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2010年6月20日 - 2010年6月26日

2010年6月26日 (土)

前期統括:法政大学編

関東大学リーグの前期統括、第2回は法政大学です。

前期成績:11位
2勝2分7敗 勝ち点8
得点12、失点22、得失点差-10

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昨年、辛くも勝ち点3(1勝分)差で1部残留となった法政大学。今年から、OBでもあり、横浜Fマリノスでコーチ、監督を務めた水沼貴史氏を監督に招聘し、部の立て直しを図ろうとしたのだが、現時点では、まだまだ道半ばといったところである。

法政大・前期終盤フォーメーション

ーーーー深町伸ーーーー
浅田ーーーーーーー相原
ーーー金子ー濱中ーーー
ーーーー山岸ーーーーー
風岡ー片根ー倉田ー上野
ーーーー土田ーーーーー

S級ライセンスを保持する監督のもと、チームを根本から変えようとした法政大学だが、開幕から前期終了まで「コレ」という形を最後まで作り出すことが出来なかった。この場合の「コレ」だが、それぞれのチームの持ち味から生まれる「攻撃パターン」を指しているのではない。法政の「コレ」とは、スタメンであり、システムの事を指している。

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レギュラーが固定出来なかった原因については、水沼監督は「練習を見る中でコンディションの良い選手を選んだ結果」とコメントをしている。しかし、同じスタメンで試合に挑めたのは最後の3試合のみで、酷いとき(第8節)に至っては、前節から8人も入れ替えるという中でリーグ戦を戦っていた。

監督が目指す、コンパクトなラインを作り、ショートパスを多用してサイドを突くサッカーは、なかなかやらせてもらえず、負けが続いていく。なんとかしなければいけない、チームを活性化させなければいけない… そんな状況の中、監督が取った打開策こそ、いろいろなメンバーを試すことだった。そして、メンバーの人選と合わせて、開幕から4-4-2(ボックス)、4-4-2(ダイヤモンド型)、4-2-3-1、4-3-3と、これまた試合ごとのシステムを戦術を変えていたのである。

序盤は、監督が理想とする攻撃的サッカーを目指そうとした。しかし、相手のプレッシャーの前に、いとも簡単にラインを下げられてしまった法政大。中盤戦に入ると、監督の試行錯誤が続くようになるのだが、善戦しても勝てない試合がなお続く。そして、「降格」という危機が現実味を帯びてきた終盤は、現実路線に方向転換。ちょうど、今の日本代表が採用している、守備を重視した4-3-3というか、4-5-1システムでやり直しを図り、さらにはメンタルの強化に取り組んだくんだ成果が、やっとラスト3節で現れだした。

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監督の理想というものはあるだろう。しかし、2部に落ちてしまったら、それこそ水沼監督を招聘した意味も無くなってしまう。現実的には1部残留するためには、後期は1試合とて落とせない戦いが続くこととなる水沼法政。

前期最後の筑波大戦では、4-2と敗れたものの、後半に見せた戦いは、後期に逆襲を感じさせるものであった。ショートパスを繋ぐスタイルから、奪ってすぐに縦に展開し、隙あらばショートカウンター常に狙っていく。法政のサッカーは、見ていて決して面白くないかも知れない。しかし、愚直に走り、愚直に相手とボールを追うしか、現状を打破できないのである。今、法政に求められていることは、愚直に戦うこと、そしてメンタルを強化すること。

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これが改善できれば、1部残留の可能性が残るが、前期序盤のような、「軽く負けてしまう」という癖が修正されていなかったら、残念ながら来季は2部落ちとなってしまうだろう。

2010年6月25日 (金)

前期総括:筑波大学編

関東大学サッカーリーグの前期が終了したので、各チームの前期総括と行きたいところですが、実は順天堂大学と神奈川大学は見る機会が無かったので、この2校以外の10チームのみですが、これから不定期で、その戦いを振り返ろうと思います。

で、1回目は前期リーグを1位で折り返した明治大学から…と言いたいところですが、最終節で4位に滑り込んだ筑波大学から行ってみたい。

前期成績:4位
5勝3分3敗 勝ち点18
得点18、失点15、得失点差+3

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筑波大・基本フォーメーション

ーーー瀬沼ー赤崎ーーー
ー上村ーーーーー小澤ー
ーー八反田ーー森谷ーー
原田ー谷口ー須藤ー○○
ーーーー三浦ーーーーー

開幕当初から、ほぼ不動の布陣ではあるものの、右サイドバックのポジションだけは、不安定なままリーグを戦い続けた筑波大。他のポジションではレギュラーが固定化されるなか、右サイドバックだけは、なかなか風間八宏監督のメガネに叶う選手が出てこなかった。開幕当初こそ、堀谷順平(4年)を起用し続けてきたが、5節以降、試合ごとに長沼、堀谷、石神、中尾と日替わりにようにスタメンが替わり続けた右サイド。

決してこの4人の選手のスキルが劣るわけではないのだが、完璧主義を貫きたい風間監督にとって、結局のところ最後まではまった「ピース」を見つけられずに終わってしまった格好である。

