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2010年1月 8日 (金)

高校サッカー準決勝/展開予想

準決勝第一試合
矢板中央 vs 山梨学院
展開予想

ともに前線から激しいプレスを掛け、高い位置からセカンドボールを奪って両サイドに展開する形がパターンの両チーム。システムも両者とも中盤がボックス型の4-4-2。そして、平均身長では大きな差もなく、とても似通ったチームの対戦と言えるだろう。

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しかし、攻撃のアイデア、引き出しという面で考えると、やや山梨に歩があるといえる。山梨の司令塔である碓井鉄平はパスのセンスだけではなく、ドリブル突破にも非凡なセンスを見せている。また、2トップの1角である伊東もポストプレーだけではなく、碓井同様、キレのあるドリブル突破を何度も見せている。さらに、今大会はケガのため、プレー時間を制限されているが、U-18日本代表候補にも選ばれている2年生FW加部未蘭がベンチに控えているところも心強い。

矢板中央としては、8番益子直樹の突破と、2年生FW中田充樹の高さがどこまで通用するかに懸かってくるはず。そして相手司令塔の碓井をどこまで抑えられるかも大きなポイント。前半戦はまずはしっかり守りきり、後半勝負というスタイルに出てくるだろう。

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さて、両者の守備力だが、矢板は3試合で2失点、山梨は4試合で2失点と、どちらも1試合1失点以下で抑えてきており、しっかりとした守備が自慢。互いに高い位置からのプレスをかけるチームなので、最終ラインもかなり高い位置となることが予想される。よって、運動量の落ちる終盤に、どれだけ相手の裏を突けるかが勝敗の行方を分けるかも知れない。

果たして、名将・横森巧は「27年ぶり」となる決勝の舞台まで進むことができるだろうか…

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準決勝第二試合
関大第一 vs 青森山田
展開予想

正直、ベスト4に残ったチームの中で、最も安定した力を持っているのは青森山田と言えるだろう。

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キャプテン椎名伸志や、中島龍基、柴崎岳といった年代別日本代表経験者を揃え、その他のメンバーも高い技術を持ち合わせ、攻守に渡り「今大会最強」という印象を与えている。特に、「事実上の決勝戦」とも言われた準々決勝の神村学園戦は、相手の攻撃を完全に封じ込めた上で、4得点を挙げる圧勝劇を見せつけた。

相手の攻撃を、高い位置からのプレスで押さえ込み、自陣までボールを行かせない。さらに攻撃に回ったときには、両サイドバックは面白いようにオーバーラップを繰り返し、常に数的優位を作り「だれかが余る状況」を作り出す。こうなってしまうと、相手は守るだけの状態となってしまう。中京大中京戦で1試合最多の10得点を挙げた神村学園も、あの動きをされてしまえば沈黙する以外なかった。

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さて、そんな「大本命」を相手にするのが、大会前はまったくノーマークだった関大第一である。八千代、藤枝明誠と強豪を撃破して4強進出を決めたこのチームの特徴といえば、全員がハードワークすることであろう。特に目立った選手のいない関大第一。そんなチームだからこそ、とにかく相手よりも走ること、動くことを徹底している。さらにかつて、国見の代名詞だったような鬼プレスを最初から掛けまくり、相手の自由を次々と奪っていく。さらにセットプレーでの勝負強さと、カウンターのスピードは一級品で、青森山田とはいえ十分なケアが必要となるはずだ。

準決勝第2試合は、下馬評どおりなら青森山田優位は動かない。しかし、キックオフ直後からはじまる、関大第一の鬼プレスが見事にはまれば、試合の行方は非常に面白くなるだろう。椎名-柴崎のユース年代最高のボランチコンビが繰り出す攻撃が勝るのか、スピードと体力の関大サッカーが、青森山田に肉薄するのか? この試合は開始10分以内の「ファーストアタック」で勝敗が分かれそうである。

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