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2010年8月 4日 (水)

ノルマ達成まであと1勝

JFL後期第5節 @たつのこフィールド
流通経済大学FC 1-0 アルテ高崎
[得点者]
78分中美(流経大FC)

今季のアルテだが、内容は決して悪くはなかった。チームというか、選手個人個人のやる気が非常に感じられていたのだが、5月30日の町田戦以降勝利がなく、徐々にトーンダウンしてしまっている。戦術に関しては、中盤がフラットな形でやってきたが、ここ最近の状態を踏まえてリスクを最小限に抑えるために中盤をボックス型に変えているのだが、これが結果に結びつくだろうか?

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さて流経大FCだが、前節の町田戦は実力差をきっちり見せつけられ、完敗に終わったが、中野総監督は、「町田戦の負けはある意味想定内ですが、次(アルテ戦)が重要ですね。やはり4試合で勝ち点9は欲しいですから」とコメント。さて、前節このように語ってくれた中野総監督だが、大学選抜遠征同行のため不在で、この日は柴田JFL監督に全権が委ねられた。

[流経大FCスタメン]
ーーー武藤ーー久保ーーー
ー河本ーーーーーー福井ー
ーーー小島ーー村瀬ーーー
田向ー小川ー長浜ー保戸田
ーーーーー高宮ーーーーー

[アルテスタメン]
ーーー佐藤ー飯室ーーー
ー山藤ーーーーー益子ー
ーーー白山ー植松ーーー
秋葉ー増田ー小川ー山田
ーーーー岩舘ーーーーー

試合は、立ち上がり直後にアルテの佐藤がいきなりシュートを放ってスタートするが、その後は流経大FCが落ち着いてボールを回してペースを掴んでいく。5分以降からのポゼッション、展開、シュート数でアルテを上回り、優位に試合を進める流経大だが、相手のスローテンポに合わせてしまったのか、鋭さがなく、やや単調な攻撃に終始してしまう。

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さて、なかなか攻め手のないアルテだが、左右にボールを展開して突破口を切り開こうという意図は見えるのだが、流経大FCのブロックの前になかなか前に進入していけない。そんな中でも、左サイドバックの秋葉だけはいい攻撃参加を見せ、流経大FCゴールに迫っていく。そして25分、秋葉が左サイドを突破して中央にクロス。絶妙なボールが入り、流れの中でのチャンスとして、この試合一番の決定機を迎えるが、佐藤のヘディングはバーの上。

しかし、その後は常に流経大がペースを握る展開に終始し、26分には河本、32分には久保と続けて惜しいシュートがアルテゴールに飛ぶこととなり、36分には武藤が中央でボールを受け、左に流れてシュート。完全に決まったかと思われたが、シュートは無情にもポストを直撃…

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流れを掴み、フィニッシュまで持って行きながら、なかなか先制点が奪えない流経大。少しイヤな流れかな?と思われたが、一つのアクシデントが試合の流れをまた変えていくこととなる。

アルテで唯一いい攻撃を見せていた秋葉が、38分のCKで流経大GKの高宮と接触。このアクシデントで左まぶた上を数針縫う裂傷を負い、負傷交代となってしまう。これまで、左サイドからチャンスを作り出していた秋葉の交代により、攻撃力が低下してしまったアルテ。秋葉の負傷により、突破口を失ってしまった形となってしまった。

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前半はスコアレスで終わったが、HTで流経大FC・柴田監督はチームにこんな指示を飛ばした。

・相手に合わさずにスピードを上げていけ
・テンポアップは非常に重要
・もっと自信を持ってボールを回せ
・DFはもっと回りをみてプレーしよう
・常にサイドチェンジを意識しろ
・裏を意識したプレーを心がけて欲しいが、武藤と久保が同じスタイルにならないように注意すること

後半に入ると、アルテもややペースを取り戻し、前半よりも前にでるシーンは増えたが、決して「決定的」と思えるような場面にまでは発展していかない。対する流経大FCはポゼッション率こそ前半よりやや後退したが、監督の指示にあった裏を狙う、テンポをあげるという形を追求し、チャンスシーンを作り出していく。