さて、全体的なチームの流れについて入っていこう。

以前から書いていることだが、今年の筑波大は優勝候補の一つに挙げられていた。これは私が推すというよりは、他の大学の監督が「最も注意すべき相手」に筑波を挙げ、その高い攻撃力故に優勝候補と名前が挙がっていた。

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昨年、1年生ながらエースとして頭角を現した瀬沼優司(2年)、小柄ながらも、小気味良い動きで攻撃のリズムを作る小澤司(4年)、中盤の底でゲームメークする森谷賢太郎(4年)、そして切れ味抜群のオーバーラップが自慢の左サイドバック・原田圭輔(4年)と、高い攻撃力を生み出すタレントが揃い、開幕前から風間監督は手応えを感じていた。しかし、監督が「手応え」を感じていた原因は、上級生の経験の積み重ねによるものだけでは無かったのだ。

それは、赤崎秀平(佐賀東卒)、谷口彰吾(大津高卒)、玉城峻吾(三菱養和SC)、上村岬(磐田ユース)、神舎宏(広島皆実卒)という、大舞台を経験している新1年生たちの「可能性」があったからである。

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今年の1年生たちは、これまでの新入生とは大きく違っていた。確かに、ユース年代で大舞台を経験した選手も多く、スキルは最初から高い選手ばかり集まっていた。しかし、風間監督が注目したのはスキルの高さではなく、自分たちがやるべきこと、監督が意図することを、首脳陣が教えなくてもそれを自分たちで理解し、実行できる点であった。

風間監督は「オレはさあ、サッカーは楽しむものであり、自分で考えてやるものだと思っている。人にやらされてやるサッカーダメ。だから、今の1年生は凄いと思う。アイツらは、人にやらされているのではなく、自分たちで考えてやることが出来る。だから、アイツらには凄く可能性を感じるし、どんどん使っていきたいと思っているんですよ」と、第3節の流通経済大学戦の後に語っている。

この言葉のとおり、風間監督は開幕から1年生を抜擢しており、赤崎に関しては、瀬沼のパートナーとして不動の位置を獲得。さらに前期は6得点を奪って、得点ランク4位に着けている。玉城と上村は、同じポジションを争うライバルとして、切磋琢磨しているが、現時点ではレギュラーの座を掴んだ上村が一歩リードしている状況。あと、地味ながらも、開幕からCBのポジションで主力として活躍する谷口の将来性を高く評価したい。1年生とも言うこともあり、体の線がまだ細く、時には不安定さを見せることもあるが、フィジカルを強くしていけばもっといいディフェンダーに成長出来るだろう。

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さて、攻撃面で高い評価を受け、スキルの高い新人にも恵まれた筑波大だが、今度はその戦いぶりを振り返ってみる。

風間監督は、従来どおりの「攻撃的サッカー」をより追求した形と称する今季の筑波サッカーだが、首位・明大に続く18得点を挙げており、高い攻撃力を見せていると言えるだろう。しかしその反面、リーグ5位タイの15失点という守備力については、改善する点でもある。だが、得点と失点が背中合わせなのは、良くも悪くも筑波の「カラー」といえよう。

リスクを犯してでも攻撃的な姿勢を打ち出す、筑波のサッカー。相手を研究して、その相手のストロングポイントを打ち消すサッカーを展開するのではなく、自分たちのいいところをだけを追求していくサッカーを目指す筑波大。

だからこそ、はまった時には、7節の慶大戦のようにやりたい放題になるのだが、相手の術中にはまり、攻撃の歯車が噛み合わないときは、8節の拓大戦のように大苦戦してしまう。また、攻撃的に行くために、守備面では非常にリスクを含んでおり、カウンターから失点してしまうシーンも多々見られた。

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筑波大の場合、勝つときというのは「逃げ切る」というよりも「攻め勝つ」といった方がはまると言えるはず。今、ワールドカップの現地解説として南アフリカに行っている風間監督だが、帰国後、チームに戻って後期の指導を始めても、前期に見せた攻撃重視の姿勢は変わらない。風間監督の中には、「守り勝つ」という文字は無い。

あくまでも筑波大は攻めて勝つ。

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これがどこまで出来るのか、そして瀬沼、赤崎がどれほど点を取れるかによって、後期の順位は大きく変わっていくだろう。あとは、風間監督は「楽しくサッカーをやるのに、ミスがあったら楽しくできるわけがないだろ?」と常に言い続けており、些細なミスでも目に付けば、前半の早い時間帯であろうと即、選手交代に着手しているが、その早い時間帯の交代が無くなるようであれば、後期の筑波は本当に「怖い存在」になっていくはずだ。

2010年6月24日 (木)

