると感じた時ににこそ、思わぬことでチームの動きが悪くなることがある。それは「やれる」という余裕が慢心となり、チームプレーを忘れて、ワンテンポいつもよりボールを長く持って、あわよくば「決めてやろう」という悪い意味での「欲」が顔を出し始め、徐々にテンポが狂いだす。

Img_0038

それでも「個の力」で優るU-23が優勢に試合を進め、17分にFKのチャンスを得ると、今年から意欲的に「無回転弾」に取り組んでいる西野がFKを豪快に直接蹴り込み先制点をゲット。何はともあれ、先制点を奪ったことで、悪かったリズムが修正されるかと思ったが、その直後になんともいただけないシーンが出てしまう。

2月16日に行われた尚美大とのTMでも、先制点を奪った直後に失点されるという場面があったが、この日も「リプレーですか?」という感じで、リスタートから攻め込まれてあっという間にサイドを破られ、中にクロスが入って39番に頭で決められ同点とされてしまう。

点を取ったあとに、すぐに同点にされてしまうという一番よくないパターンで追いつかれたU-23。その後もポゼッション率でも相手を上回り、ほとんどの時間帯において相手陣内でゲームを進めるのだが、個人の無理の突破やシュートばかり目に付き、「横に出せばいいのに…」という場面なかり続いてしまう。

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そんなもどかしい展開が続くなか、36分に枝本の突破に対してDFがペナルティ内で倒してしまいPK獲得。キッカーはPKを獲得した枝本ではなく森川。この日、チャンスをいくつも作りながらも決めきれなかった森川だが、この場面は「絶対決める」という強い意志が見る側にも伝わってくるほど気合いが入っていた。

右足から放たれたシュートはゴールネットを揺らし、イヤな流れをなんとか断ち切る得点となり、前半は1点リードで折り返す。

後半もU-23は同じメンバーでスタートするが、やはり前半同様のモヤモヤする展開が続く。さらに、ハーフタイムで立て直してきたtonanサテライトも前から積極的に来るようになり、自陣ゴール前での攻防も増えていくようになる。

それでも、失点シーンを除いた場面では終始落ち着いていたディフェンスラインがしっかり守りきり、危ないシーンは訪れるも「決定的」というところまではやらせない。そして後半25分にメンバー5人が入れ替わる。

ーーー宮下ー歌丸ーーー
ー白井ーーーーー清水ー
ーーーマテー市川ーーー
西野ー川瀬ー成田ー飯山
ーーーー後藤ーーーーー

選手が入れ替わり、運動量で盛り返したU-23が再び反撃。30分には縦パスから抜け出した宮下がGKと1対1の場面を作りシュート。一度ははじかれるもこぼれ球を自ら押し込み3-1とする。さらに続く33分、右サイドからゴール前に飯山がロングボールを蹴り込むと、ゴールやや左にいたマイケルがワントラップして豪快なボレーシュートを放ち4-1とリードを広げる。

連携、ポストプレー、前線からの守備ではお世辞でも褒められないプレーが続くものの、チーム合流後、練習試合での初ゴールが生まれたマイケル。木村コーチも「ホント、動きはどうしようもないぐらいダメなんだけど、ああいうシュートを決める所はやっぱり外人らしいんだよね」と豪快すぎる初ゴールに苦笑い。

4-1となって、これで落ち着いて試合をクローズさせるかと思ったら、ラスト5分の守備は非常にいただけなかった。3点差という余裕が選手それぞれに「楽なプレー」を選択させ、試合当初のような厳しいプレスが無くなり、今度こそゴール前で「決定的」という場面を作られてしまう。

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相手22番にカウンターから抜け出され、後はシュートを流し込むだけというシーンを後半35分に作られ、失点を覚悟したがポストに救われて事なきを得る。さらに38分に決定的場面を作られるなど、ピリッとしない終わり方のまま4-1で勝利。

上記のとおり、相手は県1部のチャンピオンだが、実力的にU-23の方が上であることは試合を見るかぎり間違いない。確かに後半の終盤以外に「やられた…」と思わせる場面はなく、連携が良くなくとも個の力だけでも点がとれるところは実力差から来るものだが、手放しで喜べる「いい勝ち方」でなかったこともまた事実。

相手の実力は関係ない。どんな相手でも、どんな試合でも、自分たちが目指すコンパクトに繋いで走り勝つサッカーをして行かなければいけないということを、改めて感じさせる試合となった。

