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2009年10月20日 (火)

全国社会人大会・ベスト8と「両雄激突」へ…

<AC長野パルセイロ 1-0 九州INAX>
24分要田(PK)

これまでの2試合から8人もスタメンを変えて挑んできたパルセイロ。完全に準決勝を睨んだ選手起用となったが、とりあえず「最低限のノルマ」である勝利は獲得。しかし、その内容に関してはあまりにも乏しすぎた。1回戦24本、2回戦21本と放ったシュートがこの日は8本のみ。危なげない試合であったが、もう少し「力の違い」を見せられるはずの試合だったので、やや残念な内容となった。

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しかし、この日は要田勇一がゴール(PKだが)を挙げたことと、大事な「決戦」を前に主力が休養を取れたことは明るい材料といえるだろう。

<カマタマーレ讃岐 1-2 ツエーゲン金沢>
42分込山(金沢)、59分森田(讃岐)、73分諸江

ベスト8最注目カードと言われたこの戦い。ともに所属リーグで優勝を逃し、地域決勝進出のためにこの大会に賭けてきたもの同士が激突。

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試合はパスサッカーを展開する讃岐に、ガッチリ守って手堅く勝利を目指す金沢という、それぞれのカラーが色濃くでた試合となる。前半は完全に讃岐のペースで進み、10番吉澤が起点となり左右に揺さぶりを仕掛けてくる。だが金沢の体を張ったディフェンスの前に手を焼き、前半はスコアレスで折り返す。

前半のシュートは0だった金沢だが、後半開始直後にいきなり仕掛けてくる。中央から左サイドに展開してクロスを上げると、そこに飛び込んできたのはDF込山だった。マークが間に合わず劣勢だったツエーゲンがなんと先制。

1点のビハインドを背負った讃岐だが、慌てることなく前半以上にサイド攻撃を徹底。すると59分、FW森田が左からのクロスに頭で合わせて同点とする。その後も攻勢を続けた讃 岐だったが、73分にCKから痛恨の失点。

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結局これが決勝点となり、「いいサッカー」を披露しながらも讃岐は敗れ、今年もJFL昇格を逃してしまった。厳しい言い方をすれば、この大会は「敗者復活戦」という位置づけなのだから、讃岐は理想ではなく「現実(勝利することのみ)」を追求するべきではなかったのか…とも思ってしまう訳でして。

勝利したツエーゲンは、まさにその「現実」だけを求める試合を展開。内容を問えば金沢には正直何もないが、この大会においては勝った方が「正論」なのである。

<YSCC 0-1 tonan前橋>
65分山田

「格」という面で考えれば関東1部のYSCCが関東2部のtonanに負けるはずがないのだが、そうは行かないところに「全社特有」のおもしろさがあった(笑)

YSCCはこれまでの2試合はベンチ入りもフルメンバーで来たが、この日(月曜日)はベンチ入りメンバーが16人だけ。そう、多くの選手が「出社」してしまったの(笑)。これは致し方ないことであり、彼らはプロではなく一社会人なのでよっぽどの事でない限り仕事を休むことは出来ないだろう。

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ということで、ベストメンバーとは言えない苦しい布陣のYSCCに対して、やる気十分のベスト布陣で挑んできたtonanとの一戦は、カテゴリー差を感じさせない試合となる。

tonanは柳沢宏太を中心に「まずは守備から」を徹底させ、スキあれば氏家を起点とした鋭いカウンターを仕掛ける。前半こそシュート1本だったが、まったく劣勢を感じさせない試合を披露。

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拮抗した試合は65分にやっと動きを見せる。CKのチャンスから相手GKがはじいたボールを山田が詰めてtonanがついに先制点を挙げる。そして残り時間はガッチリと守備を固めで、関東2部のtonan前橋が見事4強入りを果たした。

<日立栃木UVA 1-1(PK3-5)松本山雅FC>
31分前田(日立)、78分山崎(山雅)

またも山雅は「薄氷を踏む」ような試合だった。大苦戦である。しかしだ、こういう試合を連続して「モノ」にしてくるところは不気味さを感じるし、勝負強さ、そして「天」も見方しているのでは? と感じさせるのである。

山雅はエース柿本を温存して試合に挑んできた。吉澤監督曰く「誰が出てもチーム力は変わらない」と強気のコメントだったが、前半はUVAの鋭い出足の前に、厳しい戦いを強いられることとなる。そんな中で31分に前田に先制点を奪われて、大会初のリードを許すこととなる。

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前半はシュート数10-1と山雅の完敗。しかし後半に入ると山雅も立て直しに成功して、左右の今井、大西の突破で揺さぶりをかけ続ける。さらにエース柿本や小林陽介を投入。試合の流れは完全に山雅に傾き出す。

だがUVAも体を張ったディフェンスでゴールを割らさない。残り時間もわずかになり、山雅がここまでか…と思われた78分、UVAのクリアミスからチャンスが生まれその流れから山崎が頭で合わしてついに同点。

試合は延長戦に突入するが、両者ともに得点が奪えずPK戦に突入。実はUVAの正GKの井野はこの日会場入りしてはいなかったのだ。仕事の事情だったようで、この日はサブGKのまだ21歳の張がゴールマウスに立っていた。(なんとサブにはGKがいない状況でもあった)

重要な試合で経験の少ないGKでは、残念ながら山雅のGK原とでは「格」が違いすぎた。そしてPK戦では1本も止められず、3-5で山雅が勝利して準決勝で「信州ダービー」実現となった。

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敗れたUVAだが、すでに地域決勝への出場権を持っているが、本気の試合を展開して最後まで山雅を苦しめたことは賞賛に値するだろう。地域決勝でも「難敵」となることが予想される好チームだった。

ということで、ベスト4が決定しましたが
AC長野パルセイロ vs 松本山雅FC
ツエーゲン金沢 vs tonan前橋

という「北信越大会ですか?」と言いたくなるような組み合わせですが(笑)、ベスト4全てが「Jリーグ入り」を目指しているチームで
さらには地域決勝への切符を持っていないチームが勝ち上がってきており、今日の準決勝が「最大の山場」となります。

特に第一試合の「信州ダービー」はまさに「最終決戦」といえる。

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連戦とか披露とかは関係ない。
実力差も関係ない
互いのプライドを賭け、「勝ちたい」という気持ちが上回った方が勝利する。

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果たしてこれが「最後のダービー」となるのだろうか?
平日の11時にこの試合が行われるなんでなんてもったいない…

さあ、私も市原臨海へこれから向かいます。

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