関東大学リーグ、前期終了

先週の日曜で、関東大学サッカーリーグ前期の戦いが閉幕した。

とりあえず、前期の順位は以下の通りです

1位 明治大学 9勝1分1敗 勝ち点28 +18
2位 駒澤大学 6勝3分2敗 勝ち点21 +6
3位 中央大学 6勝3分2敗 勝ち点21 +4
4位 筑波大学 5勝3分3敗 勝ち点18 +3
----------<インカレ出場圏>----------
5位 国士舘大 5勝3分3敗 勝ち点18 +3
6位 順天堂大 5勝2分4敗 勝ち点17 +2
7位 神奈川大 5勝1分5敗 勝ち点16 -1
8位 慶應大学 4勝1分6敗 勝ち点13 -1
9位 早稲田大 3勝3分5敗 勝ち点12 +1
10位 流経大 3勝2分6敗 勝ち点11 -2
----------<2部降格ライン>----------
11位 法政大学 2勝2分7敗 勝ち点8 -10
12位 拓殖大学 1勝0分10敗 勝ち点3 -23

開幕前は、3連覇を狙う流通経済大学が優勝争いの軸となり、中央、明治、筑波がどこまで迫れるか?と思われていた。開幕戦こそ、王者・流経大は拓大に5-0と快勝したが、第2節の順大戦は最後は追いついたものの一時は2点差をつけられる苦しい試合展開となってしまう。そして第3節、何かがおかしいと感じていたチームは、この筑波大戦で初黒星を喫してしまう。

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そこからの流経大の流れは「最悪」としか、いいようの無い状態になっていく。

そんな苦しむライバルを横目に、明大が勝ち点を重ねていくのだが、このチームが上昇気流に乗れたターニングポイントは、第3節の国士舘大学戦にあった。

この試合、明大の動きは前期の戦いの中で最も悪かった。相手の鋭い出足の前に何もやらせてもらえず、試合の主導権は常に国士舘に握られていた。だが、守備陣が最後まで踏ん張ったおかげで、ドローは堅いかと思われた。しかし、強いチームには「運」も味方してくれる。

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終始劣勢だった明大は、ラストワンプレーでカウンターのチャンスを得ると、ここでPKを獲得して、最後の最後で勝利をかっさらっていったのである。内容は本当に悪かった。しかし、負けないだけではなく、「負けゲーム」と思われる試合で勝ちを拾ってしまう「強さ」と「運」が明大にこの瞬間、備わったのであった。

この時に、流経大の中野監督は「よそのチームの試合を批評してはいけないが、内容はホントに悪かったね。ただ、こういう悪い試合を勝てるチームが優勝する『流れ』を持っているんですよ…」と言っていたが、その後のリーグ戦は、この言葉のとおり展開されていく。

さて、明大の他に優勝候補と目されたチームに目を移していこう。

筑波大だが、このチームは「はまる」か「はまらない」かで勝敗は分かれていた。相手のサッカーは関係ない。自分たちのいいプレーをやり続け、そしてプレーでミスをしないことを心がけるのが風間流サッカー論。本当に魅力ある攻撃サッカーをする筑波大だが、リスクとも背中合わせであり、時として「もろさ」を見せてしまうこともあった。

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そして中大だが、昨年は最後の最後で優勝を逃してしまったこともあり、今年に賭ける想いはとても強いものがあった。リーグ中盤戦ではやや調子を落としたものの、最後まで諦めない姿勢、全員がしっかり前からプレスをかけ続けるサッカーを取り戻して、前期はは3位とまずまずの順位でフィニッシュ。

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この他には、駒澤大と国士舘大を高く評価したい。

駒澤大は、いい選手が揃っていながらも、優勝候補とまでは言われていなかった。しかし、大きな期待がかかるルーキー・碓井鉄平(山梨学院大高卒)が開幕戦から「司令塔」のポジションで大活躍。もともと攻撃力は低くはなかったチームだけに、碓井加入により、さらに攻撃のバリエーションが増え、前期は2位と大躍進した。

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また、国士舘大も、非常によく仕上がったチームで好印象を与えた。高校時代に大きな大会で活躍した選手は数少ないが、伝統とも言える、攻守の切り替えの速いサッカーを見せ、上位争いに食い込んできた。順位こそ、総得点差で筑波大を下回って5位となったが、まずまずの出来といえるはずだ。

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さて、前期のリーグ戦を終えたこともあり、ここまでのベストイレブンとベストルーキーを選出してみた。

関東大学サッカーリーグ・前期ベストイレブン

GK:増田卓也(流経大)
DF:大竹隆人(国士舘)
DF:丸山祐市(明大)
DF:金 正也(駒澤大)
DF:原田圭輔(筑波大)
MF:斉藤一行(国士舘)
MF:小林裕紀(明大)
MF:山田大記(明大)
MF:金久保彩(駒澤大)
FW:久保裕一(明大)
FW:赤崎秀平(筑波大)

ーーー久保ー赤崎ーーー
ー山田ーーーー金久保ー
ーーー小林ー斉藤ーーー
原田ー丸山ー金ーー大竹
ーーーー増田ーーーーー

●ベストルーキー
赤崎秀平(筑波大・佐賀東高卒)

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次点:碓井鉄平(駒澤大・山梨学院大高卒)、椎名伸志(流経大・青森山田高卒)

とりあえず、この後は7月4日からスタートする総理大臣杯(大阪)、天皇杯予選と続き、後期リーグ戦へ向かっていく大学サッカー。この先もおもしろい戦いが続くので、今後とも注目してほしいところである。

