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2010年5月 3日 (月)

保土ヶ谷乱打戦

関東サッカーリーグ1部 第5節
2010年5月1日 @保土ヶ谷サッカー場
Y.S.C.C 5-3 さいたまSC
[得点者]
10分・91分寺田、24分辻、85分服部、95分松田(Y.S.C.C)
32分・53分田嶌、83分清水(さいたま)

首位に立つY.S.C.Cが、3位のさいたまSCと対戦。

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さいたまSCは、先日(第2節。4/10 vs FCコリア)も見たのだが、その時のメンバーから5人も変わっていた。ケガやコンディションの問題だけではなく、新加入の選手が合流したこともあり、今回の起用になったとのこと。

さいたまSCスタメン
GK:1、DF:4、5、8、13、MF:13、21、33、50、FW23、38

Y.S.C.Cスタメン
GK:16、DF:3、5、13、19、MF:7、10、20、25、FW4、11

さて、前節でヴェルフェたかはら那須が足踏み(※0-0 クラブドラゴンズ戦)してしまったこともあり、首位に立ったY.S.C.C(以下YS)。関東リーグを代表する強豪チームとして、確かな実力が備わってきたこともあり、この日も序盤から試合を有利に進める。まずは10分右サイドでFKのチャンスを得ると、これにDF寺田が頭で合わせてYSが先制。この1点で精神的に楽になったYSは、ボランチ10番石川を中心に、多彩な攻撃を仕掛ける。2列目の選手が次々と前に飛び出し、分厚い攻撃を繰り返すYSは、24分に右サイドでチャンスを作り、最後は中央で11辻が押し込み、早くも2点目を挙げる。

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守備に奔走し、攻撃の形を作れなかったさいたまだが、30分にワンチャンスでCKのチャンスを得る。ここでFW38番田嶌が頭で合わせて1点を返す。この追撃弾で、さいたまは波に乗れるかと思われたが、YSの気持ちの切り替えが良かったこともあり、流れを奪い返すことは出来ないまま、前半を終えてしまう。

後半に入ると、さいたまもペースを奪い返し、イーブンの展開へ変わっていく。そんな中で53分にチャンスを掴み、ゴール前で混戦になったところを田嶌が詰め、ついに試合を振り出しに戻す。これで今度こそ、流れを掴めるかと思ったのだが、思わぬプレーでさいたまは大ピンチを迎える。56分、GKとの接触プレーで23番宮島がこの日2枚目のイエロー。退場処分となり、残り時間を数的不利で戦わなければいけなくなってしまう。

これで、俄然YS有利かと思われたが、簡単に試合は進まない。あくまでも私見なのですが、さいたまSCに対しては「地味に強い」という印象を持っているのですが、この日も「地味に」ここから粘り強さを発揮して、試合をおもしろくしてくれた。数的有利となったことで、試合の流れは完全に、YSペースとなり、実際に何度もチャンスシーンを作り出していた。だが、しっかりと守りを固めるさいたまディフェンスをなかなか攻略できない。

それどころか83分、中盤で奪ったボールを縦にロングフィードすると、これに21番清水大輔が反応。完全にディフェンスは裏を取られてしまい、清水に追いつけない。あとはGKのポジションを見て決めるだけだった。

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10人で戦っているさいたまSCがついに逆転。
サポーターと喜びを分かち合う清水。
これだからサッカーはおもしろい…

残り時間は時計の上ではあと7分。だが、GKが負傷した時間があるので、ロスタイムはかなり長めのはず。そう考えると、さいたまが耐えなければ行けない時間は、あと12分はあると思われた。いくらリードを奪ったとはいえ、体力的に一番厳しい時間帯を迎えることもあり、凌ぎきれるか微妙でもあった。

YSはここで最後の交代カードを切り、さらに攻撃的に出る。そして85分、CKのチャンスを得ると、19番服部が頭で合わせ土壇場で同点に追いついた。こうなれば、YSはもう押せ押せである。90分は過ぎたものの、予備審のロスタイム表示が「5」と示した瞬間、選手は「勝てる」と強く感じていた。完全に精神的に上回っていたYSは、またも猛攻を仕掛け、今度はゴール前でFKのチャンスを得ると、これに再び寺田が頭で合わしてついに逆転!

4-3となり、後は残り時間をキープでも良かったのだが、YSは攻撃の手を緩めない。95分に再びCKのチャンスを得ると、今度は松田が頭で合わせ、激しい点の取り合いにピリオドを打つ一撃をゴールにたたき込んだ。

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試合は5-3で終了し、YSはガッチリ首位をキープしたのである。

試合後、プレースキッカーであり、この日4アシストを記録した7番中村竜也は「蹴ればみんな入るっていう感じでしたね」とにこやかに語っていたが、彼の右足から放たれたボールの正確性は、他のチームにとって「脅威」であることは間違いない。JFL昇格を目指しているYSにとっては、彼の「右足」は必要不可欠な存在となってくるだろう。

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ただ、いい面だけではなく、課題も少なくはなかった。
この日、5得点奪ったとはいえ、流れの中から奪った得点を1点のみ。あとは全てセットプレーからの得点なのである。さらには、相手は1人少ない10人であるのだから、セットプレーに頼るだけではなく、やはりここは崩して得点を重ねたかったところだ。確かに、地域決勝などの大舞台では、セットプレーというものは、大きな武器となるのだが、「上」を目指すチームとしては、もっと「崩し」のバリエーションを持ち合わせたいところでもある。

まあ、注文もいろいろありますが、ゴールシーンも数多く飛び出し、両チームとも気持ちがしっかり入った好ゲームでありました。

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