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2010年4月 2日 (金)

U-23、初戦に向け準備万端

練習試合 3月31日 @千曲川リバーフロント
AC長野パルセイロ 2-2 ザスパ草津U-23
[得点者]
12分天野(U-23)、60分要田(長野)、66分森川(U-23、68分藤田(長野)
※PK戦(パルセイロ 8-9 U-23)

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ザスパ草津U-23にとって、今季最初の公式戦(天皇杯予選)を前にした、最後の練習試合となったAC長野パルセイロ戦。かつては、戦力が拮抗していた時代もあったが、今ではすっかり「格上」となってしまったパルセイロ。そんなこともあり、この日の対戦は、彼ら(U-23)にとって、非常によい「力試し」の機会となった。

本番が4日後に迫り、まさに最終調整となったこの試合は、ベストといえる布陣で挑んできた

ーーー宮下ー森川ーーー
ー天野ーーーーー清水ー
ーー市川ーーー古屋ーー
星野ー飯山ー成田ー冨田
ーーーーー笠原ーーーー

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2トップは森川が軸で、そのパートナーの座を宮下、高橋が争う格好になっている。強さと馬力の高橋、連携と技の宮下とカラーが違い2人だが、どちらが森川と組んでもそれなりにおもしろい。そして中盤だが、ほぼこの4人で決まりだろう。特に中盤の底でゲームを組み立てる市川朋紀のプレーが今一番光っている。U-23に所属して3年目のイッチー。かつては線の細さとプレーする際の「自信」が感じられなかった。だが、勝負の年のなる今年は、試合を組み立てるのは自分だ!ということを意識したのか、非常に随所で落ち着いたプレーを見せ、正確なキックから次々のチャンスを生み出している。

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この日の1点目も彼のFKから生まれ、後半に入っても得点にこそ繋がらなかったものの、「唸らせる」パスを連発。最後に最終ラインだが、飯山が負傷でしばらく出られないことが予想されるため、成田のパートナーは田村に落ち着きそうだ。

今年新加入の選手も「スキル」という点では決して低くはないものの、去年から在籍する選手に比べ連携と戦術理解という点では、まだまだ追いついてはいない。そんなこともあり、ここ最近のTM1本目はほとんどこの形で固定されてきていた。

さて、このパルセイロとのTMだが、U-23にとって最高の相手と言えた。

今年から群馬県リーグ4部所属となるU-23。そしてパルセイロは北信越1部。所属カテゴリーでは、当然ながらパルセイロの方が格上なことは間違いない。だが、カテゴリー差があるとはいえ、Jの下部組織であるU-23が負けていい訳はない。さらに、天皇杯出場を目標にしているため、群馬県予選でtonan前橋やアルテ高崎といった格上からの勝利が絶対条件となってくる。それを考えたときに、tonanやアルテと同等(もしくは上?)の力を持つパルセイロとの対戦は、格好の「予行演習」であり、自分たちの力を計る上で最高の対戦相手でもある。

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以前、連携がばらばらで厳しい評価をした今年のU-23。

確かにこの時期は小雨や本白根のグラウンドは、まだ雪に覆われており、広い場所で全体練習をすることは出来ない。そんな事情もあり、周辺の体育館での練習が多く、連携が未熟なのはいたしかたのない部分でもあった。しかし、今年は木村コーチだけではなく選手全員の意識は違っており、この日のパルセイロ戦で見せた連携・パフォーマンスは1週間前のTMから大きく進化していた。

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U-23に対するクラブからの支援(経費面を含め)は年々厳しくなり、さらに今年はサテライトリーグがなく、自分たちが最高のパフォーマンスを見せなければ、大事な実戦の場を失ってしまう。さらには、チームの存在意義すら疑問視されてしまう可能性もあった。

プリマハムやリエゾン時代に「負けたら終わり」を経験してきた木村コーチは、練習のたびに、試合のたびに「オマエたち、負けたら終わりなんだよ? わかってる?」と何度も口にしてきたが、試合が近づくにつれ、やっと選手達自身はその言葉の重さをしっかりと受け止められるようになってきていた。そしてこのパルセイロとのTMだが、立ち上がりから素晴らしいサッカーを披露したのだった。

2トップが高い位置からプレスをかけ、中盤でのルーズボールはしっかりとボランチがフォローし、素速くサイドに展開。これに星野が果敢にオーバーラップを仕掛け、いい流れを作り出しゲームを支配。序盤からチャンスを掴んだU-23は12分、市川からのFKに天野が頭で合わせて先制点を奪う。パルセイロは自分たちの形でボールキープが出来ず、ミスも連発。この後もU-23のペースで進んだが、結局1-0でのままで前半は終了。そして後半だが、パルセイロはついにレギュラークラスが登場。土橋、要田、宇野沢といった実力のあるJ経験者がピッチに現れた。ここからが、U-23にとって本当の勝負である。

後半に入ると、やはり中盤でタメの作れる土橋が入ったことで、パルセイロは落ち着いた試合運びを見せ出す。しかし、若さと気合いで頑張るU-23は「名前負け」せず、果敢に相手に立ち向かう。55分にはゴール前で森川が抜け出し、シュートを放つも惜しくもポスト直撃。決めるべきところで追加点が奪えないと、いやな流れになるものだ。そしてパルセイロは要田、宇野沢、藤田の動きが徐々にさえを見せ始める。そして60分、藤田からのクロスに要田が頭で合わせて同点。このとき、U-23ディフェンス陣は振り切られてしまい、要田をノーマーク状態にしてしまった。さすがに「個」の力の違いを見せつけられた場面でもあった。

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だがU-23もあきらめない。66分にまたも森川が抜け出し、今度はこれを冷静に決め2-1と再びリード。後半に入って押される場面も増えてきたが、市川・古屋のボランチがコンビが奮闘し、カウンターの起点となる。このままいい流れを持続できるかと思われたが、思わぬ落とし穴が待っていた。68分、CB成田がゴール前で痛恨のミスを犯し、これを藤田にさらわれ難なく同点弾を決められてしまう。

これで試合は2-2となったが、この後は両者ともいい形でチャンスを作るも守備陣が奮闘したことで得点が奪えず2-2のまま終了。で、これで終わいかと思 いきや、PK決着のボーナストラックが用意されていた。これはU-23木村コーチから要望であり、天皇杯予選でPK戦になった場合を想定して行われた。ち なみにこちらは9-8で勝利したが、はっきり言ってパルセイロ側は、「あんまりやりたくねえ〜」という表情もちらほら。まあ、その辺のモチベーションがそのまま結果につながったかと…

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どちらにせよ、U-23としては格上相手に「できる」ということ証明した試合となったと言えよう。そして木村コーチもこれまでの数試合と比べて「怒鳴り声」の回数は圧倒的に少なかった(笑) 4月4日の予選1回戦を前にして、手応え上々となった練習試合だが、いいことばかりではなかった。冒頭でも記したとおり成田とCBを組む飯山悠吾は、負傷のため出られないのは痛いところ。まあ、しばらくはレベルの違うチームがしばらくは相手なので、大きな問題とはならないだろうが、夏前までに戻ってきて欲しい選手である。

とにかく、あと3日後に迫った「今季初公式戦」は非常に楽しみなことは間違いないだろう。

さて、U-23の対戦相手となったAC長野パルセイロについては、また次の機会で。

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