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2010年8月24日 (火)

相模原、天皇杯まであと1つ

第15回神奈川県サッカー選手権兼天皇杯予選
@保土ヶ谷サッカー場 準決勝第一試合
SC相模原 5-1 桐蔭横浜大学
[得点者]
18分青木(桐蔭)
29分・35分齋藤、51分古賀、54分水野、90+1分坂井(相模原)

「J」のつくカテゴリー以外で、実は今年もっとも注目されているかもしれないSC相模原。
今年に入ってすぐ、J準会員申請を行い(のちに申請は認可)、地域リーグ決勝大会に出場するために「飛び級(JFA優遇枠)」を目指すチームの実力がはたしてどんなものか常に気になっていた。気になるものの、実は公式戦を見る機会がなかなかなかったのだが、やっと今回その機会と相成った。

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[相模原スタメン]
ーーーーー齋藤ーーーー
ーーー水野ーーーーーー
ー古賀ーーーーー富井ー
ーーー鈴健ー坂井ーーー
鈴隼ー鷲田ー工藤ー金澤
ーーーー榎本ーーーーー

しかしまあ、相模原のスタメンは県1部所属のチームとしては、なんとも豪華すぎるメンバーばかり。対する桐蔭横浜大学ですが、関東大学サッカーリーグ2部所属で、前期は5勝1分5敗の6位であり、前の試合(2回戦)で対戦した東海大学と同等の力があるチームということで、この日も苦戦が予想された。

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試合の立ち上がりは両者とも慎重で、探り合いからスタートする。しかし、10分に齋藤がファーストシュートを放つと、徐々に試合の流れは相模原に傾いていく。12分にもサイドを崩して良い形を作り出し、これで流れに乗ったかと思われたが、一瞬の迷いが手痛い失点を招いてしまう。

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18分、左サイドから桐蔭がチャンスを作り出し、ゴール前にフラフラっ〜としたボールが左から中に入るのだが、このボールに対する相模原DFの対応が悪く、桐蔭・青木に奪われて、そのまま持ち込まれて先制点を奪われてしまう。左から入ったボールだが、ゴールラインを割りそうな弾道だったことで、相模原DFの対応はやや中途半端となり、この対応のまずさが失点に繋がってしまった。

ここですかさず、秋葉忠宏「監督」から檄が飛ぶ

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「おい、工藤、同じ事は2度すんな。時間はあるから落ち着いてやれ!」

この言葉で落ち着いたのかは微妙だが、失点したことを引きずらず、ボランチ2人がゲームを組み立て、サイドを有効につかった自分たちの攻撃を繰り広げる相模原。25分過ぎから流れは一方的となり、同点も時間の問題か…という雰囲気が漂いだし、29分に右サイドで縦パス1本から齋藤が抜け出し、これを豪快に蹴り込みまずは同点。そして35分には連続攻撃から得たCKのチャンスに、齋藤が今度は頭で合わせ、前半のうちに逆転。

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正直なところ、前半で逆転した時点で勝負ありだった。

後半は前半以上に一方的な相模原ペース。その中でも、元横浜Fマリノスというよりも、どうしても「東福岡の…」というイメージがいまだにある、古賀誠史のプレーにちょっとしびれました。後半6分には裏からのスルーパスに見事に反応して、得意の左足で豪快なシュートを決め3-1。だが古賀誠史、「今日のハイライト」は、3分後の4点目のシーンで姿を現す。

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相手陣内に入ったぐらいの位置から、古賀が大きく右サイドへサイドチェンジ。このキックだが、パスの距離感や正確性が見事すぎた。かなり古い話ですが、釜本邦茂引退試合で見せた、オベラーツの芸術的なサイドチェンジを思わせるようなパスが右サイドの富井に入る。そして富井は前に切れ込み、坂井の上がりを呼び込み、ボールは坂井を経由して最後は中央に走り込んできた水野がきれいに合わせて4点目を奪う。

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全体の見事な連動も褒めるポイントなのだが、それ以上に「古賀誠史健在」を思わせる、芸術的な左足のキックにかなり感動(笑)

試合はこのあと、ロスタイムにもPKで1点を追加した相模原が5-1と快勝。昨年、天皇杯予選で1-2と敗れた相手に見事リベンジ達成となり、本大会まで「あと1つ」となった。

さて、決勝の相手だが、この日の第2試合で横浜Fマリノスユースを2-0で下したY.S.C.Cと決まったのだが、この対戦、なんとも興味深く、意味深な試合となることは確実だ。

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関東リーグ1部で優勝し、すでに地域リーグ決勝大会の出場権を得ているY.S.C.C。それに対して、本来「JFA優遇枠」について7月に決まるはずだったのだが、9月までに決定が先延ばしになったSC相模原。やはり県1部から、いきなりの「飛び級対応」については賛否両輪があることは事実であり、県リーグの成績だけで「実力あるチーム」と判断し難い状況である。そんなことから、優遇枠についての決定が9月まで先延ばしとなり、事実上「天皇杯をがんばりなさい」という宿題を突きつけられた格好の相模原だが、天皇杯予選決勝が「最終試験」ともいえる試合となったのだ。

関東1部で優勝したY.S.C.Cに勝てるだろうか?
以前、Y.S.C.Cの三宅監督は相模原について「カテゴリーが違うの特に意識しません」とコメントしていたのだが、ついに意識する時が来た。

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相模原の秋葉監督だが、「ここまで来た(決勝)んだから、選手には楽しんでこいと伝えます。特に相手を意識することはないです。それよりも、いかに自分たちの戦いが出来るか、そして冷静さを失わないで戦えるかでしょう。先(地域決勝)を意識しないで、楽しんで決勝に臨みます」とコメントしてくれたのだが、果たして楽しめる試合となるか注目である。

最後に、SC相模原の実力ですが、十分に「優遇枠チーム」としてやれると思いますね…

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