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2010年8月1日 - 2010年8月7日

2010年8月 4日 (水)

ノルマ達成まであと1勝

JFL後期第5節 @たつのこフィールド
流通経済大学FC 1-0 アルテ高崎
[得点者]
78分中美(流経大FC)

今季のアルテだが、内容は決して悪くはなかった。チームというか、選手個人個人のやる気が非常に感じられていたのだが、5月30日の町田戦以降勝利がなく、徐々にトーンダウンしてしまっている。戦術に関しては、中盤がフラットな形でやってきたが、ここ最近の状態を踏まえてリスクを最小限に抑えるために中盤をボックス型に変えているのだが、これが結果に結びつくだろうか?

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さて流経大FCだが、前節の町田戦は実力差をきっちり見せつけられ、完敗に終わったが、中野総監督は、「町田戦の負けはある意味想定内ですが、次(アルテ戦)が重要ですね。やはり4試合で勝ち点9は欲しいですから」とコメント。さて、前節このように語ってくれた中野総監督だが、大学選抜遠征同行のため不在で、この日は柴田JFL監督に全権が委ねられた。

[流経大FCスタメン]
ーーー武藤ーー久保ーーー
ー河本ーーーーーー福井ー
ーーー小島ーー村瀬ーーー
田向ー小川ー長浜ー保戸田
ーーーーー高宮ーーーーー

[アルテスタメン]
ーーー佐藤ー飯室ーーー
ー山藤ーーーーー益子ー
ーーー白山ー植松ーーー
秋葉ー増田ー小川ー山田
ーーーー岩舘ーーーーー

試合は、立ち上がり直後にアルテの佐藤がいきなりシュートを放ってスタートするが、その後は流経大FCが落ち着いてボールを回してペースを掴んでいく。5分以降からのポゼッション、展開、シュート数でアルテを上回り、優位に試合を進める流経大だが、相手のスローテンポに合わせてしまったのか、鋭さがなく、やや単調な攻撃に終始してしまう。

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さて、なかなか攻め手のないアルテだが、左右にボールを展開して突破口を切り開こうという意図は見えるのだが、流経大FCのブロックの前になかなか前に進入していけない。そんな中でも、左サイドバックの秋葉だけはいい攻撃参加を見せ、流経大FCゴールに迫っていく。そして25分、秋葉が左サイドを突破して中央にクロス。絶妙なボールが入り、流れの中でのチャンスとして、この試合一番の決定機を迎えるが、佐藤のヘディングはバーの上。

しかし、その後は常に流経大がペースを握る展開に終始し、26分には河本、32分には久保と続けて惜しいシュートがアルテゴールに飛ぶこととなり、36分には武藤が中央でボールを受け、左に流れてシュート。完全に決まったかと思われたが、シュートは無情にもポストを直撃…

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流れを掴み、フィニッシュまで持って行きながら、なかなか先制点が奪えない流経大。少しイヤな流れかな?と思われたが、一つのアクシデントが試合の流れをまた変えていくこととなる。

アルテで唯一いい攻撃を見せていた秋葉が、38分のCKで流経大GKの高宮と接触。このアクシデントで左まぶた上を数針縫う裂傷を負い、負傷交代となってしまう。これまで、左サイドからチャンスを作り出していた秋葉の交代により、攻撃力が低下してしまったアルテ。秋葉の負傷により、突破口を失ってしまった形となってしまった。

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前半はスコアレスで終わったが、HTで流経大FC・柴田監督はチームにこんな指示を飛ばした。

・相手に合わさずにスピードを上げていけ
・テンポアップは非常に重要
・もっと自信を持ってボールを回せ
・DFはもっと回りをみてプレーしよう
・常にサイドチェンジを意識しろ
・裏を意識したプレーを心がけて欲しいが、武藤と久保が同じスタイルにならないように注意すること

後半に入ると、アルテもややペースを取り戻し、前半よりも前にでるシーンは増えたが、決して「決定的」と思えるような場面にまでは発展していかない。対する流経大FCはポゼッション率こそ前半よりやや後退したが、監督の指示にあった裏を狙う、テンポをあげるという形を追求し、チャンスシーンを作り出していく。