さて、この次あたりから、各大学ごとの前期の戦いを振り返ろうと思います。

2010年6月23日 (水)

6/19・20、地域リーグ結果

6月19、20日に行われた各地域リーグの結果です。

●北海道リーグ
試合なし

[順位]
1位:札大GP (15pt +15)、2位:ノルブリッツ(10pt +22)、3位:札幌蹴球団(8pt +3)、4位:マルセイズ(7pt -3)、5位:ブラックペッカー(3pt -23)、6位:札幌ウインズ(0pt -14)

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●東北リーグ1部
[第9節結果]
6月20日開催
グルージャ盛岡 5-0 塩釜ヴィーゼ
秋田カンビアーレ 0-2 福島ユナイテッド
FCプリメーロ 0-6 NECトーキン
盛岡ゼブラ(延期)コバルトーレ女川

[順位]
1位:福島ユナイテッド(26pt +28)、2位:グルージャ盛岡(22pt +31)、3位:NECトーキン(17pt +12)、4位:カンビアーレ(9pt +1)、5位:盛岡ゼブラ(9pt -2)、6位:プリメーロ(8pt -11)、7位:塩釜ヴィーゼ(6pt -44)、8位:コバルトーレ女川(3pt -15)

[寸評]
岡山で地域決勝大会を勝ち抜いた経験を持つ手塚監督就任後、守備の強化を柱としたチーム作りが進んでいる福島。今節も完封勝利を飾り、守備に関しては安定した試合を見せ続けている。短期決戦を勝ち抜くには、攻撃力より、安定した守備力が求められることもあり、手塚監督は堅実路線でチームを変えようとしている。

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●関東リーグ1部
[後期第4節結果]
6月19、20日開催
厚木マーカス 1-4 Y.S.C.C
アルマレッザ 1-3 FCコリア
クラブドラゴンズ 3-2 ヴェルフェたかはら那須
tonan前橋 2-1 さいたまSC

[順位]
優勝:Y.S.C.C(27pt +30)、2位:さいたまSC(17pt +4)、3位:ヴェルフェ(17pt +1)、4位:FCコリア(16pt +2)、5位:tonan前橋(16pt -1)、6位:厚木マーカス(14pt -5)、7位:クラブドラゴンズ(14pt -9)、8位:ACアルマレッザ(6pt -22)

[寸評]
Y.S.C.Cが19日に勝利し、20日の試合でさいたまSCとヴェルフェがともに敗れたため、早くもY.S.C.C.の連覇が決定。これにより、この先は「2位争い」と「降格争い」が焦点となってくる。今年の地域決勝レギュレーションだが、「JFA優遇チーム」がなければ、関東2位が出場対象になってくることもあり、この先に2位争い本当に熾烈である。2位のさいたまSCから、7位のドラコンズまで勝ち点差は、わずか「3」。上位といえでども、1敗すれば降格圏が見えてくることになるし、逆に勝てば地域決勝の「目」すら出てくることになり、非常に面白い展開が続いていく。さて、最下位のアルマレッザだが、残念ながら1チームだけ蚊帳の外といった状況であり、次節敗れると2部降格が決定してしまうが、意地をみせられるだろうか?

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●北信越リーグ1部
[第9節結果]
6月20日開催
JSC 3-1 アンテロープ塩尻
長野パルセイロ 6-0 テイヘンズ
サウルコス福井 1-2 上田ジェンシャン
グランセナ新潟 3-2 ヴァリエンテ富山

[順位]
1位:パルセイロ(25pt +37)、2位:JSC(22pt +22)、3位:ジェンシャン(18pt -1)、4位:サウルコス福井(12pt -11)、5位:グランセナ新潟(10pt -5)、6位:テイヘンズ(9pt -13)、7位:ヴァリエンテ富山(5pt -10)、8位:アンテロープ塩尻(4pt -19)

[寸評]
順調に勝ち点を伸ばしているパルセイロ。これまでの内容は、勝っているものの今ひとつといったところだったが、エース要田のハットトリック達成はチームに明るいきざしを呼び込んだ。しかしその反面、不安な材料もくすぶり続けている。これまでパルセイロを支えてきた佐藤大典の不調と、ディフェンスリーダーである籾谷の不安定さである。現状では、ほぼ間違いなく北信越は勝ち抜けるだろうが、全国を相手にしたときは、万全とは言い難いパルセイロ。要田の活躍でチームの流れが良くなればいいのだが…

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●東海リーグ1部
[第6節結果]
6月19、20日開催
FC刈谷 2-1 藤枝MYFC
矢崎バレンテ 1-1 浜松大学FC
中京大学FC 0-3 鈴鹿ランポーレ
藤枝市役所 1-0 芙蓉クラブ
※マルヤス工業は試合なし

[順位(暫定)]
1位:藤枝MYFC(16pt +20、7試合)、2位:FC刈谷(14pt +4、7試合)、3位:藤枝市役所(13pt +5、6試合)、4位:マルヤス工業(12pt +4、7試合)、5位:鈴鹿ランポーレ (11pt +3、7試合)、6位:矢崎バレンテ (8pt -3、6試合)、7位:中京大学FC(7pt +3、7試合)、8位:浜松大学FC(4pt -14、7試合)、9位:芙蓉クラブ(1pt -22、7試合)

