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2010年9月15日 (水)

明大、後期開幕戦を快勝

関東大学サッカーリーグ
後期第1節(通算第12節) @熊谷
明治大学 6-0 拓殖大学
[得点者]
31分山村、51分田中、58分山田(PK)、69・79分小林、89分楠木

今シーズンは「天皇杯ではベスト8を目指し、取れるタイトルは全て狙おう」と目標を立てていた明治大学。前期リーグ戦では、素晴らしいスタートダッシュを見せ、順調に勝利を重ねて10節の流経大に勝利したことで、最終節を待たずして前期の首位ターンを決めた。最終節こそ駒大に0-1で敗れたものの、決して悪い流れではないと思われていたが、実情は違っていた。

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神川監督は当時をこのように振り返ってくれた。

「4月から全力で突き進んできて、流大戦の勝利で前期首位が確定したが、その時には疲労のピークに達していました。同時期には総理大臣杯予選も行われていたが、こちらはリーグ戦のようなキレのある動きが出来ず、紙一重で勝ち抜いて本大会出場を決めましたが、大阪では勝つ力は残されていませんでした。それに国士舘さんは、前期の対戦で非常に悔しい負け方(ロスタイムのPK)をしていたことで、絶対に勝ってやろうという強い気持ちを持っていましたね」

まあ、総理大臣杯に関しては、監督も「疲労のピーク」だったことを認めており、致し方がないと考えていたが、天皇杯予選に関しては少し違っていた。

「あの時は、最も勢いのあるチームと当たってしまったのは不運でしたね」と笑いながら答えてくれたが、さすがに「高校生」に敗れたことは大きなショックであったことも認めた。

「天皇杯予選の時期ですが、選手が試験の時期と被っていまして準備が決して万全ではなかったのです。しかし、準備がどうのこうのではなく、昨年、初めてJ1勢(明治3-0山形)を破ったことが力となり、自信となり、インカレ制覇に繋がったこともあり、今年は『ベスト8』を目指していたので、早すぎる敗退(8/7:明大1-2ヴェルディユース)に、選手のモチベーション管理に苦労しました。その後はやはりショックを引きずっていましたが、夏合宿(長野県川上村)を挟んでチームをもう一度鍛え直し、チームの目標もまずはリーグ戦で優勝することに変えました」

そして、後期の開幕を迎えたが、序盤はメンバーをがらりと変えてきた拓大にやや手を焼いてしまう。

[拓大スタメン]
ーーーーーーー松島ーーー
ーーー樋口ーーーーーーー
ー三村ーーーーーー唐澤ー
ーーー根岸ー小古瀬ーーー
山村ー丸山ー安良田ー石塚
ーーーーー大坪ーーーーー

[明大スタメン]
ーーー山本ー山村ーーー
ー山田ーーーーー田中ー
ーーー小林ー宮阪ーーー
奥田ー丸山ー楠木ー豊嶋
ーーーー高木ーーーーー

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拓大だが、前期のスタメンとはかなり入れ替えを行い、1、2年生を5人入れたフレッシュな顔ぶれで挑んできたのだが、序盤は新しい戦力の選手たちが必死にピッチを駆け回り、明大に対して早いプレッシャーを仕掛けていく。相手の鋭い出足の前に、なかなか前に出て行けない明治は、逆に拓大のカウンターを受け、危ない場面も作られてしまう。

初戦特有の堅さの見られた明大だが、徐々に相手のプレスを受け流せるようになり、31分に逆襲から山村が一気にゴール前まで持ち込んでシュート。これが決まって明治が先制。

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この先制までいい展開が出来ていなかった明治だが、ここから自分たちのサッカーを取り戻し、後半に入ると素速く高い位置でブロックを作って相手の自由を奪い、次々とマイボールにしてサイドを有効に使った展開を繰り広げて相手を圧倒。まさに「明治らしい」試合で後半は大量5点を奪い、トータル6-0で拓大を下して快勝スタートとなった。

不安はあったものの、フタを空けてみれば万全のスタートとなった明大だが、その中でも3年生の能力が非常に伸びていることが好調の原因となっている。守備ラインに関しては、ディフェンスリーダーに成長した丸山やGK高木を含めて全員が3年生。豊嶋や楠木に関しては、前期では完全なレギュラーではなかったが、夏場に力を着けて、レギュラーポジションを不動のものとした。

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しかし、ベンチにはこれまでレギュラーだった松岡や鹿野が控えており、下手なプレーをしてしまえば、次の試合でスタメンの座がどうなるかわからない。また、前期ゴールを量産した久保とてベンチスタートだ。久保のコンディションの影響もあるが、ここ最近の山村は練習試合でも好調を維持しており、2枠しかないFWレギュラーの座を奪い取ろうとしている。

この他にも、2点目を決めた田中もキレのある動きを見せてくれたが、彼もレギュラーの座が安泰ではない。先日、バルセロナに留学していた阪野豊史、三田啓貴が帰国してチームに合流したことが影響しているのだ。田中にとって、三田、阪野という2年生はポジション争いをする上で、大きなライバルとなってくる。

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この他にも、有望な1、2年生が揃っていることもあり、チーム内で激しいレギュラー争いが続く明大。これこそ、明大が強さを持続している裏付け。前期最終節から、やや「ガス欠」となってしまったが、夏の合宿を経て力強さを増した明大は、やはり後期も本命であることは間違いないだろう。

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