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2010年4月22日 (木)

前橋育英 vs ザスパ草津U-23

練習試合 @育英グラウンド
前橋育英 2-6 ザスパ草津U-23
1本目:1-2
2本目:1-1
3本目:0-3

この日は、不動のボランチである市川くんはお休み。そんなこともあり、ボランチコンビは古屋-高崎のセットとなった。相手の前橋育英だが、練習試合なので背番号はプリンスリーグでの登録のものと一致せず、誰がだれなのかまったく不明。注目の小島秀仁くんはU-19日本代表合宿のため不在で、結局確認できたのは、FWの小牟田洋佑(この日は18番)くんだけ。ちなみに、U-23スタッフによると1軍+2軍をミックスした構成らしい。

[U-23/1本目]
ーーー森川ー宮下ーーー
ー清水ーーーーー天野ー
ーーー古矢ー高崎ーーー
星野ー成田ー田村ー冨田
ーーーーー笠原ーーーー

さて試合だが、開始直後からスピードとフィジカルで前橋育英を圧倒。ディフェンスラインも高い位置を取り、前からのプレスも効果的にかかり、育英は落ち着いてボールを回せない。開始早々のラッシュで主導権を握ったU-23は、5分、右SB冨田の裏へ出すフィードに森川が反応。落ち着いてトラップして、GKまでかわして難なく先制点を奪う。

Img_4674

出鼻をくじかれた育英だが、その後もペースを掴みきれない。U-23の天野、清水の両サイドアタッカーだけではなく、星野、冨田のSBまでオーバーラップを繰り返し、両サイドを完全に制圧して、さらに試合を優位に進める。すると20分、星野がドリブルでペナルティエリアまで進入すると、育英DFはこれをファールで止めてしまいPKを献上。チャンスを作った星野自身がPKを決め、早くもリードを2点差に広げる。

だが、2点のリードを奪ってから、試合の流れは大きく変わる。U-23は余裕からなのか、序盤で見せた積極性がややトーンダウン。さらに育英も相手の動きに慣れたこともあり、徐々に2トップにボールが入るようになり、展開を作り出していく。1本目に登場した小牟田くんだが、上背もあり、競り合いでは成田に全く引けを取らず、フィジカルの強さもアピール。そして30分。バイタルエリアでボールを受けると、そのままドリブルで突破し、DFを一人かわしてシュートを放つと、これがゴールネットを揺らして育英が1点差に詰め寄る。

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こうなると、勢いは高校生に移ってしまう。育英2トップにエンジンがかかり出すと、U-23の守備陣は高い位置が取れなくなる。特にボランチコンビのポジショニングが深い位置となってしまい、相手中盤にいいようにやられてしまう。市川の成長の影で控えに回ることの多い高崎だが、試合の流れを読む、ゲームを組み立てるという点を、残念ながらこの試合ではアピールすることは出来なかった。

[U-23/2本目]
ーーー西野ー高橋ーーー
ー川瀬ーーーーー白井ー
ーーー古矢ー高崎ーーー
星野ー成田ー田村ー天野
ーーーーー笠原ーーーー

後半に入ると、育英は「全とっかえ」という交代策に出る。まあ、練習試合なので、多くの選手に「ゲームを経験してほしい」という願いとともに、選手の力を「見極めたい」という、山田監督の意図もあった。U-23も攻撃陣4枚、全て入れ替えて後半に望んだが、連携の悪さを露呈してしまう。

前戦4人は今年からの入団組であり、まだまだ連携が不十分。特にFWの高橋大はスキルも高く、杉本に続くFWの昇格候補?とも一部では呼ばれているようだが、周囲をうまく活かす、さらにも自分も活かされるという部分で、まだまだだなと思わせてしまう。素材的にはいいのだが、「自分の力」だけでサッカーをする傾向がまだ強い。チームとして戦う以上、自分だけではなく周囲も活かすことも重要となる。そういった点を考えれば、今のU-23のFWのファーストチョイスが森川であることに、納得してしまうところでもあった。

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さて後半戦だが、前半の悪かった時間帯よりは修正してきたU-23だが、育英の出足も鋭く一進一退の攻防が続く。2-1のまま時間が進み、残り5分となったところで試合が動き出す。育英FW28番がワンツーから抜け出してシュートを放つと、これが決まってついに同点。

あちゃ〜〜

というシーンだった。
試合の流れ的にも、これでは完全に育英ペースである。しかし、こんな時にチームを救ったのは天野であった。入団当初からユーティリティー能力を発揮し、前線から最終ラインまでこなせる器用さを見せていた天野。前半はMF、後半はSBで出場し、同点とされた直後に、悪い流れを断ち切る値千金の仕事をやってのける。展開の中から本来右の天野が左に開いてボールを受けると、そのまま縦にドリブル突破。左から絶妙のクロスが中央に入り、あとは待っていた高橋が押し込むだけだった。

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これで試合は3-2となり、落ち着きを取り戻したU-23が、残り時間をうまくつかって「90分間」で、まずは勝利。しかし、試合はこれでは終わらず45分x2本のあとに、ボーナストラック?の30分1本が用意されていた。

[U-23/3本目]
西野ーー高橋ーーー森川
ーー白井ーーー川瀬ーー
ーーーーー古矢ーーーー
星野ー成田ー田村ー宮下
ーーーーー笠原ーーーー

またも全とっかえする育英。そして、U-23も選手を入れ替えるだけではなく、ポジションも大きくチェンジ。ただ、3本目は相手が2軍、もしくは3軍だったこともあり、特に危ないシーンもなく、3点を追加して(森川x2、西野)トータル6-2で試合は終了。正直なところ、3本目は「評価の対象外」と言ったところではないだろうか。

さて、この試合におけるU-23への評価だが、試合の入り方は良かったものの、余裕からか自分たちでペースを崩してしまい、相手につけ込まれてしまったことは反省すべき点である。天皇杯予選では、tonan前橋と対戦する「準決勝」まで、格下との対戦が続くので、今日のような「受け身」にならないように注意したい。しかし、この日は試合に出る時間の少なかった選手が、普段よりも多く出場したことは、今後に向けて明るい材料となっていくはず。今は練習試合を通して、全体の連携を深めていき、課題を一つ一つ潰していくのが肝心なのだから…

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対戦相手の前橋育英だが、キーマンの小島が不在だったのは残念だったが、今年のエース候補である小牟田の実力を確かめられただけでも、来た甲斐があったというもの。まだシーズン序盤ということもあり、多くの選手の実力と適正を確かめたい山田監督は、3本とも全員入れ替えるという荒技を使ってきた。

しかし、そこで凄いのは、どのセットで試合をしても、それなにり対応出来てしまうところだ。改めてスキルの高さを知らしめてくれた前橋育英。この出来であれば、1年でプリンスリーグ1部復帰は十分可能であると感じた試合でもあった。

最後に、3月31日の千曲川リバーフロントで行われた、パルセイロとの練習試合で靱帯損傷のケガを負ってしまった飯山悠吾だが、松葉杖姿ながらもこの日は会場に姿を見せてくれた。

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全治はやはり3ヶ月程度らしく、とりあえずは1日でも早い全快に向けて努力しますとコメントしてくれた。今季はCBで成田の不動の相棒だったゆーご。一緒に戦えない悔しい思いを、全快したときに見せつけて欲しいと願うばかりである。

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