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2009年10月11日 - 2009年10月17日

2009年10月16日 (金)

まもなく開催! 第45回全国社会人サッカー大会

ついに今週末の土曜から始まる第45回全国社会人大会。

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すでに各地域リーグでは全ての順位が確定しており、地域リーグ決勝大会に出場する16チーム中、14チームが決定しており、残すはこの大会からの2チームを決定するだけとなっている。

で、とりあえず各地域リーグからの決勝大会出場チームを紹介。

北海1位:札大GP
東北1位:グルーシャ盛岡
関東1位:Y.S.C.C.
関東2位:日立栃木UVA
北信越1位:JAPANサッカーカレッジ
東海1位:矢崎バレンテ
関西1位:三洋電機洲本
関西2位:AS Laranja KYOTO
中国2位:レノファ山口
中国3位:NTN岡山
四国1位:ヴォルティス2nd
九州1位:沖縄かりゆしFC   
九州2位:ヴォルカ鹿児島
(※中国1位の佐川急便中国は出場辞退済)

以上14チームが出場を決めていますが、土曜から始まる全社で残り2枠という狭き門を争う訳ですが、決勝まで進むには5連チャンという、あり得ないハードスケジュールが待っており、ここを勝ち進むにはレギュラー11人の力ではなく、「チームの総合力」が重要となってくる。

まあ、うんちくはこれぐらいで、今大会の展望を軽く占ってみました。
※下記参加チーム名の後ろに「☆」が就いているチームはすでに地域決勝大会出場権を得ているチームです。

<Aブロック>
AC長野パルセイロ、クラブ・ドラゴンズ、浜松大学FC☆、沖縄かりゆしFC☆、とかちフェアスカイ、FC KOREA、九州INAX、佐川急便中国

Aブロックベスト4進出予想
◎AC長野パルセイロ
○沖縄かりゆしFC
△浜松大学FC
▲佐川急便中国
と予想。

Aブロックの大本命は、決勝進出が「最低条件」となる長野であろう。かりゆしと浜松大FCという実力のあるチームも顔を揃えるが、両者はすでに地域リーグ決勝大会への出場権を獲得しているので、この大会をガチで挑むことがあまり考えられない。ただ、かりゆしとしては地域決勝で「ライバル」となりえる長野をこの時点で叩いておきたいところ。

<Bブロック>
日立栃木UVA☆、南国高知FC、三洋電機洲本☆、トヨタ自動車北海道、アイン食品、FC岐阜SECOND、小山田FC、松本山雅FC

Bブロックベスト4進出予想
◎松本山雅FC
○日立栃木UVA.SC
△FC岐阜SECOND
▲三洋電機洲本

Bブロックには関東2位のUVA、関西1位の三洋電機洲本がいるが、注目ナンバー1は北信越の松本山雅だろう。こちらも長野同様、全社での復活を目指す。さらに日本中をあっと驚かせた天皇杯史上最大のセットアップ(2-0 浦和)を成し遂げたことから、これまで以上の知名度を得てこの大会に挑んでくる。また、FC岐阜SECONDにも注目したい。

<Cブロック>
ヴォルカ鹿児島☆、レノファ山口☆、カマタマーレ讃岐、バンディオンセ加古川、厚木マーカス、ツエーゲン金沢、吉備国際工華、 札大GP☆

Cブロックベスト4進出予想
○カマタマーレ讃岐
○ツエーゲン金沢
△ヴォルカ鹿児島
▲レノファ山口

ヴォルカ、レノファ、札大GPとすでに地域決勝進出が決定している3チームが同居するブロック。ヴォルカ鹿児島 vs レノファ山口は「プレ地域決勝」という面では注目だが、このブロックはまだ出場権を得ていないカマタマーレ讃岐とツエーゲン金沢の一騎打ちとなりそうだ。バンディオンセは厳しいチーム状態であり、この大会での「復活」は難しいだろう。

<Dブロック>
FC鈴鹿ランポーレ、新日鐵大分、BIWAKO SC HIRA、tonan前橋、YSCC☆、ASラランジャ京都☆、静岡FC、福島ユナイテッドFC

Dブロックベスト4進出予想
◎福島ユナイテッドFC
○静岡FC
○tonan前橋
▲新日鐵大分

正直、ここが最激戦区となりそうな予感。そして1回戦屈指のサバイバルマッチとなるのが「静岡FC vs 福島ユナイテッドFC」だ。東北リーグでは得失点差「1」のため、2位に甘んじ地域決勝大会出場権を逃している福島もこの大会に賭けることとなる。そしてもう一つは関東2部ながら大穴でもあるtonan前橋。果たしてゼブラ軍団はこの大会で「飛び級」に挑むチャンスを得られるか?