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しかし、35.1度という猛暑の中で戦う両チームの選手からは、徐々に体力が奪われ、試合全体のペースが急降下していく。お互いに決定機が作れないまま時間が進み、あとは交代選手がとこまで動いてくれるかに、試合の流れが懸かってきていた。

73分、センターバックの小川が足をひねってしまい、ここで無念の負傷交代となるのだが、ここで柴田監督はボランチの木下を投入し、田向をセンターに回し、福井を左SBに下げ、小島をアタッカーのポジションにスライドさせるシステム変更してくる

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ーー武藤ーージョシュアー
ー中美ーーーーーー小島ー
ーーー木下ーー村瀬ーーー
福井ー田向ー長浜ー保戸田
ーーーーー高宮ーーーーー

実はこの交代だが、小川が負傷する前は、小島out→中山inを考えていたそうなのだが、小川が痛んでしまったことで、急遽、この対応となったのだが、結果的にこの交代策、システムチェンジが勝利を引き寄せていく。

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ボランチで窮屈なプレーに終始していた小島だが、前に出たことで水を得た魚のように、積極的に攻撃に絡み出し、左の中美とともに、鋭い攻撃を繰り出してくる。そして78分、ジョシュアから小島に流れ、左サイドをドリブルで駆け上がり、中央に低いクロスを入れると、これに中美が合わせて流経大FCがついに先制点を奪う。

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しかし81分、流経大FCはゴール正面でFKを与えてしまい、アルテ15番・山藤の蹴ったボールはゴール左隅に飛んでいき、同点ゴールか?と思われたが、これは高宮がスーパーセーブ。

その後は前線の2人が体を張ってボールをキープして時間を使い、しっかりと勝ち点3をゲット。90分間の内容を踏まえても、流経大FCの勝利が妥当だったといえる試合でもあったが、もっと楽に勝てた試合だろう…という思いも強かった。

これに対して、試合後の柴田監督は開口一番「内容は悪かったですね」と先にきりだした(笑)。そして「ただ、内容はどうあれ、勝ち点3を奪えて本当によかったです」とも答えてくれた。

確かに、今の流経大FCは内容うんぬんを求める段階ではないのも確か。残留のために、なりふり構わず、という姿勢を中野総監督も指示しているのだから…

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そして柴田監督はこう続けた。

「ここまで、結果が出ないなりにも成長を続けてくれた1年生が結果を出してくれたことは本当によかったし、軸になるトップの選手が入ってくれたことで、若い選手たちが落ち着いてプレーすることが出来た。前節の町田戦は実力差もあり、仕方がない部分もあったが、今日のような接近したレベルの相手に、しっかり勝てたことは大きな経験になるし、残留にむけて貴重な勝ち点を積み重ねられました。

ただ、トップからの選手だけではなく、内山とか名雪といったJFLチームの選手がもっと伸びてくれて、彼らが軸になってくれれば言うこと無いですね。あと、武藤や村瀬、小島、長浜などは、次の試合がJFLで最後の試合になりますが、登録変更期限最終日までに、トップ、JFLでどう選手を入れ替えるか中野さんともう一度相談する予定です」

さて、次節ホンダロック戦が、今回登録された助っ人組の最終戦となる可能性が高いが、果たして中野総監督の思惑通りさらに勝ち点を上積み出来るだろうか? ここでロックに勝てば、得失点差は離れているものの、勝ち点差では「1」に接近。なんとか残留するためにも、この試合は絶対に落とせない試合だ。

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また敗れたアルテ高崎だが、出口が見えないトンネルに差し掛かってしまっている状態。そんな中で、次節は町田ゼルビアと対戦するのだが、なんとか気持ちを切り替えて挑んで欲しいところ。ここで敗れてしまえば、一気に降格圏突入ということにも繋がってしまうし、天皇杯予選を流れの悪い中で戦うこととなってしまう。まさに正念場を迎えたと言ってもいいアルテ。

ここ一番で「後藤マジック」をもう一度見てみたいものだが…

2010年8月 3日 (火)