[寸評]
注目だったMYFCとFC刈谷の直接対決だが、終了間際の劇的すぎるオウンゴールで刈谷が勝利。これで勝ち点差を再び2として、首位に接近。しかし、1試合少ない藤枝市役所の勝ち点は13で3位につけており、勝てば刈谷を抜くこととなる。上位は5位鈴鹿ランポーレまで混戦となっており、見る方としてはなんともおもしろいリーグ戦が展開されている。

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●関西リーグ1部
試合なし

[順位]
1位:三洋電機洲本(19pt +18)、2位:アイン食品(15pt +9)、3位:阪南大クラブ(13pt +8)、4位:奈良クラブ(12pt +4)、5位:ラランジャ(10pt +1)、6位:バンディオンセ(7pt 0)、7位:S.C HIRA(3pt -19)、8位:ルネス学園甲賀(0pt -21)

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●中国リーグ
[第13節結果]
6月20日開催
佐川急便中国 6-2 日立笠戸
レノファ山口 4-0 JFE西日本
宇部ヤーマン 2-4 Volador松江
デッツォーラ島根 5-2 NTN岡山

[順位(暫定)]
1位:レノファ山口(31pt +26、13試合)、2位:VOLADOR松江(28pt +13、12試合)、3位:佐川急便中国(21pt +10、11試合)、4位:岡山NEXT(19pt +16、11試合)、5位:新日本石油水島(19pt +6、9試合)、6位:NTN岡山(15pt +2、13試合)、7位:デッツォーラ島根(13pt +4、9試合)、8位:宇部ヤーマン(13pt -9、13試合)、9位:日立笠戸(12pt -26、12試合)、10位:JFE西日本(0pt -45、13試合)

[寸評]
上位陣が揃って勝利したため、試合のなかった岡山NEXT以外、大きな動きはなかった。正直なところ、上位2強の争いで決まりといったところか。また、7月からは全社中国地区予選会が行われるが、レノファは開催地枠で出場となり、それ以外のチームで3枠を争うこととなるが、佐川中国、Volador松江の本大会出場は堅そうである。

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●四国リーグ
[第8節結果]
6月20日開催
R.VERHO 0-4 カマタマーレ讃岐
黒潮FC(延期)徳島2nd
南クラブ 0-5 愛媛しまなみ
三洋電機徳島 0-3 南国高知

[順位(暫定)]
1位:カマタマーレ讃岐(20pt +24)、2位:愛媛しまなみ (17pt +15)、3位:徳島2nd(16pt +16)、4位:南国高知FC(12pt -1)、5位:三洋電機徳島(11pt -5)、6位:黒潮FC(7pt -8)、7位:R.VELHO(4pt -18)、8位:南クラブ(0pt -23)

[寸評]
今節から後半戦がスタートしたが、カマタマーレが快勝で首位をキープ。4位-5位の直接対決により順位が入れ替わったのみで、大きな変動のなかった四国リーグ。しかし、黒潮FC vs 徳島2ndの「相手都合(黒潮FC)により、試合は延期されました…」っていったいなんなんだろうか? 少し気になります。

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●九州(KYU)リーグ
[第10節結果]
6月19日開催
川副クラブ 3-2 九州INAX
MSC.FC 2-6 新日鐵大分
HOYO.A.E 3-0 九州スポーツカレッジ
三菱重工長崎 1-0 海邦銀行
※ヴォルカ鹿児島は試合なし

[第11節結果]
6月20日開催
ヴォルカ鹿児島 5-2 MSC.FC
新日鐵大分 0-3 HOYO.A.E
海邦銀行 2-2 川副クラブ
九州スポーツカレッジ 2-2 三菱重工長崎
※九州INAXは試合なし

[順位]
1位:HOYO(28pt +23)、2位:ヴォルカ鹿児島(23pt +24)、3位:新日鐵大分(18pt +9)、4位:川副クラブ(13pt -3)、5位:九州INAX (12pt -4)、6位:三菱重工長崎(11pt -5)、7位:スポカレ(11pt -10)、8位:海邦銀行(11pt -12)、9位:MSC.FC(3pt -22)

[寸評]
土日に集中開催となったKyuリーグ。HOYOは守備陣の安定もあり、厳しい日程を連勝で乗り切り首位をキープ。次節(7/4)はHOYO vs ヴァルカという上位対決が組まれているが、ここでHOYOが勝利すれば、優勝はもう、目の前となってくる。ヴォルカとしては、逆転を狙うためにも、どうしても落とせない一戦だが、後期初戦で格下相手に2失点というところが気がかりだ。

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●JFA推薦枠対象チーム
SC相模原(神奈川県リーグ1部)
第5節 5-0 さがみ大沢FC
※SC相模原の通算成績は3勝2分/11pt +17

