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2010年12月 9日 (木)

残された時間はあと10日

練習試合 @尚美学園グラウンド
尚美学園大 0-5 ザスパ草津U-23
[得点者]
15・78分宮下、35・46分清水、45分森川
※試合は40分ハーフ

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トミケン、高崎、タムの3人が退団となり、タケ(藤崎)を含めて3人がケガなどのため出場しないこともあり、12人だけで挑んだ尚美学園大学との練習試合。当然ながら、普段とは違うポジションをこなす選手も出てくるのだが、木村コーチは「まあ、楽しみに見ていてください」とのことだったが、右サイドがこれまでとはやはり大きく変わってきた。

ーーー森川ー宮下ーーー
ー清水ーーーーー川瀬ー
ーーー古矢ー市川ーーー
星野ー成田ー飯山ー西野
ーーーー笠原ーーーーー

U-23では、主にアタッカーの役目をこなしてきた西野がこの日は右SBに入った。ただ、高校時代にはインターハイや選手権でリベロの位置に入ってプレーしたこともあるほど、実はオールラウンダーな選手なので動きに期待していたのだが、この日は一列前に入った川瀬との呼吸がやや合わず、効果的なオーバーラップはなかなか見せることが出来ない。

また、守備面での連携もイマイチで、相手のボールを持っている選手に対し、同時に守備に行ってしまい、空いた裏のスペースを突かれて簡単にクロスを上げられてしまうなど、やや危険なシーンも飛び出す。

序盤は尚美のペースで進んでいくが、だいたい15分ぐらい、カウンターから清水が左サイドを突破して中央にクロス。中で待っていた森川に対して、相手GKも飛び出そうとするのだが、なんと味方DFと交錯してしまいクロスをクリアすることが出来ないどころか、ゴール前をがら空きとしてしまう。そして、このこぼれ球を走り込んだ宮下が難なく押し込みU-23が先制。

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この先制点で、流れを引き寄せたかと思ったU-23にアクシデントが襲う。左SBの星野がふくらはぎを痛めてしまい、試合続行が不可能となり、一人しかいない控えの白井をピッチに送り込むことに。右MFだった川瀬を左SB、交代で入った白井を右MFとする布陣に変えたU-23。

システム変更でやや混乱した時間もあったが、この日の相手は若い選手が中心ということもあり、時間が経つにつれてスピードや連携で相手を圧倒していく。そして35分ぐらい、タテパス1本から清水が抜け出して2点目を奪う。さらに2点目の直後にFKのチャンスを得る。キッカーのイチから絶妙のボールが放たれ、ナリが豪快に頭で叩き込んだがオフサイド?でノーゴール。

それにしても、15:15開始の試合なのだが、さすがに12月に入ると日が暮れるのが早くなり、前半が終わるころになるとなかなかボールがどこにあるのが見えにくくなる(笑)

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さて後半だが、前半以上にU-23は自由にボールを回していく。連携もよくなりボールがダイレクトで動き守備がついて行けない。さらには相手のプレスが緩いこともあり、5分にPA外でボールを受けた森川は、躊躇無く右足を振り抜く。シュートのフォーム、弾道、コース、どれも最高の形で決まり3点目を奪うと、清水もこれに続いていく。

今度も縦に抜け出して、GKと1vs1となり、これを冷静にゴールに流し込み4点目。その後も点には結びつかなかったものの、バルセロナですか? と思わせるダイレクトパスが中央からゴール前まで繋がってしまう、かなりセクシーな場面も生まれるなどかなり一方的な展開。

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そして、最後は終了間際に宮下も素晴らしいミドルを叩き込みこれで5-0。

しかし、点がいっぱい入ったからといって「ナイスゲーム」という訳ではない。いい試合、やっていて達成感のある試合というものは、点差は関係ない。正直、今日の試合は序盤の浮き足だった守備は反省点であり、攻撃面ではいい流れはあったものの、あれは相手のプレスが弱いことの裏返しであることを認識すべき。

