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2010年5月 2日 (日)

1部復帰に視界良好

プリンスリーグ関東2部 第4節
2010年4月29日 @育英グラウンド
前橋育英 1-0 川崎フロンターレU-18
[得点者]
66分柏俣翔也(育英)

 

昨年、夏のインターハイで王者となったものの、その前に行われていたプリンスリーグ1部で9位に終わり、2部降格となってしまった前橋育英。今年は「1部復帰」を合い言葉に、この大会に挑んでいる。

さてこの試合では、序盤から育英は「らしさ」を存分に発揮。
小島ー湯川のボランチコンビから繰り出される多彩なパスワークが冴えたり、トップや両サイドに次々とパスが入り、チャンスを作り出していく。パスだけではなく、自分でもチャンスと見るや果敢に突破を仕掛け、川崎に攻撃する機会をなかなか与えない。

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育英スタメン
ーーー白石ー小牟田ーー
柏俣ーーーーーー四分一
ーーー小島ー湯川ーーー
筑井ー北爪ー李ーー大関
ーーーー牛越ーーーーー

先日の練習試合(ザスパ草津U-23戦)でも存在感を見せつけたFW小牟田は、この日も競り合いで「強さ」を披露。中盤からの展開だけではなく、トップに預けてから展開と、いくつものパターンを織り交ぜて、早々と育英が試合のペースを奪っていく。15分以降、ほぼ一方的な試合となり、30分〜40分にかけては、いつ得点してもおかしくないシーンが連発。しかし、川崎守備陣も懸命のディフェンスを見せ、粘り強く対応。さらにはクロスバーも味方するなど、育英のシュートは枠をとらえるものの、どうしても得点に結びつかない。

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育英の分厚い攻撃の前に、なかなか反撃の糸口を見いだせない川崎。だが、10番ボランチの苅部がボールを持つと、チャンスに結びつく。キープ力、展開力に優れ、川崎の中でも孤軍奮闘の活躍を見せる。数少ない川崎のチャンスシーンは、ほぼ、苅部くんが起点となって生まれるのだが、それ以外の場面では、効果的な攻撃を仕掛けることができず、劣勢を強いられることとなる。

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川崎スタメン
ーーー平敷ー仲川ーーー
松田ーーーーーーー奥沢
ーーー苅部ー今野ーーー
小口ー萩間ー松原ー長野
ーーーー牛越ーーーーー

なかなかゲームを組み立てられない川崎を横目に、中盤の底でゲームを組み立て、縦に入れて展開、時にはロングパスをサイドに入れ、後ろからの飛び出しを待つ展開など、バリエーション豊かな攻撃パターンを見せつける育英。あとはフィニッシュのみ! なのだが、こればかりは相手もいることなので、そう簡単には決まらない。

攻める育英、守る川崎という図式のまま、試合は終盤を迎えようとした66分、ついに均衡が破れた。中央の小島が、右サイドに大きく展開。これをサイドアタッカーの柏俣が受けると、躊躇なく縦に抜けるドリブル突破を選択。1人かわしてペナルティエリアに入ると、迷わず左足を振り抜いた。

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先制して精神的にも余裕の生まれた育英は、次々とメンバーチェンジ策に出る。しかし、それでもサッカーのクオリティが下がらないのはさすが。終盤、川崎も猛反撃を仕掛けるのだが、育英ディフェンス陣は冷静に対応。結局、試合はこのまま1-0で終了して前橋育英が勝利。

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点差こそ1点差だったが、内容的には育英の「完勝」と言ったところ。川崎としては、繋いでゲームを作りたいのはわかるのだが、苅部以外の選手からチャンスを作れないのは大きなマイナス点。今季からプリンスリーグ(2部)に昇格してきたチームだが、残留に向けてもう少し攻撃のバリエーションを増やしたいところだ。

対する育英は、1年で「一部復帰」という「ノルマ」は達成濃厚といえよう。いや、4位以内に入るだけではなく、当然ながら優勝を狙っているし、さらには夏の総体連覇という目標も控えている今年の育英。チームの心臓であり、頭脳である、小島-湯川のコンビが、すべての試合でしっかり「仕事」ができれば、連覇も不可能ではない。

夏に向けて、楽しみな仕上がりを見せるチームに、大きく期待したい。

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