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今週は、関東で地域リーグ決勝大会への出場チームが決定した。Y.S,C.C.はこれで3年連続3回目の出場。

今年は当初から「松本での雪辱」「JFL昇格」を合い言葉にチーム作りを進めてきたYS。内容も試合を重ねるごとに良くなっており、非常に11月がたのしみである。

また、今回は藤枝MYFC vs FC刈谷という、注目のカードがありましたが、試合終了直前まで1-1でドロー決着か…と思われた最後に、何度も攻撃を仕掛けた刈谷の姿勢がオウンゴールを生み、劇的な勝利を飾った。これまで、やや停滞した試合の多かった刈谷だが、この試合が分岐点となりそうな予感もある。

さて、ちょっと別枠の話になってしまうが、昨年、「JFL脱退」を選択し、地域リーグではなく、岡山県リーグへの降格となった三菱水島FCだが、今週は岡山クラブを相手に、4-1と快勝し、勝ち点15で3位につけている状態だ。なお、1位は勝ち点16(FC水島)で、十分首位を狙える位置。経営難でJFLを脱退した経緯もあり、今は中国リーグで戦うのも、経済的に厳しい状況かもしれないが、また再び上のカテゴリーで戦う姿を是非とも見てみたいものである。

2010年6月21日 (月)

力を与えたダービーマッチ

JFL 前期第16節 @西が丘
横河武蔵野 2-3 町田ゼルビア
[得点者]
55分、90分勝又、78分木島(町田)
61 分関野、81分高松

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世の中は「日本 vs オランダ」に注目しっぱなしの中、JFL第16節はひっそりと真っ昼間に行われていた。この日ばかりは、普段サッカーに興味のない人も、代表戦見たさにテレビにかじりついていたであろうが、本当は「この試合」こそ、普段興味の無い人に、ぜひ見て欲しかった…

そう、いい切れるほどおもしろみの詰まったゲームが展開される。

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これまで、横河武蔵野の「ダービー」の相手は、佐川急便東京SCだったが、このチームが大阪と合併して滋賀に移転したことから、JFL版東京ダービーは消滅。しかし、昨シーズンから町田市を本拠地とする町田ゼルビアが参入してきたことで、「ダービーマッチ」が復活。そしてこのダービーだが、「南北多摩合戦」と名付けられた。

昨年の対戦だが、2戦とも横河が町田を2-1で下し、先輩の貫禄を見せつけたのだが、主力として活躍した太田康介、斉藤広野は今季から町田に移籍しており、横河としては、「町田ゼルビア」というよりも、「この2人には負けない」という意識を強く持っていた。さらには「天皇杯・JFLシード権」を得るためにも、3位町田は叩いておきたい相手。そんないろいろな思いが絡みながら試合に挑んでいた。

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対する町田だが、正直なところ「ダービーマッチ」、「天皇杯シード」を考えるほどの余裕はあまりなかった。開幕戦でこそ、王者SAGAWAに引き分けたが、その後は破竹の7連勝。しかし、9節の琉球戦で惜敗すると、ここから歯車が狂いだし、これ以降は1勝5敗と泥沼状態に。そして前節だが、この試合もホンダロックに先制され、敗戦濃厚かと思われた89分、ラッキーとしか言いようのないオウンゴールで同点となり、辛くも勝ち点「1」を拾った。

そんなこともあり、相手とかは関係なく、今できることをとにかくやる。そして90分間ファイトし続けることだけを頭に叩き込んでピッチに立っていた。

さて試合だが、相手と戦う前に「天候」とも戦わなければいけない、厳しい条件の中でキックオフを迎えた。関東も梅雨入りしているのだが、この日の天候は晴れ。さらに気温は13時で32,2℃、湿度49%。しかし、時が進むにつれ、気温は上がり、湿度も上昇。少し動くだけで、汗がどっと噴き出るような状態で、選手の体力は普段以上に消耗していく。

それでも選手はピッチを全力で走る…
そして全力で戦う

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序盤は互いに持ち味を出そうと一進一退の攻防が続く。パスを繋いでサイドから崩していこうとする横河武蔵野。高い得点能力を誇る2トップを軸に攻撃を仕掛ける町田。どちらも譲らぬ展開を見せ、炎天下で行われていることを忘れさせるような激しい試合が繰り広げられる。そして、前半は両者6本ずつのシュートを放つのだが、得点は奪えずスコアレスのまま後半戦へ。

後半に入っても、繋いでサイドの横河、2トップを起点とする町田の展開は変わらない。しかし、前半から気になっていた、町田のGK吉田とCBコンビの呼吸は、後半になってもイマイチのまま。他は悪くないのに、あの最終ラインの不安定な守備はいかがなものか…と思っていたのだが、そんな不安をよそに、左サイドに展開した木島からクロスが入り、中央で勝又が頭で合わせて町田が先制。

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このゴールを合図に、西が丘は「激しい戦いの場」となっていく。

横河もすぐに反撃を仕掛け、これまで執拗に狙ってきたサイド攻撃が実り、林の低いクロスに関野が合わせて61分に同点とする。さて、このシーンだが、上でも記したが、GKとCBの連携ミスが色濃く出てしまったシーンでもある。左からのライナー勢のクロスにGKもCBも反応せず、お互いの間をボールはすり抜けて行ってしまい、逆サイドで詰めていた関野は、これを押し込むだけでよかった…