7/31・8/1、地域リーグ/全社予選結果

7/31・8/1に行われました各地域リーグの結果と、全社予選の結果をお知らせします。

●北海道リーグ
第8節
札幌ウインズ 0-4 札幌蹴球団
ノルブリッツ北海道 7-0 ブラックペッカー
マルセイズ 2-3 札大GP

[順位]
1位:札大GP (21pt +23)、2位:ノルブリッツ(19pt +51)、3位:札幌蹴球団(17pt +12)、4位:マルセイズ(10pt -8)、5位:ブラックペッカー(3pt -35)、6位:札幌ウインズ(0pt -43)

[寸評]
上位2チームの勝ち点差は2のまま、次節に直接対決を迎える両者。まあ、次節と言っても1ヶ月以上先の9月12日なのだが、その間に全社予選と天皇杯予選が行われるが、これらの試合を通じてどちらがコンディションを、より上げることが出来るだろうか? なお、次節に札大GPがノルブリッツに勝利すれば優勝決定となる。

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●東北リーグ1部
試合なし

[順位]
1位:福島ユナイテッド(31pt +28)、2位:グルージャ盛岡(28pt +39)、3位:NECトーキン(20pt +16)、4位:カンビアーレ(12pt +1)、5位:盛岡ゼブラ(10pt -8)、6位:プリメーロ(10pt -11)、7位:塩釜ヴィーゼ(6pt -53)、8位:コバルトーレ女川(5pt -15)

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●関東リーグ1部
最終節
アルマレッザ 2-6 Y.S.C.C
さいたまSC 4-0 クラブドラゴンズ
厚木マーカス 2-1  FCコリア
ヴェルフェたかはら那須 0-1 tonan前橋

[順位]
優勝:Y.S.C.C(33pt +34)、2位:さいたまSC(23pt +9)、3位:FCコリア(22pt +5)、4位:ヴェルフェ(20pt 0)、5位:tonan前橋(20pt -1)、6位:厚木マーカス(18pt -7)、7位:クラブドラゴンズ(17pt -14)、8位:ACアルマレッザ(9pt -26)

[寸評]
関東最終節のみどころは2位争いだったが、さいたまSCが強さを見せ、マーカスが意地を見せたことにより、ある意味劇的なフィナーレを迎えた。2位コリアがマーカスに敗れ3位に後退。さいたまSCがドラゴンズを下して2位に滑り込み、敗れたドラゴンズは7位に終わった。

これにより、マーカスは暫定的に「残留」となり、ドラゴンズは2部に降格。さいたまSCは2位を確定させたことで、9月に決定されるJFA優遇枠(SC相模原)の動向如何では、地域リーグ決勝大会出場も視野に入ってきた。

なお、マーカスの「暫定」についてだが、現在JFLでジェフリザーブスが最下位となっており、J2に昇格するチームが3チームでない限り、関東リーグへ降格となってしまうが、もしそのような事態になった場合は、6位のマーカスは2部に降格する可能性がある。同時に2部の6位(SGシステム)が都リーグに降格するという流れにもなってくる。

ただし、これはあくまでもジェフリザーブスが降格してしまったらの話。また、Y.S.C.CがJFLに昇格した場合は、また状況も変わり7位のドラゴンズは1部残留となるし、2部7位のSAI市原も残留することになるが、はたしてどうなるだろうか?

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●北信越リーグ1部
[第13節結果]
JSC 6-0 サウルコス福井
長野パルセイロ 9-0 グランセナ新潟
上田ジェンシャン 1-7 アンテロープ塩尻
ヴァリエンテ富山 3-1 テイヘンズ

[順位]
1位:パルセイロ(37pt +64)、2位:JSC(34pt +38)、3位:ジェンシャン(18pt -18)、4位:サウルコス福井(16pt -22)、5位:グランセナ新潟(14pt -12)、6位:テイヘンズ(12pt -20)、7位:ヴァリエンテ富山(11pt -13)、8位:アンテロープ塩尻(9pt -16)

[寸評]
2強は揃って大勝し、両者の勝ち点差は3のままだが、得失点差はさらに開き26となった。これにより、9月19日に行われるパルセイロ vs JSCの直接対決だが、JSCはただ勝つだけではなく、14点差をつけて勝利しなければ逆転することは出来なくなってしまった。両者の実力から考えれば、14点差がつく試合には絶対にならないので、事実上パルセイロの優勝が決まったと言ってしまっていいだろう。

