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2010年12月 4日 (土)

讃岐、長野を3タテ

第34回地域リーグ決勝大会・決勝リーグ初日
カマタマーレ讃岐 0-0(PK7-6) 長野パルセイロ

全社決勝、地域決勝一次リーグと約1ヶ月の間に2度の対戦があり、そして決勝ラウンド初戦でまたも顔を合わせた両者の戦いは、選手個々の差よりも、監督の「狙いの差」をハッキリと感じさせる試合となってしまった。

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過去2戦と同じシステムに、ほぼ同じメンバーで来た長野。というか、1次ラウンドと全く同じスタメン。これに対して、讃岐もそれほどメンバーは変えてはいないものの、システムをややいじってきた。これまでは4-4-2が基本線であったが、この日は21番岡本をワントップとした4-2-3-1で挑んできた。

試合は、前半風下を選択した讃岐が優位に進めていく。さて、1トップシステムを導入してきた讃岐だが、前線の攻撃陣とボランチはみな小柄。一番大きい森田にしても176センチ。それ以外はすべて175センチ以下なのだが、彼らがよく走り回り長野守備陣を攪乱していく。さらに、籾谷などのパスミスもあり、何度か危ない場面を作られてしまう。

これまでの2戦では、攻める長野、守る讃岐というイメージで試合が進んでいたが、この日は折からの強風もあり、風上の長野は全く攻撃の形を作れない。いや、風のせいだけでもなかった。さすがに3度目の対戦ということもあり、讃岐は完全に長野攻撃パターンを読み切っていたのだ。

とりあえず、相手にボールを持たれた場合は、外へ外への相手を押しだし、中の危険なエリアにはしっかりブロックを作って進入させないように対応。中に切れ込めない長野にとって、もどかしい前半戦となってしまう。

だが、長野も讃岐の守備、そして攻撃の前にやられっぱなしではなかった。中盤の大橋は精力的に動き回り、必死に高い位置でディフェンスを仕掛けていく。序盤にはパスミスもあった最終ラインも、時間の経過とともに落ち着きを取り戻し、ノーファールで相手の攻撃に対応。攻撃面では良さを全く見せられなかった長野だが、守備面では次第点の活躍を見せていく。

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前半、追い風に乗った相手の攻撃を耐えた長野にとって、後半は反撃に出たいところであったが、そうはいかなった。後半の開始直後、長野はいきなり大ピンチを迎える。セットプレーから波夛野と飛び出した諏訪が交錯するもノーファール。2人が競ったボールは、ゴール前に詰めていた森田のもとに転がる。完全にフリーの森田。あとはゴールに蹴り込むだけだったが、無情にもシュートはバーを直撃。

その後も、風上ながらもペースを握り続ける讃岐。森田、吉澤、飯塚、岡本の攻撃陣が盛んにポジションチェンジを繰り返し、後半20分ぐらいまで攻勢を続ける。しかし、風上ということで、前半以上に体力を消耗していく讃岐は、運動量が時間の経過とともに下がり出す。

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23分に長野は久々のチャンスを掴むと、続く28分に右サイドを突破した佐藤大典から素晴らしいクロスが中に入る。中央でCBの大島がフリーで待ちかまえていたのだが、なんとシュートは枠を捉えきれず。この日初めて長野に訪れた決定機であったが決められない。さらに31分、FKのチャンスに大橋の蹴ったボールは直接讃岐ゴールを襲うも、これまたバーを直撃。

後半35分ぐらいまでは長野の時間帯であったが、ここを凌ぎきった讃岐は、やや「負けなければいい」というサッカーにシフトチェンジしていく。というか、讃岐の守備力の高さは非常に目を見張るものがあります。第1試合の洲本の場合は、必死に守りきるという感じですが、讃岐の場合の守備は組織的に守り、相手に隙を与えない非常に整備されたディフェンスを終盤に入っても見せつける。

その後は、長野にボールを持たせながらも、隙あればカウンターで決勝点を狙っていくというサッカーに終始。長野として、言い方は悪いが「相手の手のひらの上」でサッカーをやらさせられたようなものであり、完全に薩川パルセイロの出方を読み切った北野カマタマーレの、作戦勝ちでもあった。

さて、試合は結局スコアレスのまま終了し、決着はまたもPK戦。

そして再び讃岐が長野を下したのだが、過去2試合とは違う、「長野の完敗」を感じさせる試合でもあった。

試合後、薩川監督は試合内容もそうだが、同じ相手に3度も勝てなかったことに対し、非常に不満であることをコメントした。

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さすがに、同じ相手に3度負け、さらには同じように相手に守りきられてしまっては、何とも言えないものがある。確かに3敗とはいえども、実際は1敗2分であり、まだ決勝リーグで敗退が決まったわけではないので悲観的になることはない。しかしだ、勝てなかったことに対して薩川監督にはもっと危機感を持って欲しいのだ。

決勝リーグで一番難敵と思われるのは、長野から見て讃岐であることは間違いない。だからといって、洲本やYSに絶対勝てるという保証はどこにもない。この日、勝てなかったことに対して選手やスタッフはどこまで危機感を感じたのであろうか? 別に、今さらリアクションサッカーをしろ!という訳ではないが、少なくとも自分たちは「強い、やれる」という慢心だけは完全に捨て去って欲しいものである。

長野にとって、市原を、そしてこの大会を「リベンジの場」そして、「ステップアップ」の大会にしなければいけないのだから…
そして、それを成し遂げるだけの力は間違いなくあるのだから

それにしても、讃岐の「チームとしての完成度」は非常に高いものがあり、決勝リーグ実力No.1はやはり讃岐なのか? と思わせる試合でありました。

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