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2010年5月 3日 (月)

甘くはない1部の戦い

関東サッカーリーグ1部 第5節
2010年5月1日 @保土ヶ谷サッカー場
厚木マーカス 1-1 tonan前橋
[得点者]
41分鈴木(マーカス)
57分ドグラス(tonan)

以前から「Jリーグを目指す」と公言していたtonan前橋。

だが、群馬県リーグ1部で無敵の強さを誇ったものの、5年連続で関東リーグ復帰に失敗して、足踏みを続けてしまう。しかし、昨年6年ぶりに関東リーグ復帰を果たすと、1年で1部昇格を決め、全国社会人大会では3位に入るなど、着実に戦力アップしていることを印象づけたのだった。そして今年、JFL昇格を目指す年と位置づけ、選手を補強して1部リーグの戦いに挑んでいるのだが、ここまで2勝2敗と厳しい戦いが続いている。

開幕連敗スタートから、なんとか立て直して星を五分に戻したtonanだが、優勝を狙うには負けどころか、引き分けすら許されない状況のなかで厚木マーカスとの対戦を迎えた。

このマーカスだが、1週間前、全国自衛隊サッカー大会で優勝しており、その勢いを持続してこの試合を迎えており、非常にモチベーションが高かった。相手はJリーグを目指すチーム。だからこそ、一泡吹かせてやろうと…

マーカススタメン
GK:1、DF:2、3、4、14、MF:6、10、28、29、FW7、10

tonanスタメン
GK:33、DF:2、3、38、MF:6、7、8、15、19、FW13、14

Img_7547

しかし、tonanのメンバーですが、関東リーグで戦うには随分贅沢なメンバーを揃えておりまして、JFL以上のカテゴリー経験者を挙げると…

金子芳裕(FC琉球)
柳澤宏太(草津→アローズ北陸)
大河原亮(柏→FC琉球)
ドグラス(山形→北九州)
氏家英行(横浜F→大宮→草津)
山田智也(高崎→金沢)
林田光佑(FC琉球)
反町一輝(早稲田→強化指定で草津)
鏑木豪(横浜→FC東京→神戸→福岡→水戸→高崎)
関根秀輝(ジヤトコ→三菱水島)
森田真吾(水戸→甲府)
マルキーニョ(山形→新潟→川崎→水戸)

と、いう感じで揃っております。

さて、試合だが、開始直後から、ほぼ一方的な試合となる。
圧倒的なtonanペースである。

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さすがに、それなりのネームバリューを持つ選手を揃えているのだがら、圧倒してもおかしくはない。マーカスGKの堀は、立ち上がりのピンチを迎えたときから、「とにかく辛抱強くやるしかない!」とコーチングしていたが、まさにそのとおりであった。この日は最初から最後まで、マーカスは守備に奔走することとなり、辛抱の連続となっていく。

両サイドは完全にtonanアタッカー陣に制圧され、次から次へとゴール前にクロスが入ってくる。引こうと思っている訳ではないのだが、ラインをズルズルと下げられてしまうマーカス。序盤からサンドバック状態と言っても過言でなかった。しかし、GKの堀がここで好セーブを連発。ゴール前に雨あられのように飛んでくるクロスやシュートをことごとくブロック。さすがに自衛隊員。「防衛策」はお手のもの?

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tonanとしては、何度も決定機を迎えるのだが、ことごとく決まらない。かつて、大器として期待をかけられた反町だが、周囲との連携もまだまだイマイチだし、シュートも打てども打てどもゴールネットを揺らすことは出来ず、大ブレーキとなってしまう。猛攻に必死に耐えるマーカスだったが、20分以降になると、徐々にだがボールを前に運べるようになる。そして41分。セットプレーのワンチャンスを見事にものにして、なんと劣勢だったマーカスが先制。

たぶん、この41分のシュートが、マーカスのファーストシュートだったような気がする…
意地悪な言い方ですが、この1点で試合は俄然、おもしろくなってきた。

赤い壁をゼブラ軍団が打ち破るのか?
はたまた、自衛官のプライドで「鉄壁のガード」を貫けるのか?

しかし、時間とともにさらに攻勢を強めるtonan
3バックの一角である、ドグラスがついに攻撃参加しだしたのである。

193センチという、舶来巨神兵の力はこのクラス(カテゴリー)では絶大で、競り合いで相手を圧倒。ドグラスがゴール前に来ると、脅威以外の何ものでもない。相手DFは競り合いで勝つことを諦めて「ヘディングさせないようにしろ!」という指示を確認しあうだけとなってしまう。そして、この巨神兵の力が、ついに赤い壁を打ち破ることとなる。

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53分、左からのクロスに飛び込んだのは、なんとドグラス!
FWがいるにも関わらず、セットプレーでもないのに飛び込んでゴールを奪ってしまった。

いやはや、規格外の高さである…

ここで同点にされれば、「ガクン…」となって、逆転を許してしまうパターンが多いのだが、この日のマーカスは違った。気落ちするどころか、前半以上に「攻めよう!」という姿勢を強く見せる。相変わらず、相手に攻撃されっぱなしなのだが、中盤で奪うことが出来れば、鋭いカウンターを仕掛け、得点を感じさせるシーンを作り出していく。本来なら、「引き分けでもいい」と考えるところだが、マーカスは「勝ちに行くこと」を選択。この攻撃的な姿勢があったからこそ、tonanを相手に、緊張感のある試合ができたのではないかと考える。

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結果的に、この試合は1-1のドローという結果に終わったのだが、tonanとして痛すぎるドローとなってしまった。また、結果も痛いところだが、内容的はもっと痛かったはず。決定力不足。期待された反町は連携がイマイチ。攻撃のパターンは連動性に乏しい。ドグラスが上がった時にしか、相手に大きな脅威を与えられない。マルキーニョは全く動けない。セットプレーで簡単に失点してしまったところなど、反省すべき点は山ほど見えてしまった。やはり、ネームバリューだけで戦えるほど、地域1部は甘くはないのだ…

試合後は、まるで「敗者」のよう顔つきでベンチに戻る tonanの選手たち

氏家を中心にミーティングを行っていたのだが、果たして次節までに修正することが出来るのだろうか?
tonanは今、正念場を迎えようとしている。

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