ただ、これまでの「4強による凌ぎあい」とは違い、切磋琢磨するライバルがいなくなってしまった今季のパルセイロの試合は、ピリッとしていないのもまた事実。ここ数年、JFL昇格候補と言われ続けながらも、1次リーグの壁を破れなかったパルセイロにとって、「リーグ戦以降」が本当の勝負になってくるはずだ。

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●東海リーグ1部
第17節分結果
藤枝MYFC 8-0 芙蓉クラブ
中京大学FC 1-2 マルヤス工業

[順位(暫定)]
1位:藤枝MYFC(29pt +35、12試合)、2位:マルヤス工業(25pt +10、12試合)、3位:FC刈谷(21pt +14、10試合)、4位:鈴鹿ランポーレ (16pt +4、11試合)、5位:藤枝市役所(14pt +2、9試合)、6位:矢崎バレンテ (12pt -1、9試合)、7位:中京大学FC(10pt +2、11試合)、8位:浜松大学FC(7pt -16、11試合)、9位:芙蓉クラブ(1pt -44、11試合)

[寸評]
日程がかなり変則になっており、試合消化数もチームにとってまちまちな東海リーグ。とりあえず藤枝MYFCが首位を走っているが、試合数の少ない刈谷が捉える可能性も残されている。しかし、刈谷にとっては、MYFCだけではなく、今季好調のマルヤス工業も難敵と言えるはず。13節で刈谷 vs マルヤス工業が組まれているがこの試合は非常に重要な試合となってくる。

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●関西リーグ1部
試合なし

[順位]
1位:三洋電機洲本(29pt +25)、2位:アイン食品(21pt +12)、3位:奈良クラブ(20pt +12)、4位:阪南大クラブ(18pt +6)、5位:ラランジャ(14pt -1)、6位:バンディオンセ(13pt 0)、7位:S.C HIRA(6pt -21)、8位:ルネス学園甲賀(3pt -33)

[寸評]
リーグ戦はお休みでしたが、全社予選がおこなわれた関西地区。
全社関西枠の5チームは以下のように決定しております
7/31
アイン食品 2-1 エストレラ津田
ラランジャ京都 3-2 アミティエSC

8/1
三洋洲本 4-1 アルテリーヴォ和歌山
阪南大クラブ 8-1 神戸FCシニアB
FC大阪 3-0 関学クラブ

やはり注目は、大阪1部のFC大阪でしょうか? かなり楽しみなチームです。

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●中国リーグ
第3節、6節未消化分結果
デッツォーラ島根 3-2 岡山NEXT
新日本石油水島 1-3 佐川急便中国

[順位(暫定)]
1位:レノファ山口(34pt +28、14試合)、2位:VOLADOR松江(28pt +11、13試合)、3位:佐川急便中国(24pt +11、13試合)、4位:新日本石油水島(22pt +9、11試合)、5位:デッツォーラ島根(22pt +8、13試合)、6位:岡山NEXT(19pt +14、13試合)、7位:NTN岡山(18pt +3、14試合)、8位:宇部ヤーマン(13pt -11、14試合)、9位:日立笠戸(12pt -28、13試合)、10位:JFE西日本(0pt -45、13試合)

[寸評]
試合消化の少なかったデッツォーラ島根が、徐々に勝ち点を伸ばして5位まで浮上。しかし、しばらく上位に試合がないので、順位の変動もそれほど大きくはない状況。

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●四国リーグ
試合なし

[順位(暫定)]
1位:カマタマーレ讃岐(29pt +38)、2位:愛媛しまなみ (26pt +24)、3位:徳島2nd(25pt +33)、4位:三洋電機徳島(13pt -6)、4位:南国高知FC(12pt -10)、6位:黒潮FC(8pt -18)、7位:R.VELHO(7pt -27)、8位:南クラブ(1pt -34)

[寸評]
リーグ戦がお休みで、全社予選が行われましたので結果のみ掲載
7/31
第1代表トーナメント1回戦
愛媛しまなみ 5-0 黒潮FC
カマタマーレ讃岐 4-0 レッドサンズ
第2代表トーナメント1回戦
三洋徳島 1-0 南クラブ
久枝FC 3-1 昭和クラブ

