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2011年2月21日 (月)

TM:横河武蔵野 vs 町田ゼルビア

練習試合 2月20日@横河グラウンド
横河武蔵野 0-1 町田ゼルビア(45分x3本)
1本目:0-0、2本目:0-0、3本目:0-1
[得点者]
3本目24分北井(町田)

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JFL同士のトレーニングマッチとなったこの試合だが、1本目、2本目、3本目と全てがカラーの違う試合となった。

[町田スタメン]
ーー勝又ーディミッチー
ー酒井ーーーーーー星ー
ーーー小川ー柳崎ーーー
藤田ー津田ー田代ーユン
ーーーー吉田ーーーーー

[横河スタメン]
ーーーー関野ーーーーー
高松ー小林ー桜井ー永露
ーーーー岩田ーーーーー
小山ー瀬田ー平岩ー鹿野
ーーーー飯塚ーーーーー

1本目、2本目は開幕を睨み、ともにベストに近い布陣で挑んできたが、1本目はとにかく町田の出足が素晴らしく、得点こそ入らなかったものの仕上がりの良さをアピールした格好となった。

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昨年主力として活躍した木島や深津、讃岐にレンタルされていた飯塚をはじめ、12人がチームを去ったのに対し、新加入は5人のみ。しかし、横浜Fマリノスから期限付き移籍の田代、国士舘大卒の大竹、韓国からやってきたユン、そしてセルビア人助っ人のディミッチとそれぞれ即戦力となる選手を的確に補強。さらに元名古屋U18の三鬼は、U-17日本代表経験もあり将来性は抜群。そして監督も元大分監督であるポポヴィッチ氏を招聘した新生町田。

すでに何試合かTMをこなしているそうだが、システムは昨年同様に中盤がボックス型の4-4-2。そこに新戦力の3人が加わり、中盤の底でチームを支える柳崎のパートナーには小川が入るなど、着実に新しいチームに生まれ変わりつつある。そして新生町田で強烈な印象を与えたのが小川とユンだった。

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昨年は途中交代の短い時間のみの出場しか記憶に無かった小川だが、ボランチに入った姿はチームの心臓として力強く躍動する。豊富な運動量を武器に、武蔵野攻撃陣に素速いプレスを掛け、ボールを奪っていく。鋭い出足で何度もパスカットやインターセプトを成功させ、攻撃の起点としても活躍。10分のインターセプト→ドリブル突破→シュートという流れはお見事というしかない動きであった。

そして新加入のユンは、こちらも豊富な運動量で激しいアップダウンを繰り返し、積極的な攻撃参加を見せ、新しい攻撃のオプションが広がりつつあることをアピール。

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対する横河武蔵野だが、チームを長年支えてきた村山、立花の両ベテランが引退し、冨岡が長野へ移籍したものの、チームが大きく変わることはなく、昨シーズンの戦力が今年もベース。しかし、5年ぶりにチームに戻ってきた小林陽介、明大卒で即戦力として期待される鹿野はすでにスタメンに名を連ねており、システムも中盤の底にアンカーを置く4-1-4-1で調整し続けている。

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だが、序盤から鋭い出足でプレスを掛けてくる町田に対し、後手後手となった武蔵野はシステムが混乱。まったくと言って良いほど、システムの良さを出せず、非常に中途半端な印象だけを与えてしまう。1トップの関野を起点にワイドな攻撃を仕掛けたかった武蔵野だが、町田のサイドアタッカー酒井、星の動きに翻弄され続けた結果、永露、高松のポジショニングが下げられ厳しい時間が続いていく。

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完全にペースを握った町田は22分、またも小川の突破からチャンスを掴み、ゴール前でディミッチのポストプレーから最後は走り込んだ柳崎がシュート。決定的な場面を迎えたが、シュートは枠の外。さらに30分、高松の不用意なキープを勝又がカットしてそのままシュートするなど、圧倒的な町田ペースのまま試合は進む。

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ここまでの30分で武蔵野はシュートゼロで完全に沈黙していたが、32分、カウンターから小林がやっとファーストシュート。そして40分にも縦パス1本を受けた小林が突破して決定機を作り出すが、ここはGK吉田の好セーブで阻まれる。前半に生まれた武蔵野のチャンスはこの2つだけだったが、どちらも縦に抜ける速さ、読みは「小林ならでは」のものであり、まだまだ「やれる選手」ということを印象づけた。