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厳しい言い方かも知れないが、ディフェンスラインの集中が途切れてしまう場面があるようでは、なかなか勝ちきれない。この場面でも、どちらかがしっかり声を出していれば、クリアは出来た場面であり、これが上手くいっていないところに、不調の原因が隠れているような気がした。

このように、守備面ではお世辞でも「次第点」とは言えない町田だったが、攻撃に関しては「さすが」というか「底力」を見せつける。

78分、真ん中やや左でボールを受けた木島が、ドリブルで突進。ややサイドに流れながらドリブルを仕掛けると、強引な体勢ながらもシュートを放つとこれが見事に決まって町田が再び横河を突き放す。

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木島良輔といえば、横浜Fマリノスを皮切りに、いくつものチームを渡り歩いた「流浪のストライカー」である。しかし、私にとって彼の印象はいまだに「やんちゃだった高校時代」のイメージのままである。帝京高校時代、古沼貞雄監督に「オマエは支度がトロイから、早めに交代させるぞ!」と文句ばかり言われていたが、その反面、彼のゴールへの嗅覚を人一倍評価していた。

木島といえば、帝京高校。そして彼が高校時代活躍したピッチでもある西が丘…

彼は彼なりに、このピッチに戻ってきたことに感慨があったし、停滞するチームをどうしても救いたかった。その2つの想いが、強引とも思われるドリブルシュートを2点目に結びつけていく。

これで勝負あったか?と思われたが、ドラマは次の展開を用意していた。

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木島のゴールの3分後、横河は町田ゴール前でFKのチャンスを得る。キッカーは高松健太郎。依田監督は、終盤の膠着した状況、もしくは点が欲しいときの「切り札」として期待を込めて70分に高松をピッチに送り込んでいたが、この采配がズバリ的中。81分、高松の左足から放たれた技ありのシュートは、町田のゴールネットを揺らし、再び同点に追いつくのである。

現在の順位こそ、横河の5位に対して町田は3位。上に立つの町田だが、やはり「横河武蔵野」という壁は、まだまだ高いのか?と思われた。しかし、横河から移籍してきた太田康介は、以前と変わらぬ統率力でチームに渇を入れ、正確なロングパスで流れを変えていく。

試合開始時間よりも、さらに気温が上がっている会場だが、試合もさらにヒートアップする。湿度も高く、極限状態といっておかしくない状態でありながらも、最後まで全力ファイトする両者。残り時間的に、どう考えても次の1点で試合は決まる。

さあ、次の1点はどっちなんだ…

88分、西が丘にどよめきが起こる。横河のチャンスから林俊介の放ったボレーシュートは決まったか!と思われたがバーを直撃。しかしこの直後、横河はすぐさま町田の反撃に遭い、CKのピンチを迎える。時間はまもなく90分。横河はこのピンチを逃げ切れるのか?

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このCKのボールを一度はDFが頭でクリアするものの、これが木島に渡ってしまう。ここで再び木島はドリブルを仕掛け、中央の鈴木祐輔へパス。鈴木が相手のプレッシャーを受けながらもシュート。これを林、遠藤がブロックするが、こぼれ球に勝又が反応して右足で押し込み、町田が試合を決定づける3点目を奪う。

このシーンだが、競り合いの中で鈴木祐輔と冨岡大吾が接触し、互いに頭に裂傷を負うという激しい「戦い」があった。しかし、それはラフプレーの末ではなく、プライドがぶつかり合った結果のもの。どちらも責めることはできないはずだ。そして、両者とも頭にテーピングの応急処置を施してピッチに戻り、鈴木は勝利のために、大吾は同点に追いつくために、文字通り「死力」を尽くして戦った…

そして、激しい戦いは3-2で町田ゼルビアの勝利で幕を閉じた。

緊迫した攻防の続いた前半戦
激しい点の取り合いとなった後半戦
互いに全力、死力を尽くした激戦は、見る者を十分に感動させる好ゲームだった。

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ワールドカップのハイレベルな試合にくらべ、稚拙な試合かもしれない。しかし、レベルの高い・低いだけが「おもしろい試合」の物差しではない。見に来たファンの「心に残った試合」こそ、おもしろい試合であり、この日繰り広げられた熱戦こそ、好ゲームというのだろう。

さて町田だが、実はそれほどこの試合を意識していなかったものの、やはり「ダービーマッチ」という特別な舞台は、チームに大きな変化をもたらすこととなる。これまで失い掛けていた自信を取り戻すこととなり、さらには天皇杯シード獲得に向け、大きく前進させたのである。しかし、試合後の相馬監督は、これらの件よりも、「サポーターへの感謝」を強く語っていたのが印象的だった。