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第3節:3月2日@上武大グラウンド
上武大学 0-5 ザスパ草津U-23
[得点者]
20分清水、45・65分歌丸、50分枝本、60分森川
※第3節得点時間のみ「だいたい」です

前日の試合結果を受け、上武大とのゲームのスタメンは下記のようになった。

ーーー歌丸ー藤崎ーーー
ー宮下ーーーーー清水ー
ーーー枝本ー市川ーーー
西野ー安田ー川瀬ー飯山
ーーーー後藤ーーーーー

メンバーを見たときに「モリはやっぱり外されたか…」というのが正直な感想であり、木村コーチも「気持ちの問題ですよ」と試合後バッサリ。

とりあえず、いつも接戦となる上武大相手に、マイケルがスタートからどんな動きを見せてくれるか楽しみだったが、この日の上武大は明らかにサブメンバーだった。どうやら、昨日のアルテ戦にAチームが出場したそうで、2日のU-23戦はBチーム主体とのこと。

普段、中盤から縦へいい展開が入ってくる上武大だが、この日は縦にいいボールが入る場面も少なく、普段よりガツガツ来ることなく、序盤からU-23ペースで試合は進む。そして20分には、マイケルと清水が見事なワンツーを見せ、早くも先制点を奪う。前半は結局この1点のみだったが、目立っていいというプレーも少なかったが、悪いプレーもなく無難な展開のまま終了。

さて後半、昨日の不振を振り払うために気合い十分の森川が登場。

ーーー歌丸ー森川ーーー
ー宮下ーーーーー白井ー
ーーー枝本ー市川ーーー
西野ー安田ー成田ー川瀬
ーーーー後藤ーーーーー

実は先日のアルテ戦は、体調不良で試合を欠場するなど、ベストな状態の時と比べると良くない状態が続いていたが、この日はそんな不振、モヤモヤを吹き払うかのようなプレーを見せてくれる。

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後半開始直後に、マイケルの2点目をアシストし、50分(ぐらい)には、枝本にきれいなラストパスを送り3点目を演出。そして60分(ぐらい)には、右サイドを駆け上がった西野からのクロスに、泥臭く頭で合わせて4点目を自ら決める。

ただ、この日の上武大は3点目を失った以降から中盤のプレスがほとんど機能しなくなり、その後は正直U-23のやりたい放題な時間が続く。そして最後は清水?からのパスを受けたマイケルがGKの動きを冷静にみて蹴り込んで5-0。

マイケルは2ゴール1アシスト、森川は1ゴール2アシストと、FW2人がそれぞれ結果を出して締めくくったこの試合。後半から出場した白井も、積極的な攻撃と、昨年はあまり見る機会が少なかったシュートにもトライし、川瀬同様2年目の選手が伸びてきていることをアピール。

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さて、後半に会心の動きを見せてくれた森川だが、試合後に「(スタメン落ちは)自分でもわかってます」と語ってくれたが、自分で何がダメだったのかわかっている姿に一安心。2008年に入団してきた当初は、まったく目立つ選手ではなかった。2年目の後半、U-23で2トップを組んでいた杉本がトップに昇格してから、明らかに目の色が変わった。

仲間の昇格に触発されたのか、練習中においてもガツガツいく姿を見せ、「気合い入っているな…」と感じさせ、2010シーズンはチームの中心に成長。それと同時にトップの練習に参加する機会も増えたが、そこで改めてトップの壁と、差を知ることとなる。

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誰が見ても体つきも進化し、前線での動き方を工夫するようになった森川。期待する選手だからこそ、tonanサテライト戦の動きは不満だった。当然、木村コーチもそれは同じである。

マイケルを後半から使うのと、森川を後半から使うということは同じ意味ではない。マイケルは「テスト段階」であるため、後半から出てきてもそれは致し方がないが、チームの核となる人間が後半から出てくるようではまだまだダメ。スタメンを外された悔しさ、そして気持ちを出し切ったこのゲーム。その気持ちを忘れないでプレーしてほしいと願うところだ。

さて、この日活躍したマイケルだが、その数字で「すげー」と言ってはこちらもダメ。前線での動きは少ないし、守備面では相変わらず…。ただ、攻撃面では周囲と徐々に連携が取れるようになってきたこともあり、この2試合でかなり「楽しみ」は増えてきた「かも」。

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未完の大器で終わるのか、露製大砲として大化けするのか?
チームの成績同様、マイケルの成長にも注目である(笑)

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