という感じで大会展開と、長野、松本、金沢(讃岐)、福島のベスト4を予想してみましたが、果たしてこのとおりになるかどうか…。ちなみにこのベスト4予想だと、すべてのチームが地域決勝大会の出場権を獲得していないために、出場権は決勝進出2チームだけに絞られることとなる。(全社出場枠:1位・2位の2チーム→※1位・2位チームがが各地域リーグから出場権を得ている場合は、社会人大会4位までの2チーム)

で、全社の準決勝では再び「信州ダービー」の実現があるかもしれない。しかし、逆に言えば長野県の両雄のどちらかは必ず、地域決勝大会には出られないこととなる。正直、天皇杯でいくら浦和に勝ったところで、ここで勝たなければ山雅にとっては意味がない。長野にとってもライバルをけ落とす大チャンス。この両雄対決を、ぜひ準決勝で見たいところだ。

すでに地域決勝出場組が「ライバル」をけ落とすために、「ガチ」で来るのか? それとも「滑り込み」を目指すチームが目標達成となるのか? 今年も「日本一過酷でおもしろい大会」が始まろうとしています。

とりあえず、大会は土日を挟んで来週の水曜まで、市原で行われますので、興味のある方は、ぜひ市原までご来場ください。

2009年10月13日 (火)

分岐点に差し掛かったHonda FC

正直、「J1残留」が第一目標のジェフが相手ということで、Honda FC勝利の可能性もあるのでは…と思いフクアリに足を運んだが、そこで見せられた試合は、今季の(Honda FCの)不調を象徴するかのような試合となってしまった。

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ジェフは深井がスタメンから外れていたが、ほぼベストメンバーで挑んできた。対するHondaは、桶田を中盤からこれまでの左サイドバックに戻した布陣をチョイス。しかしメンバー表をみれば分かるとおり、攻撃的MFに本来FWの鈴木と早坂が入らなければならないほど、Honda FCはケガ人が多く、厳しいやりくりの中で天皇杯2回戦を迎えていた。

で、Honda FCは今季のJFLでは9勝11分8敗の10位。一昨年は優勝こそ佐川急便に譲ったが、天皇杯ではベスト8に入る大健闘をみせ、昨年はぶっちぎりで優勝を果たしたチームだが、今年はまさかの不振にあえいでいるのだ。奇しくもこの日対戦したジェフの下部組織である、「ジェフリザーブス」との対戦(4月25日)で0-1と敗戦してからチームは迷走状態に突入してしまっている。その間、チームの精神的支柱の安部裕之、中盤のコンダクター、土屋貴啓と柴田潤一郎を欠き、もどかしい試合ばかりを続けているのだ。

リーグでは不振なHonda FCだが、やはり「天皇杯」という「1発勝負」の舞台では大きな期待が掛けられていた。JFLでアマチュア最強の称号を得ることと、毎年天皇杯でJクラブと真剣勝負してそれに勝つことを目標に置いているHonda FC。どんなにメンバー構成が厳しくても、どんなに不振でも「この試合」はやってくれるのでは…という思いがとても強かった。

そして待望の試合は13時に始まった。

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前半は思った以上にジェフの出足が悪く(チグハグしていた…)、Hondaと互角の展開を見せる。正直、前半を終わったところでは「これは行く(Hondaが勝つ)かな?」という予感もしたが、それは後半開始直後にあっさりと打ち消される。49分中後から巻に渡り、これをしっかり決めてジェフが先制(オウンゴールでもおかしくないが…)。厳しい展開となったHondaだが、前半以上にボールを回せない。さらにマイボールでのリスタートを奪われるシーンが続出。これではチャンスを作り出すことができない。

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安部がいたら…、柴田がいれば…、土屋貴がいれば…と思うシーンが続出。「たられば」はいけないが、ここにHonda FCの限界が見えてしまった。これまで最強アマチュアと呼ばれ、さらにはJリーグへの「門番」と言われたチームだが、毎年新戦力は新卒入団のみで選手はほぼ25人というのが「原則」だったHonda。プロのように毎年10人近くの「出入り」が出来ないチームは熟成を目指すしかない。熟成すればどんな相手でもそれなりに対応出来るレベルまで到達するが、次第に相手から研究されつくされてしまう。そして出入りが少なく、主力が変わらないチームはいつしかピークを過ぎていくものだ。

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残念ながら、今季のHonda FCはまさしくピークを過ぎようとしているのだ。そして新しい「血」もこれまでの主力を凌駕するほどに育っていないため、今季リーグ戦のような迷走を続けてしまっている。結局のところ、本来の中盤の控え選手より、FWの鈴木、早坂に頼るしかない現状のHonda FCは、ジェフと対等に渡り合う力は持ち合わせてはいなかった。

新田、石井、安部、鈴木、桶田、吉村といったベテラン勢を、ベンチに追いやるような選手が出てこなければ、これから先のHonda FCは厳しいと言わざる得ないだろう。だが、Honda FCの苦しい状況はそれだけではない。本社の2009年3月期連結決算では、営業利益が昨年比で8割も減少しており、この危機的状況がチーム運営に暗い影を忍ばせている。経営会議でも「チーム存続について」を語られたほどだったが、関係者の努力により、チームは存続決定したものの、チーム運営費削減は至上命令になっている。そして現場を預かる監督としては、新しい選手の育成とともに、選手のモチベーション管理も難問となりつつある。

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だからこそ、昨日のジェフ戦は「勝利する」必要があった。「選手のやる気を引き出す」そして「従業員の士気高揚」のためにもJクラブを一つでも破り、「アマチュアの雄、ここにあり!」を見せつける必要があった。

しかし、それは実現できなかった。これで今年の天皇杯を終了してしまい、残りはJFLのリーグ戦のみ。だがそのリーグ戦でも、残り全勝しても優勝の可能性は限りなく厳しい。そんななかでも、Honda FCの「価値」を高めるためにも一戦必勝で挑んで欲しいと願うかぎりである。

そして来年こそHondaの代名詞である「ジャイアントキリング」を達成して欲しい。

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