ただ、そうはいっても無失点に抑えているとことや、シュートを確実に決めているところは評価出来るだろう。

ただ残念なのが、惜しいかな先月の育英戦同様、クラブ首脳が彼らの活躍を見てくれてはいないのだ。特に上記の育英戦は守備面でも攻撃面でもベストと言える内容であり、こういう試合こそ見て欲しかった。会場はザスパの寮がある場所からそう離れていない育英グラウンドだし、トップの練習と被っていなかったのだから、見てやってもいいと思うのに…

また、今年は例年以上にトップとU-23が交流することが少なかった。昨年の佐野達前監督(現長崎監督)は当然ながら、最初の2年間を草津で暮らした人であるからこそ、U-23の存在を気に掛けたし、有薗、杉本という人材を上でテストし、その結果、有薗を貴重な戦力にまで成長させた。

しかし、今年から就任した副島監督には、U-23まで見ている余裕は残念ながらなかった。佐野さんは就任1年目とはいえ、過去4年間コーチとしてチームを見てきたし、3年間の植木体制を引き継いでの船出であった。だか、副島監督は完全に外部からの招聘であり、チームの力を把握するまでには時間がかかるし、植木GMからはチームの「再生」を依頼されてやってきた。

だからこそ、副島監督にはU-23を気にする時間などなかった。宮崎キャンプには、杉本、成田、星野の3人が呼ばれて行ってきたが、実はそれとて副島監督が「見込んで」呼んだ訳ではなく、木村コーチが強く推薦した訳でもなく、GMのとりあえず「様子を見てみたい」というかなり微妙な判断が裏にはあった。(結果論として、杉本はこのチャンスを掴んだのだが…)

U-23には、これまでサテライトリーグで結果を残してトップに上がるという目標があった。しかし、サテライトリーグは名目上「休止」となっているが事実上の廃止であり、復活の見通しは立ってはいない。そのことが、U-23の県リーグ入りを後押ししたが、これにより彼らにとって、本当の意味で「真剣勝負」出来る機会は大きく減ってしまった。

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県4部の戦いは、残念ながら彼らにとってまったくプラスになることはない。プラスになる試合といえば、天皇杯の決勝トーナメントぐらいであろう。あとはひたすらトレーニングマッチしかない。本来なら、真剣勝負の試合をこなすことで、チームは強くなり、個人の経験値が上がっていくものなのだが、彼らはそれが出来る環境にない。さらには、トップとの交流が少なく、首脳陣の目に触れる機会も少ない。それでも、今年2年目、3年目の選手は「勝負の年」と目標を定め、必死にスキルアップに励んできた。

入団当初は線の細いFWだった森川も、今は上半身トレーニングの成果がユニフォームの上からでもわかるほどたくましさを身につけ、裏へ飛び出すタイミング、スペースの作り方なども常に工夫している。3月に靱帯損傷してしまい、天皇杯予選の大事な時期にプレー出来なった飯山も、「借り」を返そうと練習でも手を抜かないプレーを続けている。おどおどしながらゲームを組み立てていた古矢ー市川のボランチコンビもすっかり成長した。

また、夏に獲得したダニエルに関しては、予想どおり「使い物」にはならず、終盤は本職の守備ではなくパワープレー要因としてたまに使われていたが、あれをやるなら正直、成田の方が使えるだろう? と何度感じたことか…

いつ、目にとまるかわからない時間が続いたにも関わらず、腐らず成長を続けた選手たち(まあ、腐って出ていってしまった選手もいますが…) そんな彼らにとって、残されたゲームは来週の1試合のみとなった。

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現時点では3人のみ退団が発表されているが、残る15人のメンバーの去就はまだわからない。名前は言えないが、残ることは決めている選手も数名いる。そしてまだ決めかねている選手もいる。さらにはチームを去ることを決めている選手もいる。だからこそ、来週試合があるのだが、もしかするとこのメンバーで試合をするのはこの日が最後になるかもしれない可能性もある。だからこそ、星野の負傷によるリタイアはかなり残念だった…

いろいろな決断があると思うが、出来ることなら今残っている15名全員には、18日、19日に行われるトップチームセレクションには参加して欲しいところである。そして、ここで自分の能力を発揮して、副島監督にアピールしてほしいと願うかぎりだ。

残された日はあと10日しかないが、彼らの集大成を敷島のピッチでぜひとも見せて欲しいし、多くの人に彼らのプレーを目に焼き付けて欲しい。

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