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2010年8月 1日 (日)

プリントダイナマイト大爆発!

JFL 後期第5節 @西が丘
横河武蔵野 1-4 佐川印刷
[得点者]
5分・78分平井、68分大槻、85分中野(印刷)
80分関野(横河)

東京では隅田川花火が行われていた31日、西が丘ではプリントダイナマイトによる「ゴール」という花火が上がった…

今年は見事に開幕ダッシュに成功した佐川印刷だが、その後は黒星先行で順位を徐々に下げ、後期に入ってからは今季ワーストとなる3連敗を喫した中で、西が丘に乗り込んできた。そんな佐川印刷を迎え撃つホームの横河武蔵野も、後期に入って1勝3分と負けてはいないが、勝ててもいないという、どっちつかずのもやもやした状態の中でホームゲームに挑んでいた。

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実は決して調子がいいとは言えない両者の対戦だが、予想外の展開で試合はスタートすることとなる。

さて、佐川印刷のシステムだが中井義樹をトップ下に置く4-4-1-1というシステムでスタート。

[佐川印刷スタメン]
ーーーーー平井ーーーー
ーーーー中井ーーーーー
ー中野ーーーーー中島ー
ーーー櫛田ー大槻ーーー
樋口ー及川ー高橋ー志摩
ーーーー川本ーーーーー

[横河武蔵野スタメン]
ーーー関野ー高松ーーー
ー林ーーーーーー桜井ー
ーーー常盤ー岩田ーーー
勝野ー金守ー瀬田ー小山
ーーーー飯塚ーーーーー

さて、印刷のシステムなのだが、GKと最終ライン以外の選手が試合中に何度も目まぐるしくポジションチェンジしていくのだ。この動きに横河は混乱してしまい、ペースを握れない立ち上がりとなり、前半5分にいきなり失点を喫してしまう。

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ボランチ大槻からの見事なラストパスに平井が反応。これを冷静に決めてまず佐川印刷が先制。

この得点で勢いづいた印刷は、前から積極的に仕掛け横河ゴールに波状攻撃を浴びせかける。そこでポイントとなったのが、中盤のポジショニングである。基本はトップ下の中井が攻撃のタクトを握り、櫛田ー大槻のダブルボランチが中盤の底をケアするという形なのだが、まずこの3人がボールを持つたびにポジションを変え、時には中井が底(アンカー)に入り、大槻が何度もゴール前に攻め込む姿を見せていく。さらに左右のアタッカーである、中野・中島もポジションを時間帯ごとに入れ替え、横河守備陣の的を絞らせない。

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積極的布陣が効を奏し、印刷はおもしろいように、連続攻撃を浴びせ続けていく。印刷の見事な動きの前に、攻撃どころか守備もままならない横河は、お世辞でも褒めることの出来ないラフプレーまがいのチャージでしか、動きを止められなくなってしまう。(14分岩田、24分常盤)

序盤の早い時間帯で先制し、精神的優位にたった佐川印刷。結局、主導権を最後まで渡すことはなかったが、前半のうちに追加点が取れなかったことが、後半にどう影響するかだけは、少々不安だった。さらに、前半に激しいチャージを受けた中井は、大事をとって前半だけでベンチに退いたことも、不安材料であった。

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しかし、後半の印刷は前半以上にしたたかだった。

中井に替わって、ベテランの大坪博和を投入。中井のようなボランチもトップ下も出来る選手から、セカンドストライカータイプの大坪に替わったことで、印刷の中盤は前半のような目まぐるしいポジションチェンジは影を潜めることとなる。

だが、1点のリードというアドバンテージが、印刷に精神的余裕をもたらし、相手の攻撃に対して、しっかりブロックを築き上げ、落ち着いた試合運びを見せていく。

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前半とは打って変わって、横河が圧倒的に攻め込む時間帯が増えていく。だが、その攻撃に対して、しっかりブロックを形成して、横河が得意とするサイド攻撃を封じ込めていく。両サイドからの展開が奪われてしまうと、攻撃の形は、無理に中央を突破していくしか無くなってしまう。どんなにシュートを浴びせても、DFの網に引っかかってしまうし、不用意にボールを奪われてしまうシーンも目立ち始める。

そして68分カウンターから掴んだCKにチャンスに、大坪が右足で決め、佐川印刷に待望の追加点が生まれる。さらに78分、相手ボールを櫛田がインターセプトして素速くカウンターを仕掛ける印刷。櫛田からパスを受けた平井がドリブル突破で抜けていき、試合を決定づける3点目をゲット。

完全に「勝負あり」である…

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その後は両者1点を取り合い、最終的に1-4で試合は佐川印刷の勝利終わった。

さてこの試合だが、後半に両チーム合わせて4点入ったのだが、勝負の行方的には、前半の戦いが全てだったのかも知れない。

序盤の立ち上がり、慎重に入ろうとした横河。しかし、印刷は序盤からエンジン全開で横河ゴール目指して攻め込んできた。ここで主導権を握り、前半のラストまで主導権を渡さなかったことが勝因であった。

確かに後半は横河の攻勢で試合は進んでいたが、あれは印刷に「攻撃をやらさせられていた」といった方が正しいはず。攻めていても、自分たちの形では何一つやらせてもらえないのから…。そう、後半に入っても実は主導権を握れていなかったのだ。

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3連敗で、危機感を感じた佐川印刷の選手は、今週に入って監督・選手を交えて何度もミーティングを重ね、良かった時期のことを思いだそう、そして全員がもういちど同じサッカーを追求しようと討論を重ねた。その結果が、自由自在に動き回る中盤の構成となり、結果的に両サイドバックのアグレッシブなオーバーラップを呼び込むこととなり、シーズン開幕当初のいい流れを思い出すこととなった。

敗れた横河だが、悪くはないけど良くもない、というどっちつかずのこれまでの数試合が、完全に今日の試合の流れを呼び込んでしまったと言える。修正するほど、決して悪くはない。だが、噛み合っていなかったのもまた事実。そんな中途半端な状態のままこの試合に入ってしまい、フワっとした気持ちの立ち上がりに、ガツン!と相手にやられて、最後まで修正が効かないまま終わってしまった。

依田監督も、試合後に今のチームの流れが悪いことを認めた上で、「また少し、みんなでしっかり現状を考えて、(チームの)修正をしていかなければいけない」とコメント。

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さすがに、完敗のあとということもあり、「今日はこれぐらいで…」で足早にさってしまった依田監督。この日の試合は、佐川印刷としては「してやったり」の試合であり、前期の対戦に続いての勝利に、「横河キラー」を印象づける試合となったことは間違いない。

しかし、今季「頂上(TEPPEN)」を目指した横河だが、いい試合をするものの、勝ちきれない苦しい状態が続いていることは、非常に気がかりである。

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