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2010年11月27日 (土)

JFL最終節と関東リーグ入替戦

明日、28日で今季のJFLの全日程を終えることになるのだが、J2に昇格(J新加盟)するチームは結局ガイナーレ鳥取1チームだけとなり、16位は残留、17位は入替戦、18位は地域降格ということがすでに確定している。

そんな中で、14位のソニー仙台までが残留を確定させており、18位の流経大FCの降格もすでに決定済み。残すところは、入替戦に回る17位のチームがどこになるかというところが最終節の注目となってくる。

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さて、それぞれのチーム状態を見てみると、ここ数試合で元気なのは栃木ウーヴァである。昇格1年目で即降格は避けたいウーヴァは、後期13節でHonda FC相手に激しい撃ち合いの末(4-4)、勝ち点1を得ると、そこからは粘り強さと得点力がアップして、前節のソニー仙台戦で約6ヶ月ぶりの勝利を挙げ、順位も再び15位に浮上。最終節はドローで自力残留が可能となっている。

調子を上げている栃木ウーヴァに対して、元気がないのはアルテ高崎だ。やっているサッカーは悪くはないのだが、得点力不足はかなり深刻な状況。そして、現在17位のジェフリザーブスも決して状態は良くはない。さらには、相手は勝利すれば4位フィニッシュの可能性を残しているV・ファーレン長崎。それも相手のホームで試合が行われることもあり、非常に厳しい試合となりそうだが、引き分けでは入替戦に回ってしまうジェフリザーブス。上位相手にどこまでアグレッシブに行けるだろうか?

また、下位争いとは別に、J準会員のV・ファーレン長崎は4位フィニッシュを勝ち取る大事な戦いとなるのだが、この順位を勝ち取るにはHonda FCが流通経済大学FCに敗れるという「他力本願」な部分もある。そして、その当該チームの監督である流経大FC・中野総監督は「最後は意地を絶対に見せたい」と語ってくれているので、JFLで最後となる試合で6年間の集大成を見せて欲しいところだ。

残留争いに関して動向はこんな感じであり、個人的には「大逆転」の可能性は大いにあるかな… と思っています。

で、残留争いの対象となる15位〜17位が全て関東所属のチームということで、すでに降格が決まっている流経大FCとあわせて、2チーム関東リーグに降格する可能性が最後まで残されている。そして、現在行われている地域リーグ決勝大会で、関東リーグ所属のY.S.C.C.がJFL昇格の可能性を残していることと、優遇枠で出場したSC相模原が敗退したこともあり、来季の関東リーグ編成は混沌とした状態にある。


ということで、まずは関東リーグと、関東社会人大会の順位・結果をおさらい。

●関東リーグ1部
1位:Y.S.C.C.(JFL昇格の可能性あり)
2位:さいたまSC(来季も関東リーグ1部)
3位:FC KOREA
4位:ヴェルフェたかはら那須
5位:tonan前橋
6位:厚木マーカス
7位:クラブドラゴンズ(2部降格決定)
8位:ACアルマレッザ(2部降格決定)

●関東リーグ2部
1位:東邦チタニウム
2位:神奈川教員
3位:東京海上日動火災
4位:日立ビルシステム
5位:エリース東京
6位:SGシステム
7位:SAI市原(千葉県リーグへ降格決定)
8位:ルミノッソ狭山(埼玉県リーグへ降格決定)

●関東社会人大会
1位:横浜猛蹴(神奈川)
2位:SC相模原(神奈川)

本来ならば、1部の7・8位が2部降格、2部1・2位が1部に自動昇格、2部の7・8位が各県リーグ降格、関東社会人1・2位が2部に自動昇格という流れになるのですが、現時点で1チームJFLからの降格が決定していることから、従来通りの入替パターンとは変わるので、考えられる形を3つ挙げておきます。

<パターン1>
●JFLから流経大FCのみ降格、Y.S.C.C.がJFLに昇格した場合
→5位のtonan前橋、6位の厚木マーカスは入替戦ナシ(1部残留)
→2部1位の東邦チタニウム、2位の神奈川教員が1部昇格
→関東社会人1位の横浜猛蹴、2位のSC相模原が関東2部に自動昇格
※JFLー関東で降昇格があるものの、結果的に入替戦はナシ

<パターン2>
●JFLから流経大FCのみ降格、Y.S.C.C.もJFL昇格出来ない場合
●Y.S.C.C.がJFL昇格するも、JFLから関東2チームが降格してきた場合

→5位のtonan前橋は1部残留
→厚木マーカス(1部6位)vs 神奈川教員(2部2位)の1部入替戦実施
→2部1位の東邦チタニウムは1部に自動昇格
→関東社会人1位の横浜猛蹴(神奈川)は関東2部に自動昇格
→5位のエリース東京は2部残留
→SGシステム(2部6位)vs SC相模原(関東社会人2位)の2部入替戦実施

<パターン3>
●JFLから2チーム降格、Y.S.C.C.もJFL昇格出来ない場合
→tonan前橋(1部5位)vs 神奈川教員(2部2位)の1部入替戦実施
→厚木マーカス(1部6位)vs 東邦チタニウム(2部1位)の1部入替戦実施
→エリース東京(2部5位)vs SC相模原(関東社会人2位)の2部入替戦実施
→SGシステム(2部6位)vs 横浜猛蹴(関東社会人1位)の2部入替戦実施
※このパターンでは2部→1部、関東社会人→2部の自動昇格がなくなる


ここで一番注目されるであろうポイントは、流経大FCの動向なはず。これまでのケースでは、JFLに参戦していた大学チームが降格した場合は各地域リーグに降格するのではなく、脱退というか大学リーグのみに専念するという形であった。しかし、今年から大学チームとは別に、流経大FCというチームで一種登録しているので、大学生のチームではあるものの「社会人チーム」と同じ扱いのため、ルール上、脱退する必要もないし、降格しても関東1部で戦うことも可能だ(※同一母体であるクラブドラゴンズが2部にいるが、同カテゴリーにならない限り問題はない

では、流経大FCがこのまま関東リーグ1部で戦うのか?という点についてだが、先日の大学リーグ最終節にて中野総監督は「流経大FCは続けます」とコメントしてくれている。

ただ、JFL復帰に関して質問すると、こちらに関しては積極性をあまり感じさせなかった。

「流経大がここまで強くなったのは、間違いなくJFLで戦ってきたからです。型のはまった相手が揃う大学リーグとは違い、Jリーグを目指すチーム、アマチュア最強の企業チーム、Jの下部組織、クラブチームと、いろいろな相手と真剣勝負できるJFLにいたことで力をつけてきました。しかし、今年から登録のルールが変更となったことは大きかったです。この登録ルールで戦うのであるならば、ウチとしてはあまりメリットは少ないですから… 来季は今季のように戦力を真っ二つにするのではなく、主力はトップだけにしていくことになるでしょう」

と語り、積極的なJFL復帰について明言を避けた格好となった。しかし、他チームが気に掛ける流経大FCの存続(継続活動)については、一定の解釈を示してくれたし、ドラゴンズも2部で存続という形で落ち着きそうだ。しかし、このコメントはあくまでも大学リーグ最終節時点での話なので、これから先、流経大公式やKSLが発表する情報にも注意していきたいところである。

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