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2011年2月10日 (木)

U-23、2011年の初戦

練習試合 2月9日@上武大学グラウンド
ザスパ草津U-23 0-0 上武大学
(30分x3本マッチ)

1月31日に行われた流通経済大学戦で、トップチームに混じって試合に参加した選手もいたが、昨日は「U-23単独チーム」として今季初の練習試合。新加入7人のうち、大学の試験中である清水健普を除いた全てのメンバーが揃った新生U-23だが、ベンチには木村コーチだけではなく、植木繁晴GMも同席しており緊張感のある中で初ゲームを迎えた。

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[1本目]
藤崎ーーー森川ーーー歌丸
ーーー清水ーー宮下ーーー
ーーーーー市川ーーーーー
白井ー川瀬ーー成田ー西野
ーーーーー後藤ーーーーー

これまでのU-23は、中盤がボックス型の4-4-2で継続的にやってきたが、今季最初のゲームは昨年からのメンバーが中心の4-3-3でスタート。

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成田とCBを組むことが予想されたユーゴ(飯山)だが、ケガのため残念ながら別メニュー。ということで、1本目のCBは2年目の川瀬を起用し、中盤はイチのワンボランチ(アンカー)システムを採用するなど、かなり大胆な選手起用をしてきた木村コーチ。さらには、新加入の「マイケル」こと、歌丸くんもいきなり3トップの右で使ってきた。

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対する上武大学だが、こちらは不変の4-4-2で昨年もU-23を苦しめてきた7番、8番、14番、16番は健在。戦い方も昨年と変わらない長いボールを前に入れてくるパターンでガンガン走ってくるスタイルだが、縦へのボールは常に正確で、走り込みのスピードも良く、今年もU-23はこの戦い方に苦しめられてしまう。

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3トップで前からガンガン行きたかったU-23だが、逆に相手に押し込まれて悪い意味での4-2-3-1という形になってきてしまう。また、新加入の歌丸くんだが、どこでボールを奪うのか? どこまでプレスを掛けるのか? など、守備面での約束事がまだ理解しきっていないこともあり、上武の左サイドにかなり隙を与えてしまう。しかし、15分を過ぎたあたりからやっと落ち着いて中盤でボールをさばけるようになると、藤崎、森川がいい形でボールを受けられるようになり、次第に反撃に出る形が見えだしてくる。

[2本目]
ーーー藤崎ー森川ーーー
ー吹田ーーーーー枝本ー
ーーー市川ーマテウスーーー
白井ー安田ー成田ー横山
ーーーーー島並ーーーー

中盤の底を2枚に戻し、昨年と同じ形に戻した2本目には、近大で司令塔として活躍し、今年のチームの目玉となるであろう、枝本雄一郎がついに登場。この他にも、安田、横山、吹田、島並と新しい戦力が顔を揃えた。ちなみにマテウスだが、今シーズンのU-23正式メンバーではなく、3月末(2月末?)ごろに帰国することが決まっており、それまでの間だけの期間限定で草津に残り練習(試合)に参加している。

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まあ、そうは言ってもさすがに「2年目」ということもあり、マテウスのプレーはさすが。あとは新加入の選手たちがどれだけチームに馴染めているかがポイントだったが、それぞれ無難な「デビュー戦」を見せてくれた。

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若い吹田は、連携面でこそイマイチだったが、自慢の速さと果敢な突破を見せ、可能性をアピール。枝本はパスセンスで早くも片鱗を見せたが、時間をかけて選手の個性や好みを理解すれば、かなり大きな戦力になっていくと感じさせた。最終ラインに入った安田、横山は大学や地域リーグでの経験もあり、終始落ち着いたプレーを見せ、それぞれ順調な仕上がりを見せてくれた。

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[3本目]
ーーー吹田ー歌丸ーーー
ー清水ーーーーー枝本ー
ーーーマテウスー川瀬ーーー
宮下ー成田ー安田ー西野
ーーーーー笠原ーーーー