8/1
第1代表決定戦
カマタマーレ讃岐 3-1 愛媛しまなみ
第2代表決定戦
三洋徳島 0-0PK4-2 久枝FC

ということで、カマタマーレ讃岐と三洋電機徳島が全社に出場。

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●九州(KYU)リーグ
第15節結果
ヴォルカ鹿児島 4-1 九州INAX
川副クラブ 1-2 MSC.FC
新日鐵大分 6-1 海邦銀行SC
三菱重工長崎 1-7 HOYO.A.E
※九州スポーツカレッジは試合なし

[順位]
1位:HOYO(37pt +39)、2位:ヴォルカ鹿児島(32pt +30)、3位:新日鐵大分(27pt +19)、4位:九州INAX (19pt -3)、5位:スポカレ(17pt -11)、6位:川副クラブ(14pt -13)、7位:海邦銀行(14pt -17)、8位:三菱重工長崎(12pt -15)、9位:MSC.FC(8pt -29)

[寸評]
HOYOがしっかり勝ち点を伸ばし、相変わらず2位ヴォルカ鹿児島との差は5のまま。残り対戦相手から考えるとHOYOの優勝がかなり濃厚になってきた。

最後に、現在までに決まっている山口で行われる第46回全国社会人大会に出場することが決まっているチームを改めて掲載しておきます

開催県(1):レノファ山口

関東(6):坂戸シティ(埼玉県1部)、市川SC(千葉県1部)、SC相模原(神奈川1部)、tonan前橋サテライト(群馬県1部)、tonan前橋(関東1部)、ヴェルフェたかはら(関東1部)

東海(4):矢崎バレンテ(東海1部)、トヨタ蹴球団(東海2部)、藤枝MYFC(東海1部)、マルヤス工業(東海1部)

関西(5):三洋洲本(関西1部)、アイン食品(関西1部)、阪南大クラブ(関西1部)、FC大阪(大阪1部)、ラランジャ京都(関西1部)

中国(3):SC鳥取ドリームス(鳥取1部)、Volador松江(中国L)、デッツォーラ島根(中国L)

四国(2):カマタマーレ讃岐(四国L)、三洋電機徳島(四国L)

残りの地域の代表決定日程は下記の通り
北海道(3):8/14〜16
東北(2):8/21〜23
北信越(2):8/13〜15
九州(4):8/7〜8

2010年8月 2日 (月)

ルミノッソ、県リーグへ降格…

8月1日、関東リーグは1部も2部も最終節だったが、2部の方ではルミノッソ狭山が敗れ、なんと埼玉県リーグ1部への降格が決まってしまった。

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関東2部 最終節
ルミノッソ狭山 0-2 神奈川教員
東邦チタニウム 1-2 SAI市原
エリース東京 4-0 日立ビルシステム
SGシステム 1-2 東京海上日動

最終順位
1位:東邦チタニウム(25pt +13)2位:神奈川教員(20pt +2)、3位:東京海上日動(20pt +1)、4位:日立ビルシステム (19pt -5)、5位:エリース東京(18pt +4)、6位:SGシステム(18pt +3)、7位:SAI市原(18pt -6)、8位:ルミノッソ狭山(18pt -12)
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ごらん頂いたとおり、2位から最下位の8位までの勝ち点差はわずか2。さらに5位〜8位までに順位決定は得失点差と最後まで混戦が続いた関東リーグ2部。

2002〜04年の全国社会人大会で3連覇を飾り、2005年の地域リーグ決勝大会では、JFL昇格まであと一歩というところまで迫ったルミノッソ狭山。そんな実力派のチームが、県リーグに降格してしまったことは非常に残念でならないという思いとともに、時代の流れを痛いほど痛感してしまうのだ。

1991年に関東リーグに昇格して以来、92年、93年、96年、2001年、04年、05年と6回の優勝を誇り、2002年に4位という順位を記録した以外では、常に3位以内という好成績を残していた。しかし、それは2007年シーズンまでのこと。

選手達の勤務先である、本田技研のチームへの支援体制が年々縮小化されていき、さらには会社本体の経営状況も悪化。そんな流れの中で、これまでチームを支えていた選手が年々現役から離れていき、チームは衰退していってしまう。

2008年シーズンはなんとか6位で終えたが、翌09年は屈辱的な0勝1分13敗という成績で最下位に沈み2部降格。そして上記にあるとおり、2部で戦った今季も最下位となり91年から守ってきた関東リーグの座をついに明け渡してしまうこととなった。

