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2010年7月26日 (月)

町田完勝

JFL 後期第4節 @たつのこフィールド
流通経済大学FC 0-3 町田ゼルビア
[得点者]
67分雑賀、83分・90+1分山腰(町田)

JFL残留に向けて、期間限定で選手を入れ替えてきた流通経済大学FC。前節のFC琉球戦では、内容はともかく2-0と勝利して、まずは入れ替え効果が発揮された結果となり、今節は町田ゼルビアをホーム・たつのこフィールドに迎えた。

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FC琉球戦では、保戸田春彦、小川晃平、長浜浩太、小島聖矢、村瀬勇太、河本明人、古川大士、武藤雄樹と、いきなり8人を起用してきた流経大FCだが、この日は入れ替え組の小島聖矢、河本明人、古川大士の3人はベンチからのスタートとなり、混成度の高いメンバー構成となっていた

[流経大FCスタメン]
ージョシュアーー武藤ーー
ー堀河ーーーーーー中美ー
ーーー木下ーーー村瀬ーー
福井ー長浜ー小川ー保戸田
ーーーーー高宮ーーーーー

[町田スタメン]
ーーー勝又ー木島ーーー
ー酒井ーーーーーー星ー
ーーー柳崎ー太田ーーー
斎藤ー津田ー雑賀ー藤田
ーーーー修行ーーーーー

試合の注目だが、入れ替えを行った流経大FCが、どこまで上位の町田ゼルビアに食らいついていけるかだったが、現実的には圧倒的な力の差を見せつけられてしまう。

試合序盤こそ、両者ともども慎重の立ち上がりを見せ、静かなスタートとなったが、9分過ぎから町田が連続してCKのチャンスを奪うと試合は一気に動きを見せるようになってくる。いや、町田がペースを掴んだという言い方の方が正しいだろう。1 vs 1での技術の高さ、ヘディングでの競り合い、球際の攻防、セカンドボールへのアプローチ。どれをとっても町田の方が優っている。

試合前、前回の対戦(1-5)の内容を踏まえ、太田康介の動きをしっかり捕まえろ、攻撃を仕掛けてくる両サイドに対して、勇気をもって前に出て対応しようと、柴田監督から伝えられていたものの、福井、保戸田だけではなく、2列目の中美、堀河も相手攻撃陣のアタックの前に自陣から出ることが出来なくなってしまう。

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しかし、連日35度を超える猛暑が続く気候の中で、試合は行われていることもあり、前半の町田はややペースを自重しながら戦っていたこともあり、流経大も決定的なピンチという場面はそう作られることもなかった。そして前半の終盤では武藤がシュートを放つなど、やや流れを引き戻した上で、前半はスコアレスで折り返す。

そして、流経大FCはHTにこのような指示を与えた

・6番(太田)を必ず抑えろ
・相手の攻撃に対してラインを下げてもいいが、下げるだけではなく、しっかり相手にプレスを掛けろ
・相手の攻撃に対して勇気を持って対応しよう
・16番(斎藤広野)は常に高い位置を取っているので、そのスペースの背後を狙え
・相手にびびって蹴り出してはダメ。しっかりと繋いで回す。
・とにかく自信をもってプレーする。そしてじれないこと

という指示を受けて、後半のピッチに立った流経大FCなのだが、前半以上に相手のプレッシャーを受け、為す術なくやられ続けてしまう。町田は後半から酒井良に替わってFWの山腰を投入。勝又はやや下がり目に位置したものの、3トップと呼べる布陣に変更するが、これが見事にフィットする。前半以上に躍動する町田攻撃陣。この日、ゴールこそなかった木島良輔だが、気迫溢れるドリブル突破で町田の攻撃をぐいぐい引っ張っていく。

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HTに柴田監督からあった指示が、どれも実践できず、ずるずると相手攻撃の前にただひたすら耐える展開となってしまう流経大FC。結局、勇気を持って対応しようという指示もむなしく、全体が引いてしまったことで、セカンドボールを拾うことが出来ず、相手に連続攻撃を許し、さらに戦局は相手に傾いていく。流経大FCは55分、60分と連続して選手交代を仕掛けるが、どうしても流れを引き寄せることができない。

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町田としては、圧倒的に攻めてはいるものの、得点が奪えず少々イヤな流れかと思われた67分、CKのチャンスを得る。そして上がっていたDFの雑賀が、見事に頭で合わせて待望の先取点を奪う。しかし流経大FCも、すぐさま同点に追いつくために68分に久保を投入。

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そしてこの久保が31分に惜しいシーンを作り出す。村瀬が相手ボールを奪い、前にいた久保にパス。自陣で受けたボールに、躊躇無くドリブル突破を選択した久保は、そのまま突進。PA付近まで進み、そこからミドルシュート。シュート自体は上に逸れてしまったが、積極的な姿勢をみせてくれたことは評価していいだろう。

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しかし、後半の流経大FCのチャンスらしいチャンスは実はこのシーンのみ。あとは完全に町田の動きに飲み込まれてしまい、75分以降は一方的な町田ペースとなっていく。その中で、交代で入った選手がそれぞれ「仕事」をしっかりこなして勝利に貢献。後半から入った山腰が、前節に続き結果を残すことに。82分、左サイドでチャンスを掴んだ町田。太田が繋いで山腰にラストパス。これを冷静に決めて2-0。

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さらに85分に木島と交代で入った小川がドリブルでチャンスを演出。ロスタイムに入り、小川がボールを持ち、コーナー付近でボールをキープするかと思ったが、キープを選択せず、ドリブルで果敢にアタック。これが見事にチャンスに繋がり中央にグラウンダーのクロスを入れるが、これも最後は山腰が決めて3-0。

町田の完勝である。

試合後の相馬監督は、思い通りの試合ができて非常に満足しているというコメントを残したが、にこやかな表情で「前半に点が取れていれば言うことナシなんですけどね」とも続けた。また、交代で入った選手がそれぞれ、自分の役目を理解し、それを遂行してくれた事に対しても高い評価をし、この流れを次節にも繋げていきたいと語った。

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さて流経大FCだが、ぐうの音も出ない完敗であった。結局、柴田監督が指示した、「6番(太田)を抑えろ」「スペースの裏を狙え」「自信をもってプレーしよう」は、残念ながら何一つ遂行できず。そして中野総監督は完敗を認めた上で「相手より走れていないのに、勝てるわけはありませんよ」と、苦笑いしながら試合を振り返ってくれた。

確かにこの日は完敗であった。正直なところ、全てにおいて相手の方が1枚も2枚も上手だったことは認めるしかないだろう。しかし、流経大FCは、いまだに降格の危機にあることは変わりはない。入れ替えで入ったメンバーは、あと2試合で再びトップに帰ることが濃厚だが、その残り2試合で「勝ち点6」というお土産をおいて帰ることが出来るだろうか?

まずはしっかり気持ちを切り替えて、次節に望めるかが、残留に向けてのポイントとなるだろう。

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