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しかし、35.1度という猛暑の中で戦う両チームの選手からは、徐々に体力が奪われ、試合全体のペースが急降下していく。お互いに決定機が作れないまま時間が進み、あとは交代選手がとこまで動いてくれるかに、試合の流れが懸かってきていた。

73分、センターバックの小川が足をひねってしまい、ここで無念の負傷交代となるのだが、ここで柴田監督はボランチの木下を投入し、田向をセンターに回し、福井を左SBに下げ、小島をアタッカーのポジションにスライドさせるシステム変更してくる

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ーー武藤ーージョシュアー
ー中美ーーーーーー小島ー
ーーー木下ーー村瀬ーーー
福井ー田向ー長浜ー保戸田
ーーーーー高宮ーーーーー

実はこの交代だが、小川が負傷する前は、小島out→中山inを考えていたそうなのだが、小川が痛んでしまったことで、急遽、この対応となったのだが、結果的にこの交代策、システムチェンジが勝利を引き寄せていく。

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ボランチで窮屈なプレーに終始していた小島だが、前に出たことで水を得た魚のように、積極的に攻撃に絡み出し、左の中美とともに、鋭い攻撃を繰り出してくる。そして78分、ジョシュアから小島に流れ、左サイドをドリブルで駆け上がり、中央に低いクロスを入れると、これに中美が合わせて流経大FCがついに先制点を奪う。

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しかし81分、流経大FCはゴール正面でFKを与えてしまい、アルテ15番・山藤の蹴ったボールはゴール左隅に飛んでいき、同点ゴールか?と思われたが、これは高宮がスーパーセーブ。

その後は前線の2人が体を張ってボールをキープして時間を使い、しっかりと勝ち点3をゲット。90分間の内容を踏まえても、流経大FCの勝利が妥当だったといえる試合でもあったが、もっと楽に勝てた試合だろう…という思いも強かった。

これに対して、試合後の柴田監督は開口一番「内容は悪かったですね」と先にきりだした(笑)。そして「ただ、内容はどうあれ、勝ち点3を奪えて本当によかったです」とも答えてくれた。

確かに、今の流経大FCは内容うんぬんを求める段階ではないのも確か。残留のために、なりふり構わず、という姿勢を中野総監督も指示しているのだから…

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そして柴田監督はこう続けた。

「ここまで、結果が出ないなりにも成長を続けてくれた1年生が結果を出してくれたことは本当によかったし、軸になるトップの選手が入ってくれたことで、若い選手たちが落ち着いてプレーすることが出来た。前節の町田戦は実力差もあり、仕方がない部分もあったが、今日のような接近したレベルの相手に、しっかり勝てたことは大きな経験になるし、残留にむけて貴重な勝ち点を積み重ねられました。

ただ、トップからの選手だけではなく、内山とか名雪といったJFLチームの選手がもっと伸びてくれて、彼らが軸になってくれれば言うこと無いですね。あと、武藤や村瀬、小島、長浜などは、次の試合がJFLで最後の試合になりますが、登録変更期限最終日までに、トップ、JFLでどう選手を入れ替えるか中野さんともう一度相談する予定です」

さて、次節ホンダロック戦が、今回登録された助っ人組の最終戦となる可能性が高いが、果たして中野総監督の思惑通りさらに勝ち点を上積み出来るだろうか? ここでロックに勝てば、得失点差は離れているものの、勝ち点差では「1」に接近。なんとか残留するためにも、この試合は絶対に落とせない試合だ。

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また敗れたアルテ高崎だが、出口が見えないトンネルに差し掛かってしまっている状態。そんな中で、次節は町田ゼルビアと対戦するのだが、なんとか気持ちを切り替えて挑んで欲しいところ。ここで敗れてしまえば、一気に降格圏突入ということにも繋がってしまうし、天皇杯予選を流れの悪い中で戦うこととなってしまう。まさに正念場を迎えたと言ってもいいアルテ。

ここ一番で「後藤マジック」をもう一度見てみたいものだが…

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