もう、随分昔の話になってしまうので書いてしまうが、2004年の地域決勝では、「勝っても会社としては全国リーグで戦う予算はない」と言われていた。チーム自体は本田技研狭山工場の「企業クラブ」であり、当然ながら本田技研工業の「支社工場」の一つである。そして本田技研にはすでに全国リーグで戦っている「Honda FC(浜松)」の存在もあることから、早い段階で「現状以上の支援はしない」と伝えられていた。

そしてルミノッソの不運は、埼玉県にあるHondaの野球部(和光、狭山)が強かったことも要因の一つになっている。アマチュア野球で日本一を決める大会である都市対抗野球でも優勝するなど、全国的強豪で知られ、野球部の前ではサッカー部の存在はどうしても霞がちになってしまっていた。

そして昨今の経済状況悪化である…

かつて、この本田技研狭山と、浜松の本田を合併して、埼玉にJクラブを作ろうという動きもあったが、それも今は昔。村井智晃、岸上剛 、新倉賢祐 、内藤拓成 、迫田和憲 、本多剛、長谷幸洋といった優れた選手を擁し、JFLでも十分やれる力はあると言われたルミノッソ狭山。あのメンバーでJFLを戦うところを見たかったし、Hondaダービーをぜひとも見たかった。

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県リーグに降格したことで、チームが消滅してしまう訳ではないが、歴史を持つチームが低迷していく姿は、なんとも残念でならない。チームを取り巻く環境はこの先も厳しいだろうが、最短での「関東復帰」を願いたいところである。

2010年8月 1日 (日)

プリントダイナマイト大爆発!

JFL 後期第5節 @西が丘
横河武蔵野 1-4 佐川印刷
[得点者]
5分・78分平井、68分大槻、85分中野(印刷)
80分関野(横河)

東京では隅田川花火が行われていた31日、西が丘ではプリントダイナマイトによる「ゴール」という花火が上がった…

今年は見事に開幕ダッシュに成功した佐川印刷だが、その後は黒星先行で順位を徐々に下げ、後期に入ってからは今季ワーストとなる3連敗を喫した中で、西が丘に乗り込んできた。そんな佐川印刷を迎え撃つホームの横河武蔵野も、後期に入って1勝3分と負けてはいないが、勝ててもいないという、どっちつかずのもやもやした状態の中でホームゲームに挑んでいた。

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実は決して調子がいいとは言えない両者の対戦だが、予想外の展開で試合はスタートすることとなる。

さて、佐川印刷のシステムだが中井義樹をトップ下に置く4-4-1-1というシステムでスタート。

[佐川印刷スタメン]
ーーーーー平井ーーーー
ーーーー中井ーーーーー
ー中野ーーーーー中島ー
ーーー櫛田ー大槻ーーー
樋口ー及川ー高橋ー志摩
ーーーー川本ーーーーー

[横河武蔵野スタメン]
ーーー関野ー高松ーーー
ー林ーーーーーー桜井ー
ーーー常盤ー岩田ーーー
勝野ー金守ー瀬田ー小山
ーーーー飯塚ーーーーー

さて、印刷のシステムなのだが、GKと最終ライン以外の選手が試合中に何度も目まぐるしくポジションチェンジしていくのだ。この動きに横河は混乱してしまい、ペースを握れない立ち上がりとなり、前半5分にいきなり失点を喫してしまう。

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ボランチ大槻からの見事なラストパスに平井が反応。これを冷静に決めてまず佐川印刷が先制。

この得点で勢いづいた印刷は、前から積極的に仕掛け横河ゴールに波状攻撃を浴びせかける。そこでポイントとなったのが、中盤のポジショニングである。基本はトップ下の中井が攻撃のタクトを握り、櫛田ー大槻のダブルボランチが中盤の底をケアするという形なのだが、まずこの3人がボールを持つたびにポジションを変え、時には中井が底(アンカー)に入り、大槻が何度もゴール前に攻め込む姿を見せていく。さらに左右のアタッカーである、中野・中島もポジションを時間帯ごとに入れ替え、横河守備陣の的を絞らせない。