16時から始まった試合だが、さすがに3本目の時間になると日も完全に暮れ、群馬特有の強風に晒されて気温は一気に下降。すると、両チームの動きもかなりトーンダウンし、言い方は悪いかもしれないが、特に見所のない試合となってしまう。まあ、この時期は両者とも調整の時期でもあるので、気温が下がった状況の中で無理なプレーでケガをすることは避けたいので、それも致し方のないところか。

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試合全体を通して、上武大学の方が内容的によかったことは否めない。だがU-23は、今週に入ってからの前橋合宿でやっと全体のパス練習や連携などを確認しはじめたばかり。チームとしては1月16日から始動しているものの、草津のグラウンドはまだ雪の中。そんこともあり、草津での練習はランニングや基礎体力作りだけであり、チームの骨格が出来上がるのはまだもう少し先。

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だからこそ、この日の試合は「勝った負けた」はあまり関係はなかった。試合は両者とも点を奪えずドローに終わったが、木村コーチは「この時期にしては上出来。よく選手も動けていたし、連携さえよくなれば昨年以上のチームになれる」と手応えを感じていると語ってくれた。

また、新加入の選手のポテンシャルの高さだけではなく、この日はある選手の成長が目にとまった。

それは2年目GKの後藤聡志である。

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去年はGK2人体制だったが、両者ともケガが多かったことで、ポジションを「争う」というところまでになっていなかった。しかし、今年はV・ファーレン長崎から移籍してきた島並貴樹が加入し、GKはチームとして初の3人体制となった。

昨年はどちらかがケガをしていれば、片方が自動的に試合に出ることとなっていたが、今年はそうはいかない。3人で1つのポジションを争うという「競争」が後藤の意識を変えてくれている。

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GK3人の中で一番上背のない後藤だが、現時点ではもっともやる気を見せ、闘争心をみせているのは間違いなく彼である。だからこそ、昨日の1本目に後藤を起用した木村コーチ。チャレンジャーズ時代から、GKというポジションだけは争いもなく、黙々と練習を続けている時間が多かったが、やっとこのポジションに競争が訪れた。

また、競争と言えば、チームを去ったトミケンから最も「夢」を託されたはずの成田とて、今年は厳しい争いになりそうだ。

この日は飯山がケガで出場しなかったこともあり、川瀬や安田と組んだが、木村コーチは飯山のカバーリング能力を高く評価しており、最終ラインの中心は「ユーゴ」と考えている。そしてそのパートナーの座を争うのは、成田、安田、横山といった選手になるだろうが、この日安定したプレーを見せた安田にコーチは高い評価を与えている。横山にしても、中央でもサイドでも両方こなせる起用さを見せ、早くもレギュラーを伺う存在になっている。

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夢を掴むには、まずチーム内での競争に勝つことが第一となってくるが、競争が厳しくなればなるほど、チーム力は高まっていくもの。今年は昨年以上にどのポジションでも競い合いを行い、叶わなかった天皇杯出場、そしてトップ昇格をぜひとも勝ち取って欲しいと願う限りである。

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さて、話は変わりますが、先日行われた「ザスパ草津・サポーターズカンファンレンス」でも話題に出ていたようですが、群馬県内の有力チーム同士の交流および、チーム力向上を兼ねたリーグ戦が今月末より始まるとのことです。

今年は県リーグ3部で戦うU-23ですが、それと並行して、上武大学、アルテ高崎、tonan前橋の県内4チーム(2/19訂正:上記チームの他に関東学園大学、高崎経済大学、群馬大学も参加)7チームとリーグ戦を行う模様。詳しい日程など未定だが、それぞれカテゴリーこそ違えど実力のあるチームが対戦し、競い合いながら力を上げていくとてもいい機会。当初は北関東のチームや、長野(パルセイロ)などのチームとのリーグ戦構想を模索していたが、予算や移動時間の関係からこの形に落ち着いたが、U-23だけではなく、参加するそれぞれのチームにとってメリットは大きいのではないだろうか?

まだ、名称も何も決まっていないリーグ戦だが、九州で行われている「九州サテライトリーグ」や、大学勢も交えた「中四国サテライトリーグ」のように、このリーグ戦も大きくなっていけばと願います。

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