「なかなか結果がでなかったので『応援のしがいがない』という思いをさせてしまったと思っています。そんな中でも駆けつけてくれたサポーターのために、今日は勝利出来て本当に良かった。 …中略(町田オフィシャル掲載文と同じ)… 厳しい試合が勝てたのは、サポーターの後押しがあってこそ。今日のような「ともに戦う」という関係を続けてもらえるように、チームも頑張っていきます。そして、負けても応援してもらえるような、魅力あるチームにもっとしていきますので、よろしくお願いします」

そして最後に、監督のコメントよりも印象的だったのは、太田康介の試合後の涙だった。

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横河で過ごした3年間は、彼の中で忘れることの出来ない大事な時間…。
ザスパ草津でプロになるチャンスを逃してしまったが、プレーヤーとして「生きる場所」を与えてくれたのが横河武蔵野FCだった。ここでの3年間は充実した時間を過ごし、選手としての能力をさらに高めていった。その結果がJFLベストイレブン獲得に現れ、一時は諦めた「プロへの道」が再び開け、今回の町田への移籍と繋がっていった。

そんなこともあり、お世話になった「横河武蔵野」に関わる人、すべに「成長した姿」を見せたかった。そして、勝利という結果を出したときに、心の中にしまっていた「いろいろな想い」が涙となって出てきたのである。

ここまで来るのに、非常に苦労したサッカー人生だった。しかしまだ、彼の目標である「Jリーガー」というカテゴリーには到達していない。育ててくれた横河武蔵野、そしてチャンスを与えてくれた町田ゼルビアのためにも、自身の力で「4位以内」を是非とも勝ち取ることこそ、最高の恩返しなのではないだろうか?

太田康介の挑戦は、まだまだ完結しない…

地域リーグ決勝大会・出場決定第1号

関東サッカーリーグ1部 後期第4節
6月19日
厚木マーカス 1-4 Y.S.C.C
6月20日
クラブ・ドラゴンズ 3-2 ヴェルフェたかはら那須
tonan前橋 2-1 さいたまSC

この第4節の結果を受け、順位と勝ち点はこうなりました…

1位:Y.S.C.C 9勝2敗 勝ち点27
2位:さいたまSC 5勝2分4敗 勝ち点17
3位:ヴェルフェたかはら那須  5勝2分4敗 勝ち点17

で、関東リーグは残り3節(3試合)だけとなり、2位、3位チームが残りを全勝しても勝ち点26止まり。ということで、早くもY.S.C.Cの関東連覇が決まり、「一番乗り」で地域リーグ決勝大会の出場権を獲得。

さてY.S.C.Cだが、地域リーグ決勝大会は2年連続3回目の出場となるが、今年は最初から「市原で勝つ」ことを目標にしてきたこともあり、チーム(選手)の調整だけではなく、クラブとしての調整も万全である。

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これまでの積み重ねに、今年から加わった新卒や移籍組の選手が新たなスパイスとなり、昨年以上に攻撃的なチームとなったが、クラブ組織としても、しっかりと地域に根を下ろし、地道ながらも成長を続けている。

先日の三ツ沢での試合で、クラブの運営担当の方はこう語ってくれた。

「神奈川にJクラブが4つもあり、ウチみたいな小さなクラブに、大きな企業はスポンサーになってくれません。しかし、嬉しいことに、地元の企業や団体、仲間が多数集まって、サポートしてくれています。大きなことは出来ませんが、小さな事をコツコツやって、地元の人と『ともに喜びを分かち合えるクラブ』が徐々にですが出来上がりつつあります」

ここ数年、地域リーグ決勝大会を勝ち抜いたチームのほとんどは、Jリーグ昇格を目指したチームと企業チームばかりであり(※栃木ウーヴァFCの母体は日立栃木サッカー部)、純粋クラブチームがJFLに昇格した例は、非常にまれとなっている。

JFLという全国リーグで戦うには、ただ強いだけではダメなのである。当然ながら、リーグへの加盟料(1000万円)や運営費(遠征費なども含める)と言った金銭面と、選手を支え、運営を行うクラブスタッフの力も必要となってくる。このように、トータルな面で「力のあるクラブ(チーム)」でなければ、全国の舞台では戦えないのだ。

全国で戦うには、超えなければいけないハードルは非常に高い。資金力に後ろ盾のないクラブチームとって、全国の舞台は非常に難しく厳しい挑戦となるが、今、Y.S.C.Cはその「ハードル」に再び挑もうとしている。

果たして、Y.S.C.Cは「アマチュアクラブ」の星となれるだろうか?
そして、昨年の松本で味わった「痛恨のラスト3分」の借りを返せるだろうか?

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今から11月末に行われる大会が楽しみである。

2010年6月20日 (日)

南北多摩合戦・序章

JFL 前期第16節 @西が丘
横河武蔵野 2-3 町田ゼルビア
[得点者]
55分、90分勝又、78分木島(町田)
61分関野、81分高松

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気温32.2℃という炎天下の真っ昼間に行われた試合だったが、だれることなく、最後まで緊張感のある好ゲームが展開された西が丘。

ワールドカップで日本代表戦がある日に、これほどおもしろい試合をするなんて…。

これから関東大学サッカーリーグの取材に行くの、詳しい内容についてはまた今夜。

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