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積極的布陣が効を奏し、印刷はおもしろいように、連続攻撃を浴びせ続けていく。印刷の見事な動きの前に、攻撃どころか守備もままならない横河は、お世辞でも褒めることの出来ないラフプレーまがいのチャージでしか、動きを止められなくなってしまう。(14分岩田、24分常盤)

序盤の早い時間帯で先制し、精神的優位にたった佐川印刷。結局、主導権を最後まで渡すことはなかったが、前半のうちに追加点が取れなかったことが、後半にどう影響するかだけは、少々不安だった。さらに、前半に激しいチャージを受けた中井は、大事をとって前半だけでベンチに退いたことも、不安材料であった。

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しかし、後半の印刷は前半以上にしたたかだった。

中井に替わって、ベテランの大坪博和を投入。中井のようなボランチもトップ下も出来る選手から、セカンドストライカータイプの大坪に替わったことで、印刷の中盤は前半のような目まぐるしいポジションチェンジは影を潜めることとなる。

だが、1点のリードというアドバンテージが、印刷に精神的余裕をもたらし、相手の攻撃に対して、しっかりブロックを築き上げ、落ち着いた試合運びを見せていく。

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前半とは打って変わって、横河が圧倒的に攻め込む時間帯が増えていく。だが、その攻撃に対して、しっかりブロックを形成して、横河が得意とするサイド攻撃を封じ込めていく。両サイドからの展開が奪われてしまうと、攻撃の形は、無理に中央を突破していくしか無くなってしまう。どんなにシュートを浴びせても、DFの網に引っかかってしまうし、不用意にボールを奪われてしまうシーンも目立ち始める。

そして68分カウンターから掴んだCKにチャンスに、大坪が右足で決め、佐川印刷に待望の追加点が生まれる。さらに78分、相手ボールを櫛田がインターセプトして素速くカウンターを仕掛ける印刷。櫛田からパスを受けた平井がドリブル突破で抜けていき、試合を決定づける3点目をゲット。

完全に「勝負あり」である…

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その後は両者1点を取り合い、最終的に1-4で試合は佐川印刷の勝利終わった。

さてこの試合だが、後半に両チーム合わせて4点入ったのだが、勝負の行方的には、前半の戦いが全てだったのかも知れない。

序盤の立ち上がり、慎重に入ろうとした横河。しかし、印刷は序盤からエンジン全開で横河ゴール目指して攻め込んできた。ここで主導権を握り、前半のラストまで主導権を渡さなかったことが勝因であった。

確かに後半は横河の攻勢で試合は進んでいたが、あれは印刷に「攻撃をやらさせられていた」といった方が正しいはず。攻めていても、自分たちの形では何一つやらせてもらえないのから…。そう、後半に入っても実は主導権を握れていなかったのだ。

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3連敗で、危機感を感じた佐川印刷の選手は、今週に入って監督・選手を交えて何度もミーティングを重ね、良かった時期のことを思いだそう、そして全員がもういちど同じサッカーを追求しようと討論を重ねた。その結果が、自由自在に動き回る中盤の構成となり、結果的に両サイドバックのアグレッシブなオーバーラップを呼び込むこととなり、シーズン開幕当初のいい流れを思い出すこととなった。

敗れた横河だが、悪くはないけど良くもない、というどっちつかずのこれまでの数試合が、完全に今日の試合の流れを呼び込んでしまったと言える。修正するほど、決して悪くはない。だが、噛み合っていなかったのもまた事実。そんな中途半端な状態のままこの試合に入ってしまい、フワっとした気持ちの立ち上がりに、ガツン!と相手にやられて、最後まで修正が効かないまま終わってしまった。

依田監督も、試合後に今のチームの流れが悪いことを認めた上で、「また少し、みんなでしっかり現状を考えて、(チームの)修正をしていかなければいけない」とコメント。

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さすがに、完敗のあとということもあり、「今日はこれぐらいで…」で足早にさってしまった依田監督。この日の試合は、佐川印刷としては「してやったり」の試合であり、前期の対戦に続いての勝利に、「横河キラー」を印象づける試合となったことは間違いない。

しかし、今季「頂上(TEPPEN)」を目指した横河だが、いい試合をするものの、勝ちきれない苦しい状態が続いていることは、非常に気がかりである。

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