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だが、武蔵野チャンスは上記のとおり前半はこの2つだけで、37分には関野の突破は新加入の田代に奪われ、そのままゴール前までドリブルで持って行かれてまたもピンチを迎えるなど、よく前半は0点でおさえたな…という感じであった。

さて、2本目も同じメンバーで始まったが、武蔵野は前半のように4-1-4-1に固執するのではなく、小林がやや前に張るような形をとり4-4-2、もしくは4-2-3-1といったような形に変えてくる。さらには前からのプレスが掛かるようになると町田も前半のような攻勢にでる時間帯は激減。

10分には小林がこの日3本目のシュートを放ち、試合の流れをより武蔵野に引き寄せていく。だが、ポゼッションでは優るものの、相手ゴール前で決定的場面を作るまでに持ち込めず、20分に永露、小林が交代し、勝野、野木が投入すると再びシステムは4-1-4-1へ。しかし、前半のような運動量のない町田に対して、武蔵野はやっとシステムが機能しだす。

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ーーーー関野ーーーーー
高松ー岩田ー桜井ー勝野
ーーーー平岩ーーーーー
鹿野ー小山ー瀬田ー野木
ーーーー飯塚ーーーーー

しかし、町田守備陣の守備も堅く主力組同士の対戦となった1、2本目は結局スコアレスのまま終了。

前半の町田は文句の着けようのない試合を見せたが、後半の立ち上がりに相手のハイプレスを受けた途端、主導権を握れなかったことは悔やまれるところ。また、ポポヴィッチ監督は、前からのプレスには満足感を示したが、サイドバックとアタッカーの連携面(サポート)では不満が残った。2トップにボールが入ったときの、2列目のサポート(位置取り)、サイドバック、サイドアタッカーが持ったときのサポートのスピードなど、細かい部分での指導を試合後にも盛んに行っていた。

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そして武蔵野だが、前半の出来はお世辞でも良いとは言えなかったが、後半はよく立て直したというところ。しかし、昨年も4-3-3の完成を目指したが、バランスが取れず苦しい戦いを強いられ、4-4-2で戦ったこともあった。今年は最終的に理想を貫くのか、現実を選ぶのか依田監督の決断に注目したいところだが、先日の明大BチームとのTMを見ても4-1-4-1で行くことが濃厚。開幕まで1ヶ月を切ったが、どこまでこのシステムが浸透できるのか? バランスを巧く取れるようになるのか? 復帰した小林の活躍にも期待がかかるが、アンカー役をまかされるであろう、平岩、岩田の活躍が今季の武蔵野のポイントになってくるはずだ。

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さて3本目だが、ともに控え組が出場したが、こちらのゲームは終始一進一退の展開。システムは町田が4-4-2、武蔵野は4-1-4-1だった。この試合唯一の得点シーンだが、ルーキー三鬼が右サイドを駆け上がり、中へ絶妙なクロスを入れる。すると、中で待っていたコースケ(太田)が頭でキレイに折り返し、後ろから走り込んできた北井が右足で蹴り込んでゴール。

サッカーでよく言われる「3人目」の動きがバッチリはまった得点シーンは見事であった。そしてこの3本目だが、テスト生として町田に参加している「4番」が落ち着いたプレーを見せてくれた。武蔵野が30人登録に対し、町田は現時点で23人。センターバックの位置はケガや出場停止などのことを考えて、厚くしておきたいポジション。ぜひとも正式契約になれれば大きな戦力となっていくだろう。

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また、元名古屋U-18の三鬼だが、7月に所属チームを退団するなど紆余曲折はあったものの、この日はサイドで鋭い突破を見せ、町田で再びかつての輝きを取り戻そうとしている。

さらに武蔵野にも注目したい若手が新加入した。明大卒で即戦力として期待される鹿野ではなく、2007年度の高校サッカー選手権で都立三鷹高校がベスト8に進出したときの選手で、大会優秀選手にも選ばれていた林真人だ。

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高校卒業後はT.F.S.C.(旧東芝府中サッカー部)でプレーしていたが、今季から武蔵野へ移籍。TMではサイドバック、センターバックとしてプレーしているが、選手権でも高い評価を受けた選手でもあり、環境、スピードの違いに慣れ、一日も早くレギュラー組に入れることを期待したい。

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