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2010年3月19日 (金)

課題の見えたU-23

練習試合
ザスパ草津U-23 5-2 平成国際大学(Bチーム)
1本目:0-0
2本目:2-2
3本目:3-0

結果だけ見ると5-2で快勝に見えるかも知れませんが、内容は不満と言えるものだった。

Img_0507

システムと出場メンバーはコチラ
[1本目]
ーーーーーー高橋ーーー
ーーー森川ーーーーーー
清水ー市川ー古屋ー宮下
星野ー成田ー飯山ー冨田
ーーーー後藤ーーーーー

[2本目]
ーーーーーー高橋ーーー
ーーー森川ーーーーーー
清水ー市川ーマテー川瀬
星野ー成田ー田村ー天野
ーーーー後藤ーーーーー

[3本目]
ーーーーーー宮下ーーー
ーーーマテーーーーーー
白井ー古屋ー高崎ー川瀬
天野ー田村ー飯山ー冨田
ーーーー後藤ーーーーー

今日の相手の平成国際大学だが、トップチームではなくBチームが相手だったこともあり、試合の大半はU-23が優位に進めていた。しかし、優位に進める中で非常にマズイ部分が何度も見え隠れしてしまう。序盤は木村直樹コーチの指示通り、ポゼッションを高め、「3人目の動き」を考えながらプレーし、数的優位を作り早い時間帯から決定機を迎えた。だが、フィニッシュの部分で正確性を欠き、どうしても先制点が奪えない。

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だが、時間が進むにつれ、選手個人で「力の違い」を感じ出すと流れが徐々に変化しだしてくる。これまでは丁寧に繋ぎ、常に「3人目」を意識したサッカーをしていたのだが、ボールを持てることがわかり出すと、普段やらないプレーをやり出してしまう。簡単にパスを出して繋げばいいところで、通るか通らないかわからないロングパスを選択してみたり、本来ならトライアングルを形成して攻めるべきところを、一人でドリブルで突っかけてしまうなど、相手が格上だったら「やらない」プレーをやりだしてしまう。結局前半は得点が奪えず後半戦に突入するが、あっけない形で先制点が入り込むことに。

相手GKとディフェンスの連携ミスからFW高橋がボールをかっさらい、無人のゴールに難なくけり込みU-23が先制。その後も形の善し悪しはあれど、相手ゴールを何度も脅かす。しかし、前半同様、高橋、森川の2トップがイマイチピリっとしない。GKと1vs1の場面も数回あったが、ことごとく外してしまう。それでも15分過ぎ、右の天野から中央の高橋に絶妙なクロスが入り、これを胸で落としたところに走り込んだ清水がダイレクトでけり込み、U-23が追加点を奪う。このゴールだけは見事な連携から生まれたビューティフルゴールだった。

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2-0となり、実力差からみてこれで勝負ありかと思われたが、そうでもなかった。清水が追加点を奪ったあと、緊張がとぎれたのかDFの成田がロングフィードしようとしたボールがまさかのミスパスとなり、中央にいた相手FWへの絶好のパスとなってしまう。GKの後藤もかわされ1点返され、試合の流れが変わりだしていく。1点返された後のU-23は、まるで鉛を背負っているかのような鈍い動きに終始。連携が思ったようにいかず、パスの正確性も欠き、どんどん自分たちで自分の首を絞めるような試合をやってしまう。そして35分ぐらいに、相手の連続攻撃から、今度こそ完全にディフェンスラインを破られ、同点弾を浴び振り出しに戻されてしまう。

その後も、木村コーチが目指したサッカーは披露されないまま、急いで縦に展開し、焦ってシュートを打ってしまう悪循環が続き、結局90分間のトータルスコアは2-2で終わってしまった。

選手がベンチに戻ると、木村コーチのカミナリが落とされた。

「オマエ達さあ、それで天皇杯の予選勝ち抜けると思っているの? この試合みたいな結果であれば、即PK戦になり、(勝敗が)どうなるかわからないんだよ? 1試合でも負ければそこで終わりなのが理解出来てる? サテライトリーグがない今、天皇杯に出ることはオマエ達の『義務』なんだよ。それを達成できないようであれば、オマエ達やこのチームの存在意義はないんだよ。練習場所がない、移動時間が問題なんて言っていられないんだよ。予選までもう1ヶ月切っているんだよ。こんな試合しか出来ないなら、今すぐ辞めてしまえ…」

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確かに木村コーチの言うとおりである。

今日の試合の中で、チームに「緊張感」は乏しかった。口には出さないものの、実力差から見て「勝って当たり前」と思っていたフシは間違いなく誰の頭にもあっただろう。だが、常にトーナメントと同じように「負けたら終わり」と思ってプレーしていた選手はどれだけいただろうか? 木村コーチとしては、練習試合でも「全力投球」してほしかったのだ。そうでなければ天皇杯予選を勝ち抜くなんて出来ないし、その程度の意識では到底トップに昇格できるわけがないのだから…

別に自分の目指すサッカーが出来ていないから、カミナリを落としたわけではない。自分たちがやらなければならないミッションに気がつかず、浮ついた気持ちで試合をしていたことに我慢が出来なかったのだ。さて、3本目に関しては、さすがに「カミナリ」を落とされた後だったことと、相手の運動量が下がったこともあり、完全にU-23が圧倒。マテウスの2得点を含め3点を奪い、トータルスコアでは勝利をおさめることとなった。

試合後、木村コーチは苦笑いを浮かべながら「こんなもんですよ…」と切り出した。

「でも、リーグ戦(県4部スタート)では今日の相手より弱い相手とやらなければいけないので、正直、選手のモチベーションをコントロールするのは難しいです…」
と、苦労もポツリ。

「ただ、なめた気持ちで試合に入ってしまうと、今日の試合のようになるから注意していかなければならない。また、新しい選手は去年からいる選手のような「連動」が出来ていないので、その点をしっかり修正しないと…。まあ、夏(7月)までにしっかりとしたチームを作ります」

とコメント。

天皇杯予選に関しては、予備予選はともかく、決勝トーナメントでは必ず関東リーグのtonan前橋と、JFLのアルテ高崎に勝たなければ出場できない組み合わせである。U-23から見ればどちらも「格上」であることは間違いないが、決して勝てない相手でもない。「最後までやるきる」「あきらめない気持ち」を全面に押し出して戦えば、必ず道は開けていくはず。サテライトリーグのない今、U-23が本当の意味で力試しが出来るのは、天皇杯だけなのだから、是が非でも出場権を勝ち取ってほしいところだ。

そのためにも、貴重な練習試合の機会は「意味のある戦い」をしてほしいと願うばかりである。
頑張れ、U-23!

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